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Life in Progress

Bismarck鯖でおバカな日常を繰り返しているタルタルの、音楽と愛と欲望(?)に満ち溢れたFF11&リアル日記。
2024
04,27

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2005
08,31
「プレゼントがあります」
君の手紙をもらったのは、昨日のことだった。
「夕刻、サルタバルタに来てほしいの」
「夕刻?それにプレゼントって何だよ?」
僕が怪訝そうな声で呟いたのに、君は何も答えてくれなかったっけ。

メアの岩までテレポを使ってワープし、高騰しているチョコボレンタルはせずに、歩いてサルタバルタ平原へと向かった。
時々頬を撫ぜる砂っぽい風が不思議と心地よくて、僕は夏の陽射しに手を翳しながら、短く伸びた自分の影を追いかけていく。
「ねぇ、聞こえる?」
リンクパールから僕を呼ぶ聴きなれたアルトに僕は汗ばんだ手でパールを握り締め、答えを交わす。
「・・・よく聞こえるよ。まるで傍にいるみたいだ」
「明日も暑くなるのかな?」
「うん、きっとね」
先に待ち受けてるものへの期待からか、いつもより口数は少なかった。
赤茶けた大地から舞う砂煙が、ダウンヒルへと風に乗りながら駆け下りていく。

やがて苔のような緑が少し長めのサバンナへと変わる頃、もう時間は16時を回っていた。
サルタバルタに着いたよ、と声をかけると、しばらく黙り込んだあと、かすれた声が飛び込んでくる。
「・・・久しぶりでしょ?サルタバルタに戻ってきたの」
「そうだな、もうずっとジュノにいたから。最近はエルシモ地方とかに行くことも多かったし」
そう答えながら、そういえば久しぶりだったなと思い出す。

川沿いにくだり、目の前の崖がさっとひらけた場所に出たとき、僕は思わず声を上げた。
「・・・すっげぇ」



雲が流れ、赤い色をろ過したような澄んだ空が目の前にあったんだ。
「これを見せたかったの。ごめんね、突然呼び出して」
その言葉を背に、僕は普段忘れていた何でもない景色、当たり前のようにあった母国の素晴らしさに改めて触れた気がしたんだ。
きっと、君はこれをプレゼントだと言いたかったんだってはじめて思い至った。

「・・・ごめん、ちゃんと帰るよ、これからは」
その言葉に、君がくすりと笑う。
やがてその夕焼けが藍色に染まっていくその瞬間まで、僕は立ち止まり、いつまでもサルタバルタの空を見上げていた。





サルタバルタに久々に戻ったときの夕焼けの美しさに思わず声をあげてしまって、スクリーンショットを何枚もとってしまったんですw
そのときの気持ちをもっと分かりやすい形で取っておきたくて、こんな形になっちまいました。ええ、適当ですが^^;
なんでもないことの素晴らしさを忘れないように、日々のヴァナライフを送っていきたいッスよね〜。

ちなみに、いつの間にか65000HITを超えてしまいました。
そのタイミングでラジオをやろうと思ってたのに、何も準備が進んでな〜いwテラヤバスwww
皆さん、日々訪れてくれて本当にありがとう。
第3回のネットラジオ、近日中にお届けしますので、もう少しお待ちくだされー^^
第1回、第2回ともまだ聴けるようになってますんで、未聴の方は右のメニューの「★ネットラジオ放送中★」のカテゴリーからどうぞw
−過去のラジオ、自分で聴くと恥ずかしくて照れるのはナイショd
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夕焼けに虹…
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初めて訪れる場所は自分の視点から見てみると
見えなかったものが見えるよ。
その言葉を胸にヴァナを楽しんでいます。
ありがとうございます。[/色]
なっち: URL 2005.08/31(Wed) 13:17 Edit
心に残る風景を
>なっちさん
お、コメント色変えてきましたねw

同じウィンダス出身として、この景色はなっちさんにもきっと心に残ってる風景だと思うな。
こういう素敵な景色、見るためにいろいろな苦労もあると思うけど、それもきっと大事な冒険の一つだと思います。
高レベル冒険者が多くなってしまい、どうしても周りが色々してくれたり、連れて行ってくれることも多いと思うけど、自分の目で、そして自分の足でそこに立つことの素晴らしさを是非味わってください^^

あと、私信ですが、今週ちょっとFFに触れる時間がなさそうなのですが、白にはシーフで付き合いますんで、気長に待ってやってくださいw
タレ: 2005.09/01(Thu) 10:54 Edit
うん^^ わかった♪
[色
先輩冒険者様達は本当に優しくて。どうしても気分転換に色んな場所へ連れて行ってもらってしまっています。たれっちを待ってる自分の気分を変えたいときがあるんです…私事ですけどねw
先輩方の思い出や説明を聞きながら走り抜ける、行ける筈の無い場所を見る余裕は…正直無くてw付いて行くのにただ必死ですね。でも、あたしにこんな場所も将来来れるようになるんだよ、それまで頑張れ、みたいな気持ちが嬉しくて、またここに来て良かったな、って思えてるなっちもいるんです。
たれっちの嫌いな事をして、悲しい気持ちや嫌な気持ちにさせてたら、それはあたしが悪いんです。だって、あなたがあたしと一緒に冒険しようと思って楽しみにしててくれてるなんて、考えたことも無かったんだもの。どこ見てんだろーって自分にがっかりでしたよ。
何か色々考え込んじゃってたけど、あたしなりにたれっちの優しさを忘れていないことがわかったん。
だから、あたしはあたしの周りに吹く風を感じながら、ちゃんと自分の歩きたい道を見失わないように楽しむからね。
では、長くなりすぎましたが、身体に気をつけて元気でいてくださぃ。なっちはたれっちを待ってるから。
ありがと^^[/色]
なっち: URL 2005.09/01(Thu) 21:35 Edit

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プロフィール
HN:
タレ
性別:
男性
職業:
ホストと言われるけど違います(´・ω・`)
趣味:
音楽だいすっき!
自己紹介:
Bismarck鯖でぼんやりと生きています。
音楽大好き(聞くのも弾くのも作るのも)、それなりに拘るけどがむしゃらは好きじゃない、PTは会話がないとつまんない・・・そんなヤツの日常ですが、よかったら見てやってくださいませっ。

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