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Life in Progress

Bismarck鯖でおバカな日常を繰り返しているタルタルの、音楽と愛と欲望(?)に満ち溢れたFF11&リアル日記。
2024
04,27

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2005
10,13
冒険者が所属する国といえば、3つの国があります。
老いたる獅子と揶揄されつつも、伝統と調和が織り成す古き王国、サンドリア。
魔法発祥の地、そして今も学園都市として栄える水と緑の国、ウィンダス。
そして、もう一つの新興国こそが、ヒューム族とガルカ族によって育まれたバストゥークです。

ヴァナディールの宗教観を考えたときに、どうしても外せないのはアルタナの女神。
サンドリアとジュノの二つの国では大きくこれが作用してるのは周知の通り。
一方で、ウィンダスといえば、ある種政治と宗教が星の巫女、そしてフェンリルというひとつの大きな存在へと集約されていく中央集権型の形だと思うんです。
これは、ホルトトという謎の場所を、ヤグードと争うためにも、国策で必要なことだったのではないかと推測してみたり。
ヤグードが狙っているものも、ウィンダスが大事にしているものも、実は中央の大樹ではなく、その先に繋がるフェンリルであることは、ミッションを進めていけばわかることなんですが、それはさておき。

この2つの国に比べ、宗教観がまったく見えないのが3つ目の国、バストゥーク。
フレンドのクエさんとお話をしているときに、「みやぴんさんに言われてこの謎を調べてるんだよ^^」という話が出てきたんです。
というのも、クエさんがバストゥークめぐりをしているという謎のコメントを載せていたから、気になっちゃっただけなんですけどw
だったら、ヴァナディール大好きのタレが色々考えてみようじゃないかッ!!!ということで、
人のブログのネタをパクることにしました。ヴァナディールの不思議を追いかけてみることにしました。

以下、憶測交じりですがw


バストゥークにも確かに教会はあるものの、馴染まなかった理由があるとすれば、ガルカの存在ではないかと思います。

元々タルタルの方にミスラが寄り添った形のウィンダスの場合、特にそんな問題はなかったと思いますが、まったくの新興国であったバストゥークの場合、当時はヒュームとガルカは対等な権利を保有し、互いの利害に対してとても敏感だったんじゃないかと。
そう、ガルカには語り部という大きな思想と現実が横たわっていたわけなんスよね。
同じヒューム族が作ったジュノがアルタナ教の信奉者が多いのは、単にあの兄弟の影響だけとは思えないんです。
なぜなら、宗教というのは、国策だけではなく、教育などから波及していく面が大きいから。
バストゥークでそれが流行できなかったのは、そうしたアルタナ教の色を受けた教育が行えない事情があったからだと僕は思うんです。
元々ヒュームが抱えていた思想であり宗教を手放した理由はなんなんだろう、と考えた時、前途のガルカの事情が絡んでくるのかな、とふと思ったというわけでして。

まあ、元々物質主義のヒュームだから、そのあたりの割りきりが早かったのかな、というイメージもありますが、何にせよガルカとの融和策の一つがこの宗教1つとっても現れてるような気がしたのでした。
加えて、転生を繰り返し、しかも記憶を持って生まれてきてしまう語り部という存在にとって、楽園の扉という思想はある種対極にも見えるんじゃないかと個人的には思います。
なぜなら、転生を繰り返すガルカにとっては、「生まれ変わっても現実」であることに変わりがないから。
記憶まで持って生まれてきちゃえば、なおさらですよね^^;

楽園の扉の定義にもよるんだろうけど、ごく一部の人以外にとって、楽園の扉とは、「いつか開けるもの」であり、それはどちらかというと、「いいことしてれば、天国にいける」のに近いニュアンスじゃないかと個人的には思っています。
あくまで、NPCの話を聞いた限り、ですけどw
しかし、ずっと生きて生きて、生き続けなくてはいけない(死んでもまたはじめなくてはいけない)ガルカにとって、それは易々と首肯することはできないはずですよね?
なぜなら、いくらいいことしたって、その先には生まれ変わる自分しかいないのを彼らは知っているのだから。

それをヒュームがどこまで認識していたかはわからないけれど、一つの国を築く上で、彼らの思想とのズレに逸早く気付いた可能性は十二分にあるような気がします。
まあ、今となっては、ガルカの相対的な位置は随分変わってしまったような感じですけどorz


そんなこんなで、バストゥークの宗教観をあれこれ妄想してみました。
胡散臭かったらごめんって感じッスけどorz
本当はもうちょっとNPCの台詞なんかも引用してみたいんですが、資料がないのでとりあえずこんな妄想で勘弁してくださいw
勿論、これ以外にも色々な角度から見た時の正解があると思うし、憶測交じりなので、僕個人もこの説には半分懐疑的ですが、説明にはなるのかな、と思ってご紹介してみました。
「作り物の世界」だけど、そこに生きている人の思想があるなんて、なんだか面白いよなあ・・・。
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無題
自分もヴァナ舞台の小説を書いてる身なので、そういうことを個人的に資料で集めてます。
ヴァナディール・トリヴューンはそういう意味では、もの凄い資料集ですよw
今回の記事では、ミスラとタルが乗るチョコボがジェニット系という小型のチョコボってことが判明したりして(*´∇`*)
バスの宗教比率は、アルタナ崇拝と語り部崇拝、アルタナにも色々な派があるっぽいけど、その辺はわかんないっす;;
ただバスはお国柄なのか三国の中で一番無神論者が多いんですよね
ただ、この世界がいいところは、本当にアルタナとプロマシアという神が存在してるとこ
だから信じ易い
リアルは神様多過ぎてやになるけどさwww
ひ〜ほ〜♪: URL 2005.10/13(Thu) 19:03 Edit
無題
うはwwwブログネタ【かすめとる】キターー(ノ∀` )
流石永遠の好敵手♪やりますねw

私がまとめるより素晴らしいレポートになっていると思います^^
まとめてくれて感謝感激です♪ _(._.)_

こういう絶対的な答えがないことを、アレコレ想像するのって楽しいですよね。
私ももう少し時間かけて、この辺りの事を調べてみたいと思います^^

レポートお疲れ様でした \(^▽^)/
クエ: URL 2005.10/14(Fri) 07:07 Edit
無題
クエさんにおすすめされてやってきました〜(´∀`)
なるほどー、興味深い!
公式では、バスの信仰の20%が「語り部信奉」と書かれながらも、「厳密には哲学的なもので宗教とは呼べない」とありました。アルタナがどうとかより、そもそも宗教という死後の世界の思想と強く関わるものがガルカの転生と相容れにくかったというタレさんの考察、とても説得力ありますね。
バスは、文化や文明が発達した後にかなり自覚的に作られた新興国家だからこそ、他の2国とは違う独自性があっておもしろいと思います。
というわけで、トラックバックいただきました〜^^
みやぴん: 2005.10/14(Fri) 10:00 Edit
無題
>ひ〜ほ〜さん
さすがモノ書き、と思わず感心してしまいました。
オレの脳内補完と違って、ちゃんと資料そろえてる方のご意見、本当に参考になります。

実際の神様がいるってのはどんな気分なんでしょうかね〜。
個人的には、神様は虚像であるからこそ、責任転嫁のプログラムが成り立つと思ってるんで、実際にあんな神々がいたら、迂闊に信仰はできなくなっちゃうかな・・・。
いわゆる超能力者を見るのと同じくらい、尊敬しつつも相容れないものとしてみちゃいそうな気がします、個人的にはw
でも、そこに生きてる人たちにとって、神々がちゃんと視認できることって、インパクト大きいのは間違いないだろうなあ。

小説続き、楽しみにしてますよっ。ひ〜ほ〜さんから見たバストゥークの宗教観なんかも、よかったらまた聞かせてくださいね。

>クエさん
素敵なネタ、頂いちゃいましたw
ただ、この意見は、クエさんと話してるうちに纏まってきた意見で、実はひ〜ほ〜さんのコメントを見つつ、現実の宗教と照らし合わせたりしてみると、経済的な見地からの方が説明がつきそうな気もしたんですよ。
それこそが、他の皆さんが言ってらっしゃるような錬金術や鍛冶・彫金に纏わる部分なんですけどね。

結局宗教と名がつくものは、どこかで金銭の授受が発生するわけですが、それこそが鉱山を背景に発達してきたバストゥークには都合が悪かったのではないかと最初思ったんです。
リアルの職業柄、ついついそんな経済的な面を見てしまったわけですが、実際に教会がある以上、迫害されてるわけでもないのになと疑問に思い、上の説に変更しちゃったわけでw
ともあれ、クエさんのご意見も是非是非お伺いしたいところです。レポート待ってますよ〜!

>みやぴんさん
大御所キター(´∀`)
コメント寄せていただきありがとうございました!

脳内妄想なので、事実と異なる面もあるかもしれませんが、ガルカの語り部思想を中心とした哲学ってすごく奥深いものに映るんですよね。
とはいえ、実は3国の中ではウィンダス大好きッ子なので、バストゥークが一番遠い国、なんですけどw
みやぴんさんの考察、どれも興味深く拝読しております。バスについての考察も是非是非^^

こちらからもリンク&トラバ頂きますっ。今後ともどうぞヨロシクでっす。
タレ: 2005.10/14(Fri) 11:46 Edit
おひさです〜。
おひさでっす♪(゚∀゚)ノ

バストゥーク宗教考察、興味深く拝見させて戴きました。
確かに、ガルカ族の転生観は、
死後の世界及びそれによる救済を教義とするアルタナ教団の教えとは
相容れないものだったでしょうね。
ヴァナ・ディールの世界って、知れば知るほど、
そんな細かいところまできちんと作りこんであるんだなぁ。
タレさんありがと(*´∀`)オモロカッター

んで。
ここから先は私の妄想なのですが、モデルとしては、
1500年前後、まさしく「中世」の各国を舞台にしているのではないかと勝手に思っています。
サンドリア→ヴァロア・オルレアン朝フランス(サンドリア大聖堂=カトリック法王庁?)
バストゥーク→神聖ローマ帝国
タブナジア→テューダー朝イングランド王国
あたりなのかなと。
ただ、この年代の場合、
1517年のルターによる宗教改革は外せないわけで…
もしかしたら、バストゥークで「新アルタナ教」とかが布教されてたりとかしないかなとかw

あ〜・・・どっかにもう一個国があったけど、
あそこはモデルが見つけづらいんですよね・・・。
まぁ、猫耳&尻尾&妹萌えサイキョーってコトで。
・・・どこの秋葉原ですか。
(結局言いたかったオチはそれかよみたいな。すいmsn)

またそのうち遊んでやって下さい(ノ∀`)ノシ
Dina: 2005.10/19(Wed) 20:30 Edit
無題
>Dinaさん
おひさしブリッツw
オレの妄想にお付き合いいただいてありがとう〜。
説得力あるかはわからないけど、一つの考え方としては面白いんじゃないかなと思ったのよね。

さて、残念ながらオレは世界史ってあまり詳しくないので、見ても固有名詞があれこれ頭を飛び回ってるだけなのですが、色々見てみるとなるほどなーと思います。
たしかに、所謂アルタナの教えというのは、カトリックの流れを受けてるような気はします。
ただ、難しいのは、アルタナというのは、偶像ではなく、実在の神様でもあるところですよね。
プロテスタントの流れにいくには、そうした偶像ではない、もともとの教えそのものに回帰していくような感覚になると思うので、実際に神様がいるヴァナではなかなか土壌として新アルタナ教の誕生は難しいのではないかと思ったり。

個人的には、バスって中世のときの中諸侯くらいのイメージでいますw
世界史の記憶が抜けつつあるんで、詳しい方に補完していただきたいんだけど、あのときドイツのあたりとかって、それぞれの諸侯の国みたいな感じで分かれてなかったでしたっけ?
地理専門なので、脳内補完できません・・・だめぽwww


タブナジアのイングランドってのは、ある意味予想と違ったけど、面白いねw
確かに、もともとのカトリックから独自の発展性を遂げたイギリス国教の流れに近いかもしれないなあ。

でも、オレはミスラよりエル♀最強なので、あしからずっw
ともあれ、この議題、面白いね・・・またゆっくり話しましょうぜっ。
タレ: 2005.10/20(Thu) 17:18 Edit
今夜は完徹予定( ´_`) (遠い目
うぃっす(´∀`)ノ

レスありがとですー。
>ただ、難しいのは、アルタナというのは、偶像ではなく、実在の神様でもあるところですよね。
ここ、私の書き方が悪かったですね。失礼。
仰るとおり、プロテスタントの協議は「聖書の原点に還る」というものですが、
その語源は「protest=抗議するもの」なわけで。
私が可能性として「新アルタナ教」と書いたのは、
異なる神としてのアルタナを戴く振興の教団という意味のものではなく、
サンドリア王室との権力争いに明け暮れてともすれば権威主義に陥ろうとする
サンドリア大聖堂の圧制に対抗し、信仰の原点に還ろうとする
運動の拠り所としての新教団が生まれていてもおかしく無いのではないかと思ったからです。
アルタナは確かに存在する。
が、教団とアルタナは別のもの。
サンドリアから遠く離れ、また工業という「ひとの力」が育ち始めた
バストゥークでなら、そういう見方が生まれてきても不思議ではないんじゃないかなと。
次のアトルガンでは、ついにオスマン=トルコ(もどき)の
タマネギ屋根の建物(モスクか宮殿なのかなぁ)も登場する模様・・・
となるとジュノはヴェネツィアかな。
ジュノの某兄弟が齎した「クリスタル合成の力」は、ルネサンス以降に人類が獲得した「科学の力」の表現の一種とも
見れるのかなとか・・・
妄想全開(*´∀`)
現ドイツ周辺は、16世紀初頭であればハプスブルク家による強力な政権があったはず。
中世に中央集権型の「王室」を持たず、都市国家と法王庁が覇権を争っていたのはイタリアじゃなかったかなぁ。
世界史選択したはずなのに、私ももう記憶があやふやだったりしますがw

エル♀なら熟女フェイスが一番好きです。
でもやっぱ、サイキョーなのはエル♂&禿ガルメガネマンですわっ。
メガネさいきょーwwwwwwうぇうぇwwwwwww
Dina: 2005.10/20(Thu) 20:32 Edit
無題
ディナっち、コメントありがとうねw

新教の件、僕も深読みしすぎてしまいました。ごめんなさい。
とはいえ、逆に、今のアルタナ教が実存するアルタナを反映させてるかというと、どちらかというと偶像的なニュアンスでの信仰という気がしなくもない。
だから、そういった意味では原点での信仰にも帰れそうな気がしますが、バストゥークのように経済的なものが実権を握っているようだと発展は難しいのかもね。
所謂国ベースで盛り上げるところもどこかあると思うので・・・教育面とかも含めて。

世界史の件、ちょっと探してみます。
T大受験のときにちょっぴり齧っただけなんだよね>世界史
ただ、当時ノートに書いた記憶だけが残ってるものでw
タレ: 2005.10/24(Mon) 11:48 Edit

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ホストと言われるけど違います(´・ω・`)
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音楽だいすっき!
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Bismarck鯖でぼんやりと生きています。
音楽大好き(聞くのも弾くのも作るのも)、それなりに拘るけどがむしゃらは好きじゃない、PTは会話がないとつまんない・・・そんなヤツの日常ですが、よかったら見てやってくださいませっ。

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