2005 |
02,01 |
«男と女»
2月1日 天気:はれ
今日、学校で、いろいろ漢字をべんきょうしました。
ぼくは、漢字が苦手なので、漢字の時間だけはしっかりとべんきょうしようと思っています。
今日の漢字は、辞書にものっていない漢字だったので、すごくむずかしかったです。
「お前ら、なぶるって言葉知ってるか?」
教室に入ってくるやいなや、先生がぼくたちにこういいました。
ぼくは、そんな言葉をぜんぜんしらなかったので、となりの席の山田くんにきいてみました。
「山田ー、お前しってる?」
「うん、うちのかーちゃんが、なぶってーってとーちゃんに言ってた」
「お前のうちはエrあrぐぇわでwdfげr」
「えー、静かに」
先生が声をあげると、教室は一気にしーんとなりました。
うちの先生、30を超えてるのにひげもじゃの独身なのですが、不倫の末に捨てられたとうちのおかあさんが言っていました。
ぼくにはまだ意味がわかりませんでした。
でも、そのうわさが広まって以来、先生のかっこうはジャージが多くなり、目つきはなんだかするどくなって、ぼくらもちょっとこわいです。
前の席の女子が体育館に連れ込まれたといううわさもあります。
「なぶるという漢字を今日は学習しよう。まず、標準的なタイプだ。
なぶるという行為は、言ってみればいじめみたいなものだ」
いじめはよくないと思います、先生。
「ただ、いじめと何がちがうかわかるか?山田」
先生が山田をさすと、ぼくは居眠りしてる山田をツンツンつつきました。
「うちのかーちゃんは、とーちゃんになぶってっていうと、とーちゃんの目がやらしくなります」
ぼくは思わずぎょっとしましたが、メガネの奥の先生の目は、その答えを聞くとふとやわらかくなりました。
「そう、正解だ。しかし、それだけが真理ではない」
「なぶるというのは、古い考えにおいては、男2人がかりで女をいじめることを言っていた。
先生も、その昔、そんな時代があった」
先生はそういうと、窓のほうへと歩いていった。
「そう、そんな状態のことをそのまま漢字にしてみればいい。男2人で女を挟んでごらん」
ぼくは、その言葉を聴いて、ノートにそれを書いてみた。
男女男・・・こうかな?
「そうだ、なぶるというのは、嬲るという字を使う。画面が見にくい場合は、フォントを大きくして読んでくれ」
ふぉんと・・・まあ、きっとぼくには関係のないことだろう。
「しかし、最近はポストモダニズムの浸透により、女性観も大きく変化しつつある。
これは同時にポストコロニアルの影響も強く受けてはいるが、一つ言えるのは、二元論的な議論というのがだんだんと消失し、複雑化の過程において・・・」
ぼくの先生は、いつも興奮してくると、言葉がむずかしくなるので、みんなもこの時間になるとザワザワしはじめるんです。
「そこでだ!」
突然先生が大きな声をあげたので、一気にみんな先生の方をむきました。
「最近ではこれもなぶる、と読むんだ」
そして、先生は黒板に大きく、
女男女
と書きました。
嫐なんて字、はじめてみたので、ぼくはびっくりしました。
先生によると、最近は女の人2人になぶられるのがはやっているそうです。
そもそも、なぶるっていう意味がよくわからなかったのですが、ぼくはさっそくうちのおかあさんとおねえちゃんになぶられてみたいと思います。
今日、学校で、いろいろ漢字をべんきょうしました。
ぼくは、漢字が苦手なので、漢字の時間だけはしっかりとべんきょうしようと思っています。
今日の漢字は、辞書にものっていない漢字だったので、すごくむずかしかったです。
「お前ら、なぶるって言葉知ってるか?」
教室に入ってくるやいなや、先生がぼくたちにこういいました。
ぼくは、そんな言葉をぜんぜんしらなかったので、となりの席の山田くんにきいてみました。
「山田ー、お前しってる?」
「うん、うちのかーちゃんが、なぶってーってとーちゃんに言ってた」
「お前のうちはエrあrぐぇわでwdfげr」
「えー、静かに」
先生が声をあげると、教室は一気にしーんとなりました。
うちの先生、30を超えてるのにひげもじゃの独身なのですが、不倫の末に捨てられたとうちのおかあさんが言っていました。
ぼくにはまだ意味がわかりませんでした。
でも、そのうわさが広まって以来、先生のかっこうはジャージが多くなり、目つきはなんだかするどくなって、ぼくらもちょっとこわいです。
前の席の女子が体育館に連れ込まれたといううわさもあります。
「なぶるという漢字を今日は学習しよう。まず、標準的なタイプだ。
なぶるという行為は、言ってみればいじめみたいなものだ」
いじめはよくないと思います、先生。
「ただ、いじめと何がちがうかわかるか?山田」
先生が山田をさすと、ぼくは居眠りしてる山田をツンツンつつきました。
「うちのかーちゃんは、とーちゃんになぶってっていうと、とーちゃんの目がやらしくなります」
ぼくは思わずぎょっとしましたが、メガネの奥の先生の目は、その答えを聞くとふとやわらかくなりました。
「そう、正解だ。しかし、それだけが真理ではない」
「なぶるというのは、古い考えにおいては、男2人がかりで女をいじめることを言っていた。
先生も、その昔、そんな時代があった」
先生はそういうと、窓のほうへと歩いていった。
「そう、そんな状態のことをそのまま漢字にしてみればいい。男2人で女を挟んでごらん」
ぼくは、その言葉を聴いて、ノートにそれを書いてみた。
男女男・・・こうかな?
「そうだ、なぶるというのは、嬲るという字を使う。画面が見にくい場合は、フォントを大きくして読んでくれ」
ふぉんと・・・まあ、きっとぼくには関係のないことだろう。
「しかし、最近はポストモダニズムの浸透により、女性観も大きく変化しつつある。
これは同時にポストコロニアルの影響も強く受けてはいるが、一つ言えるのは、二元論的な議論というのがだんだんと消失し、複雑化の過程において・・・」
ぼくの先生は、いつも興奮してくると、言葉がむずかしくなるので、みんなもこの時間になるとザワザワしはじめるんです。
「そこでだ!」
突然先生が大きな声をあげたので、一気にみんな先生の方をむきました。
「最近ではこれもなぶる、と読むんだ」
そして、先生は黒板に大きく、
女男女
と書きました。
嫐なんて字、はじめてみたので、ぼくはびっくりしました。
先生によると、最近は女の人2人になぶられるのがはやっているそうです。
そもそも、なぶるっていう意味がよくわからなかったのですが、ぼくはさっそくうちのおかあさんとおねえちゃんになぶられてみたいと思います。
これ、本当になぶるって読むんですよ!
オレは知らなかったんで、マジでびっくりしました。
つーか、こんなことかくと、またエロとか言われるんですよ、どうせ・・・。
ああ、エロいとも!!!!111
・・・・・ひょっとしなくても墓穴掘ってますよね、これ。・゜・(ノ∀`)・゜・。
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