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Life in Progress

Bismarck鯖でおバカな日常を繰り返しているタルタルの、音楽と愛と欲望(?)に満ち溢れたFF11&リアル日記。
2024
05,03

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2006
03,30



転勤話などが持ち上がり多忙な日々なんですが、そんな中、FATEというゲームに嵌まっておりました。
いやあ、まさかこんな好きになるとは・・・!マヤ、恐ろしい子ッ。
冗談はさておき、マジで楽しかったです。今、ファンディスクにも手を付けているところですが、それは後述。

一言で言えば、テキストアドベンチャーゲーム(18禁)なんですが・・・その範疇でくくることすら疑問に思うゲーム。
とはいえ、テキスト好き、アドベンチャー好きの自分にとって、このゲームはおそらく嵌まるのが必然だったのかも、と今にして思います。
友達から「タレは絶対はまるw」といわれて半信半疑だったんだけどなあ。

元々、所謂ライトノベルものというのは、それほど好みというわけではなくて、物語のエンターテイメント性のみが饒舌になりすぎて、感情の機微や人間の描写が薄いと思うものも多いわけだったり。
そういう点では、FATEのテキストというのは、所謂世界観から派生する設定部分での含蓄の細かさはさることながら、主人公の視点で進むこともあり、所謂ゲーム的な部分がそういった感情面を十二分にサポートされていて

、あっという間にその世界に浸ってしまいました。
最初のプロローグであったり、実際主人公の士郎が聖杯戦争にダイレクトに係るまでの部分にちゃんと日常部分が描かれていたおかげで、意外とすんなりとなじむことができました。

以下、ばれまくりんぐトークにつき注意。
プレイ前、クリア前の方、ご注意ください。

何度も言いますが、ネタバレしまくりかつ長文です、ご注意ください。


3部構成になってるFATE〜Stay Night〜。
以下、簡単に感想を。

■第一部 FATE
主人公がいきなり死亡?みたいな形から始まって少しびびりつつスタート。
聖杯戦争への導入としては、先にも書いたとおり、冒頭部分がうまく描かれていて、意外とすんなりなじむことができました。
ただ、どうしても最初は、士郎が暴走気味というか、女の子を守らなきゃみたいなことをしきりにいうのがイマイチなじめなかった部分もあるんだけど。
そのうちに、段々と彼の思想が汲み取れてきて、同調(トレース)しながら話を読むことができるようになりました。

物語的には、やはり最初に凛と組ませることで、魔術のからくりを少しずつ読み手にわからせ、慎二が介入してくるあたりから一気に戦争へと加担し始めた感があります。
この第一部では、士郎自身が持つ能力などはぱっとはしなかったものの、セイバーの強さが最初の時点で強く感じられて、読んでいて爽快感あるシナリオでした。
あと、終わり方は実は一番コレが好きなんです。
あっさりだけど、ひとつの未来のあり方としては一番現実的だったのだろうか、と。

■第二部 Unlimited Blade Works

 「――――I am the bone of my sword.」

            血潮は 鉄で          心は 硝子
 「―――Steel is my body, and fire is my blood」

           幾たびの戦場を越えて不敗
 「―――I have created over a thousand blades.
          ただ一度の敗走もなく、
      Unaware of loss.
          ただ一度の勝利もなし
      Nor aware of gain」

                 担い手はここに孤り。
 「―――With stood pain to create weapons.
               剣の丘で鉄を鍛つ
       waiting for one's arrival」

          ならば、    我が生涯に 意味は要らず
 「――I have no regrets.This is the only path」

              この体は、        無限の剣で出来ていた
 「―――My whole life was“unlimited blade works”」


凛がヒロインのお話と思って油断してたら、色々やられまくりんぐwww
なにがって、
・凛が思った以上に(いい意味で)やばかった(・∀・)b
・アーチャーかっこよすぎwww修正されるねwwwwww

前回のシナリオで、アーチャーが大していいシーンもなく終わってしまったわけですが、今回は大活躍w
つーわけで、凛がメインをとりつつも、お話の中心にあるのは、今の士郎と未来の士郎がそれぞれにもがく「正義」の形。
FATEのシナリオで少し不満だったのは、やはり士郎の正義感があっさりと描かれすぎてて、いまいち同調できなかった部分だったので、これが第二部で理想と現実、未来にもがき、最終的に理想をとるという姿勢になる流れがとても好きでした。
加えて言うなら、第三部で理想ではなく、エゴをきちんと認めたところもさらに好きだったりもw

話としては、サーヴァントが単純にこの陣営というわけじゃないので、第一部あってこその第二部だとは思うわけですが、だからこそ味わい深いシーンも多かった。
というか、無限の剣製がかっこよすぎwww
第一部よりも士郎本体が絡む戦闘が多く、それがいちいち熱いもんだから、テキストを読んでるということを忘れるくらいに没頭してた気がする^^;
加えて、固有結界という、一種の心象風景の産物を能力としてフィーチャーしたのは、士郎やアーチャーの心を理解する上でも大きな材料だったような感じもあります。

つーか、第二部は、FATEの中でもやはり一番好きな話で、冷静に語れないんですよwww
少年漫画的なアプローチも多いけれど、やっぱり熱い台詞、シーンも多いんだよな。

「いくぞ英雄王−武器の貯蔵は十分か?」
ギルガメッシュとの対決は、本当にゾクゾクものでした。
アーチャーが最後に「大丈夫だよ、遠坂」というのには思わずじーんと・・・。
って普通の感想でスマソwwwwww

冒頭の「無限の剣製」の部分ですが、アーチャーと呪文が違うと気づいたのは結構後になってからでした。
アーチャーのそれは非常に苦味があるんですが、士郎のはどこか真っ直ぐですよね。

■第三部 Heaven's Feel
さて、第二部で本筋のピースで嵌まったところでやってくるのが、この第三部、Heaven's Feel。
それまでどうも影が薄かった桜が、これほどまでに色々なものを持ち合わせたキャラクターだということがわかるのがコレ。
正直なところ、そこで零れだしてくる感情は非常に陰鬱なもので、やっていて滅入るシーンも多かったです。

ファンディスクのhollowをプレイ中の今となれば、第三部の桜なくしてあの桜はないわけで、そういう意味でも大事な部だと思います。
加えて、聖杯戦争の負の部分というのを、正直なめていた部分もあります(第二部まででも十分負の部分があると思っていたので)。
やっている最中は気分が優れなかったものの、終わってみれば、これが必然だったなと思う場面も多くて。
しかしながら、ブラックセイバーなどは、今でもちょっと解せない部分もあるんですけどねw

ただ、士郎の一番の味方であろうセイバーが早々に離脱するというのは、ある意味凛とのつながりの濃さを露にした感もあるんです。
この第三部、桜のお話というよりは、凛と桜の話だなという感じもあるんだよなあ。
士郎にとっても、敵と味方が同居しているというか、救う対象と倒す対象が同一のようなつらい選択の中で、エゴを認める選択をするというのは、彼の思う正義という思想がよく現れていて好きなシーンです。
(やってるときは、なんでそこまで正義正義っていいながら、ポリシー曲げてるんだYOとか思ったけど、終わってみると、実は一貫してたんですよねぇ・・・)

戦闘についても、第二部の派手さは少ないものの、凛と桜の最後の大盛り上がりの部分は随分とハラハラさせてもらいました。
姉は強いなあ。
実は、この第三部で印象的なのは、士郎がブラックセイバーに勝利するバッドエンドだったりも・・・w

■タイガー道場
FATEが好きな理由って、声をあげて笑うシーンが、アドベンチャーゲームとしては珍しくたくさんあること。
本編の中でも非常に多いし、なにげに藤ねえはとても好きなキャラクターでしたw
そして、タイガー道場のはっちゃけっぷりときたらすごいのなんの。
まあ、これがそのまま本編に行ったようなシナリオが多いのが、hollowだったりもするんですよね。


さて、続いて、主要キャラクターについての主観。

■士郎
一人称で進むアドベンチャーということもあり、非常に身近な主人公でした。
でも、こんなに純情なのに、エロシーンでは非常に手際がいい気もするんですけどwww
青臭い正義を語っていた彼も、その向こうにいる人や、自身のエゴを認めることで、この物語を通じて大きく変化したような気がします。
欲がまるでなかった最初のときに比べると、カッコイイやつに成長したな、というか。

魔術がまるでダメだと思っていたら、いつしか凛ですら舌を巻き、最強の敵まで倒しちゃうようなスペシャリストだったのも面白い。
正義というある種絶対的に見えちゃうような思想に対して、フェイカー(投影)というスキルの持ち主と対比は、なんだか皮肉っぽくもあり、それでいながら同一である気もする。
それこそが、無限の剣製という固有結界へつながるわけで・・・まあなんだ、ぐちゃぐちゃいってるけど、士郎のUnlimited Blade Works発動のシーン、とても好きでした。

しかし、主夫しての才能は素直にうらやましいっすよ。

■セイバー
凛とした空気の持ち主という時点で、最初から最後までとても好きなキャラクターでした。
何より、照れたりするシーンや、食いしん坊な部分がたまんないぜ、ハァハァ。
やっぱり、セイバーと士郎が共にいるシーンが一番落ち着くんですよね。一番好きなキャラクターでした。

ただ、歴史上の英霊になる前の彼女は、正直そんなに好きじゃない感も。
なんて書いてて思ったけど、やっぱり士郎との出会いが彼女を大きく変えたのかもしれないなあと思う。
律することができる人より、赦すことができる人の方がずっと大人なんですよね、きっと。
責めることより、赦すことで先に進むことができた彼女は、第一部のシナリオでは納得して過去の自分へと回帰していったんじゃないかな。

■凛
いやー、凛はベタながら好きなんですよ・・・。
主導権を握りたがるところ、本心をとにかく隠したがるところなど、どこを取ってもいいぞっw

第三部をやってみて、初めて凛という人がつかめたような気がするんです。
クライマックスでの桜との対話シーンで、私だって楽じゃなかったという部分。
あれは単なる強がりな彼女の吐露シーンというよりは、もっと違う感情の吐露だったような気がするんだよね。
hollowのエピソードにあった、桜のリボンに対して借金を取り立てるエピソードとかを見ても、単純な捻くれ度合いじゃなくて、違う次元で2回ねじってるような感じというか。

まあ、なんだかんだで、「赤いあくま」となって士郎をいたぶるシーンがたまりません。
だってオレもSが得意であり、同時にMな願望もあるのでwww

■桜
桜という人物は、正直わかりやすい負の部分を纏っているからこそ、わかりにくいキャラクターでもありました。
第三部が濃すぎてちゃんと消化できてないせいもあります。

でも、実は赤いあくま以上に怖いキャラクターというのは、色々なところでいじるネタへと昇華されていくわけで、そういう意味では突き抜けた桜は好きなんですけどねw
元々の料理好きでいい子な桜は、正直あまりインパクトがないというか。
ああ、胸はインパクトでかいけどwww

本編が終わったあとを見ても、実はまだ色々縛られたものから完全には解き放たれてない感じも受ける桜。
hollowを見ると随分幸せになった姿が描かれてますが、引き続き自分の足で歩む日々を送ってもらいたいものです。

■アーチャー
こういうゲームで男キャラに惚れるとはッwww
いやー、マジでカッコイイ。
士郎がこのままコレになるとは思えないものの、根っこの部分というか、やっぱり魂は士郎なんだよなーと思うシーンも多々。
しかし、彼にとっては、凛と戦うというのはどういう心境だったんだろうな、と改めて思うわけです。
そんな中で、「それでは凛と。……ああ、この響きは実に君に似合っている」という冒頭部分の言葉の意味はなんて深いんだろうと思いをはせてみたり。

彼の正体にプレイヤーが気付くであろう「投影開始(トレースオン)」の言葉。
いやはや・・・痺れました。

■藤ねえ
なんだかんだでとても好きなキャラクター。このゲームの中でも一番血が通ってますよね。
もっと超人っぷりを発揮してくれてもよかったなあ。実はMなのかもしれないがwww

大河は士郎をどう見てたのかなあ。弟以上の感情もひょっとしたらあったんでは、と思う。
でも、それはそれで、そういうシーンがあったら興ざめしちゃうのかもね。
士郎以上に、この日常を愛してるお方だと思います。

■以下、ざっくばらんなキャラ感想
・ライダーはイイw桜を大事に思う理由は追加ディスクで明らかになるわけですが、サーヴァントの中でも一番理知的なのかなと思う。
・キャスターはあまり好きではなく・・・でも、hollowで随分覆ったなあ。まあこれはいずれhollowのときに・・・今では随分好きになりましたともw
・葛木先生のアレはずるいだろw人類最強じゃねーの?
・イリヤは、実は結構好きでした。ただ、切嗣の子供だってのは実はずっと気付かなかった・・・。いい子ですよね。バーサーカーと幸せになれよっ。
・金髪の人はズルイ。でも、こういうキャラって実は人気出るんだろうな。
・アサシン(小次郎)はカコイイ・・・けど、もうちょいキャスターをいじめてほしかった。
・言峰は・・・複雑だったな。第三部で随分好きになりましたが。彼は救われたのだろうか。
・ランサー、スケコマシ。しかし、マスターに恵まれないかわいそうな人でしたorz
・慎二は、わかりやすくて実は好きかも。ただ、桜には随分なことをしてたみたいですが^^;しかし、なんで慎「二」なんだろうな。兄ちゃんいたのかな。
・美綴は結構好きなんだけど、出番少ないよな。でも、hollowでは随分ライダーにいじめられるようで・・・w
・メイドコンビは不気味すぎ&美味しすぎ。ってかこのゲーム、女キャラはS多いよねw
・三人娘は本編ではイマイチインパクトがないというか。まあhollowではすごいことに・・・。
・間桐のジジイは、このゲームには珍しい純悪役っぽい人。というかキモイだろ。
・一成くんは、なんか士郎以上にMキャラだよね。


長々と書いたのは、愛がある証拠だぜっっっ・・・というわけで、現在ファンディスクのhollowも88%くらいまで進みました。
hollowの感想はまたクリア時に書きますが、とりあえず10分に1回は声をあげて笑っております。傍から見たら絶対やべーよw
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ハヤスwww
hollowももう88%なのかwww「しすたーくらいしす」は爆笑しましたwww

ちなみに僕はアーチャーよりもランサーのが好きです。貧乏くじ引いてもなんだかんだいって楽しそうなランサー(・∀・)イイ!!

桜はHF前までは、ストライクゾーンから大きく外れてるキャラだったんだけど、HFで黒くなってからガッツリ持ってかれたというか、ストライクゾーンを塗り替えられたというか・・・。

キャスターはUBWで死ぬときの「私の願いはさっきまで叶っていたのですから」の台詞で萌キャラ確定ですおwww
みな: URL 2006.03/31(Fri) 00:59 Edit
スゴスwww
金髪の人はあまり人気無いキガスルヨ!
そしてちなみに桜よりライダーのほうが人気あったキガスルのはナイショダヨ!
Ixs: 2006.04/01(Sat) 02:53 Edit
ナガスwww
けど、おれもFateの話をするならこの長さは譲れないwww
イースト菌: 2006.04/01(Sat) 04:19 Edit
ヤバスwww
何上のタイトル3連携ww
Lito@社窓: URL 2006.04/01(Sat) 09:23 Edit
オメスwww
クリアおめでとですー!
まだ未クリアなので、レビューは読めてませんが、
追々じっくり読ませてもらいますよんw

そして仕事の参考に…(もごもごw
ふぇあ: 2006.04/01(Sat) 16:38 Edit
ワロスwww
コメント欄見て吹いたぞうらー!www

>みなさん
ってか無事にクリアしたんだけど、昨日間違えてデータ消しちゃったYO><
寝ぼけててデータ消去ボタンを押してたらしい・・・だめぽorz

シスタークライシスに限らず、hollowは普通に吹くシーンが満載でよかったなあw
本編のつながりから考えるとありえない日常が描かれてるのもいいし、それがちゃんと意味があるのもいいし。
ということで、早く続編出ないかなとwktk状態でございます。

ランサーは兄貴って感じでいいねw
というか、本当に嫌いなキャラがいないなあ・・・。

>Ixsたん
で、いくすたんは誰派デスカ?(・∀・)

>イースト菌さん
はまるんだろうなーと思ってたらやっぱりはまっちゃったYOwwwww
熱いよねぇ・・・。

>Litoさん
オレも吹いたw

>ふぇあたん
ありがとー!ってか、ネタバレしててもしてなくても、ふぇあたんレビューかけそうじゃんっw
ちゃんと基本的な情報は抑えてるところがさすがというか。
今度ご飯食べるときにでも、たっぷりネタバレトークするね^^(はぁと
タレ: 2006.04/04(Tue) 10:14 Edit

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プロフィール
HN:
タレ
性別:
男性
職業:
ホストと言われるけど違います(´・ω・`)
趣味:
音楽だいすっき!
自己紹介:
Bismarck鯖でぼんやりと生きています。
音楽大好き(聞くのも弾くのも作るのも)、それなりに拘るけどがむしゃらは好きじゃない、PTは会話がないとつまんない・・・そんなヤツの日常ですが、よかったら見てやってくださいませっ。

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