2005 |
06,13 |
夏の足音が聞こえる。
ジャングルまで足を踏み込まなくても、エルシモ島の空気は湿気と気だるさに満ちたそれで、シーフという職業の自分にとって、薄着であることが少なからず有意義に思える瞬間だった。
一つ、二つ。
息を飲み込みながら、僕はかの地へと訪れた。
そう、あのミスラ族と対面するために。
告白すると、僕はミスラが苦手だ。
縁取りされた顔の模様も、ちょっと切れ長の目も。
つかみ所のない性格も苦手だ。
エルシモ島の玄関口、カザム。
その奥にひっそりと佇む屋敷にて、僕はその苦手なミスラと向かい合っていた。
「キミ、短剣扱い慣れてるね」
外見に比べ妙に落ち着き払った表情を浮かべたミスラが、唇の端に笑みを浮かべながら僕を上から下まで見やる。
僕は答えない。
「フン、ポーカーフェイス気取りかい。いいだろう、気に入った」
彼女はそういうと、後ろの棚から一本のナイフを取り出し、僕の方に差し出した。
それは、ナイフというより、木で作られたナイフの置物のようだった。
ただ、先端だけは僅かに刃の光を覗かせていて、それが殺傷武器であることを誇示しているかのように見える。
取っ手の部分は相当に使い込まれていて、手に取った瞬間、それに込められた歴史がじんわりと浸透していくかのようだった。
「新しい技を編み出したんだ、短剣のね。ただ、そう易々と教えるわけにはいかない」
そう言いながら、彼女は僕の手の中にあるナイフに目をやり、
「それ、一通り使い込んできてほしいんだよ。そうしたら、それを伝授してもいいよ。キミなら知りたいだろ?」
僕は結局何も答えなかった。
カザムを出て、ユタンガの森に入ったところで、早速ナイフを装着してみた。
手にした途端、ナイフから体へと何か力が流れ込んでくるのを感じた。
−この武器、潜在能力を持ってるのか。
僕は一人ごちながら、改めてその武器をくるくると回しつつ、リンクシェルを使って友達と連絡を取った。
「あのさ、最初から潜在的に武器に力が発揮されることってあると思う?」
友達は少し黙った後、こんなヒントをくれた。
「逆なんだよ」
「え?」
「普通は条件を満たすと潜在能力が付くだろ?
その武器はね、逆なんだ。武器を使い込んだ段階で、武器は力を失う」
武器を使い込むなら、まずはとにかくウェポンスキルをたくさん打つことだろう。
しかも、武器を摩耗させるだけなら、とにかく負荷のかかるようにすればいいだけの話だ。
「見てろよ、あのミスラ」
「なんか言った?」
「なんでもないよ・・・サンキュな、アドバイスくれて」
結局、その後、思ったよりそのナイフに残存した力があったことに辟易するとは、まだ思ってもいなかったんだ。
初夏の強い日差しに手をかざしながら、僕はとんずらでユタンガの森を駆け抜けた。
とりあえず目標があるってのは、どんなことでも素敵なことなんだろう。
それが困難であればあるほど。
ただ、今回の依頼主がミスラ族であることがひそかに頭をよぎった。
「やっぱりあなどれないな・・・」
僕が駆け出しの冒険者だったとき、実はミスラには痛い目にあったことがある。
それ以降妙に苦手意識を抱えてしまってるのも事実で、それに気付いた途端にふと欝な感情が頭を覗かせた。
一度舌打ちをする。
夏はすぐそこまで迫っていた。
なーんて書き出しで小説っぽくなりそうなんスけど、単なる潜在外しに時間をかけることもないかと思ってwww
そう、ここ数日、日記をサボりながら(コラw)潜在はずしを行っておりました。
白のフレと海蛇の岩窟にこもったり、某ガニマタの人とオズトロヤ襲撃に行ったり・・・。
そして得たものといえば。
金貨20枚以上盗んでますけど、なにか?w
いやー、シーフっつーのはいいもんですね、ニヤニヤ。
っていうか、全然潜在が思ったように外れなかっただけなんですけど_| ̄|○
ただ、その甲斐ありまして、ついにこの瞬間がやってきましたよーぅ。
エヴィサレーション、縦に突く技なんですよね。
ダンシングエッジと同じ5回攻撃だけど、あっちは払う技なので。
そんなわけで、これで心置きなくレベルも上げられるってものですが・・・あとは誘われないとなーw
でも、ちょっとずつ時間見て、レベル上げていければいいな。
ジャングルまで足を踏み込まなくても、エルシモ島の空気は湿気と気だるさに満ちたそれで、シーフという職業の自分にとって、薄着であることが少なからず有意義に思える瞬間だった。
一つ、二つ。
息を飲み込みながら、僕はかの地へと訪れた。
そう、あのミスラ族と対面するために。
告白すると、僕はミスラが苦手だ。
縁取りされた顔の模様も、ちょっと切れ長の目も。
つかみ所のない性格も苦手だ。
エルシモ島の玄関口、カザム。
その奥にひっそりと佇む屋敷にて、僕はその苦手なミスラと向かい合っていた。
「キミ、短剣扱い慣れてるね」
外見に比べ妙に落ち着き払った表情を浮かべたミスラが、唇の端に笑みを浮かべながら僕を上から下まで見やる。
僕は答えない。
「フン、ポーカーフェイス気取りかい。いいだろう、気に入った」
彼女はそういうと、後ろの棚から一本のナイフを取り出し、僕の方に差し出した。
それは、ナイフというより、木で作られたナイフの置物のようだった。
ただ、先端だけは僅かに刃の光を覗かせていて、それが殺傷武器であることを誇示しているかのように見える。
取っ手の部分は相当に使い込まれていて、手に取った瞬間、それに込められた歴史がじんわりと浸透していくかのようだった。
「新しい技を編み出したんだ、短剣のね。ただ、そう易々と教えるわけにはいかない」
そう言いながら、彼女は僕の手の中にあるナイフに目をやり、
「それ、一通り使い込んできてほしいんだよ。そうしたら、それを伝授してもいいよ。キミなら知りたいだろ?」
僕は結局何も答えなかった。
カザムを出て、ユタンガの森に入ったところで、早速ナイフを装着してみた。
手にした途端、ナイフから体へと何か力が流れ込んでくるのを感じた。
−この武器、潜在能力を持ってるのか。
僕は一人ごちながら、改めてその武器をくるくると回しつつ、リンクシェルを使って友達と連絡を取った。
「あのさ、最初から潜在的に武器に力が発揮されることってあると思う?」
友達は少し黙った後、こんなヒントをくれた。
「逆なんだよ」
「え?」
「普通は条件を満たすと潜在能力が付くだろ?
その武器はね、逆なんだ。武器を使い込んだ段階で、武器は力を失う」
武器を使い込むなら、まずはとにかくウェポンスキルをたくさん打つことだろう。
しかも、武器を摩耗させるだけなら、とにかく負荷のかかるようにすればいいだけの話だ。
「見てろよ、あのミスラ」
「なんか言った?」
「なんでもないよ・・・サンキュな、アドバイスくれて」
結局、その後、思ったよりそのナイフに残存した力があったことに辟易するとは、まだ思ってもいなかったんだ。
初夏の強い日差しに手をかざしながら、僕はとんずらでユタンガの森を駆け抜けた。
とりあえず目標があるってのは、どんなことでも素敵なことなんだろう。
それが困難であればあるほど。
ただ、今回の依頼主がミスラ族であることがひそかに頭をよぎった。
「やっぱりあなどれないな・・・」
僕が駆け出しの冒険者だったとき、実はミスラには痛い目にあったことがある。
それ以降妙に苦手意識を抱えてしまってるのも事実で、それに気付いた途端にふと欝な感情が頭を覗かせた。
一度舌打ちをする。
夏はすぐそこまで迫っていた。
なーんて書き出しで小説っぽくなりそうなんスけど、単なる潜在外しに時間をかけることもないかと思ってwww
そう、ここ数日、日記をサボりながら(コラw)潜在はずしを行っておりました。
白のフレと海蛇の岩窟にこもったり、某ガニマタの人とオズトロヤ襲撃に行ったり・・・。
そして得たものといえば。
金貨20枚以上盗んでますけど、なにか?w
いやー、シーフっつーのはいいもんですね、ニヤニヤ。
っていうか、全然潜在が思ったように外れなかっただけなんですけど_| ̄|○
ただ、その甲斐ありまして、ついにこの瞬間がやってきましたよーぅ。
エヴィサレーション、縦に突く技なんですよね。
ダンシングエッジと同じ5回攻撃だけど、あっちは払う技なので。
そんなわけで、これで心置きなくレベルも上げられるってものですが・・・あとは誘われないとなーw
でも、ちょっとずつ時間見て、レベル上げていければいいな。
PR
カレンダー
プロフィール
カテゴリー
最新記事
(04/18)
(03/17)
(02/15)
(12/15)
(11/15)
最新TB
ブログ内検索