2004 |
07,02 |
普段あまりドラマを見ない自分でも、名前だけはものすごくよく知っている「金八先生」。
そのゲームが出たと聞いても、正直すごく微妙でした。
画面写真を見ても、特に惹かれるところもなくて。
でも、これが、あのチュンソフトの作品で、サウンドノベルの進化系という言葉を耳にして、食指が思わず動いてしまったんです。
元々文章を読むのが好きな自分にとって、アドベンチャーゲームやサウンドノベル系のゲームというのは、結構好みでよくプレイするゲームだから、余計に気になって気になって。
ネットで発売日の評判を見たら、すごく楽しそうだったので、ちょっと思い切って購入してみましたw
あのサクラ中学3年B組に、入院している金八先生の代わりに、塾講師をしていた主人公が代理教師として赴任してくるというストーリーなんですが、意外と金八先生が絡むシーンは少ないですw
で、ようやく、一周が終わったわけなんですが、なんというか、中学生日記を追体験してるようなイメージかもしれません^^;
それくらい、なんだか少し青い自分を思い起こされるようで、ちょっとキュンとなること必至。
最初から、本当に様々な人間性を持った人たちが、一筋縄では行かないドラマを作っていて、ちょっと冷めてみてたはずの自分が、いつのまにか生徒がいとおしく思えていたのに自分でも驚きました。。。
全10話を通じて、1年が終わるんですが、ネタバレにならない程度に、一周目の感想を。
とはいえ、前情報なしでプレイしたい方は飛ばしたほうがいいかもしれません。
[1・2話]
不登校の生徒がテーマで、これに意外な事件が絡んでくる展開。
最初から結構複雑そうな内容に戸惑ったんだけど、これが逆に引き込まれる一因だったかもしれないなあ。
[3話]
自分が完全にはまったのがこの話。
修学旅行の話なんですが、本編とは関係ない劇中話のところでちょっと泣きそうになりました。
しかし、修学旅行だなんて、また懐かしいのなんの。
僕個人としても、修学旅行準備委員会なるものに入っていて、これが後の人生で大きな転機となったんですよ。
そこで出会った人から、新しい部活を紹介してもらい、人間関係がだんだん変化して、という経過を体験しているので、余計に懐かしい気持ちでプレイしてました。
[4話]
最後の部分で初めてゲームオーバーを体験して少しあせったのがこの話です^^;
しかし、いまどきっぽくない子ですよね。。。
プレイしてる中では、この話のメインの女の子を、松浦亜弥に脳内変換していましたwww
[5話]
多分、全部の話の中で一番ツボだったのが、この話でした。
最後の場面で思わず泣いちゃいましたし・・・。
やってて、思わずその星空へと吸い込まれそうになって。
あと、男の夢とか、親子の不器用さとか、そういう話って弱いんスよ;;わかってても泣いちゃうな。。。
それでいて、自分が大好きな宙(そら)の話だもん。卑怯だー(;´Д`)
[6話]
これも、少し切ない話でしたね。。。
すごーくイヤだったあいつの見方がかなり変わりました。
姿を明かさないままでいることで、逆に怖くなるのって、ネットでもそういう部分ありますよね。
明かしたくても明かせない、でも内面で何かを伝えたい気持ちかー。。。近くても遠い存在って、辛いな;
[7話]
いやー、これはアホな話でした^^;
ちょうど切ない空気が続いてたのでちょうどいい感じだったりw
あと、それまでいかにもクラスで浮いてる空気の彼らの話が出てきたことがすごくうれしかったな。
しかし、あれは銀平がかわいそうだろ^^;←やった人だけわかってw
[8話]
絶対こういう話は一度はあるだろうと思った話。
高校時代文芸部を掛け持ちしてたことがあるんスけど、そのときこういう話を書いた覚えがあったなあ。。。
しかし、15くらいのときにこんな女教師やら、クラスメイトにアイドルやらがいたら、きっと正気じゃいられないスよね、みんな^^;
[9・10話]
ここだけガラリと雰囲気が違って、、、なんというか、某やるドラというゲームをやっているような感じでした。
こういうのもキライじゃないんですけど、それまでの中学生日記みたいな感じがなくなって、受験期の生徒のもどかしさみたいなのを感じるシナリオがなかったのは残念。
でも、やっててコントローラから手が離せなかったです。
いい意味で金八先生ぽくない話でした。
こんな風に日常が転げ落ちていくとしたら、怖いよね;
[卒業式]
まあ、わかってたことですが。。。うー、泣けますね、やっぱり。。。
一年の思い出が押し寄せてきて、しんみりと。
しかし、結局あまり接点がなかった生徒も数人いるんだよなあ。
2周目が楽しみ〜(バカw
というわけで、さらっと一周するだけでもすごく楽しいんですが、生徒の性能開花やザッピングなんて感じのことを、二周目からは楽しめるわけで、ゲーム性もなかなかのものだと思います。
サウンドノベルとはまた別モノだとは思うんだけど、これだけ良質のゲームが埋もれちゃうのは惜しいなって心から思います。
プレイ中は、心の甘酸っぱかったり、ちくっと痛むようなモノ、どこかに置いてきちゃったようなことを掘り起こされるようで、なんともいえない想いに囚われてました。
あまり根つめてやるようなゲームでもないとは思うんですが、また心の中のトレジャーボックスを開けたくなったときに、プレイしてみたいなと思う、そんなステキな作品でした。
まあ、まだ二周目もまわらないとだけどw
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