2005 |
07,19 |
«嫌いだった帽子»
オプチカルハット。
「オプチ」という名前で親しまれる(?)トンガリハットは、いまや高レベルでちょっと頑張ってる冒険者なら誰もが持っている装備。
他人に売り渡しできないアイテムながら、命中、飛命、回避という重要なステータスが全てアップするその性能は、他の装備では比肩できないほど優秀な装備なんですが・・・。
僕は、このオプチカルハットが嫌いでした。
■見た目が嫌い
だってカッコ悪いんですもん、あれw
実は、オレ、今のキャラの髪の毛がスキで、あれを露出していたいんです。
#露出していたいってなんかヤらしい言い方だよな・・・w
オプチ被っちゃったら、全然見れないんだもんね。
■取るのに他人に迷惑・負担をかける
このオプチカルハット、取るのにそれなりに大変な装備だったりするんですよね。
まず、ハクタクの眼というアイテムを手にいれなくてはいけないんですが、それを作るためには、各地のミリオンアイズ族が落とすハクタクの各属性の眼をゲットしなくてはならず。
これを落とす敵が、75でも楽レベル以上というのが最大のネック。
一人では取りにくいので、まあスキル上げとかを兼ねていくしかないわけなんですが、これを手伝わせるのが僕はすごくイヤでした。
そして、さらに怨念洞でハクタクの眼をトレードしてハクタクと戦うわけですが、とにかく人数が必要で、さらに時間もかかる。
参加者にとってメリットが少ないのは、どうしたものなんだろうって思っちゃって、なかなか手を出せずにいたんです。
そんな中、僕のいるLSでオプチが欲しいという忍者さんがいたので、彼に付き合っているうちに眼がいつしか5種類集まってしまいましてw
とりあえず合成職人さんに依頼して、なんとか眼はゲッツ。
問題はハクタク戦だったんですが、これの機会を僕は見つけられずにいました。
自分のためだけに人を集めるのはなんだか気が引けて、ずっとずっと言い出せなかった。
そんなある日のこと。
とあるLSがフレンドだらけということもあって、そこのLSのイベントにたまーに呼ばれているんですが、その日もウングルというNM狩りのお手伝いにお呼ばれしていました。
「ウングルってそもそも何?w」
「うーん、まあとにかくウングルですよ・w・」
「【えっ?】」
そんな適当なノリでいつも通り進んでいたんですが、どうやら、先着の方々がいらっしゃったようで、結局は集まったものの無駄足に終ってしまいました。
そこで何しようという話になったんですが・・・。
「タレはやりたいことないの?」
突如として、そのLSの暗黒さんからいわれて、はたと困るオレ。
「んーと、んーと。あんまりないなあ・・・」
そこで、冗談めかして付け加えたのが、
「この人数じゃ無理だけど、いつかハクタクは御願いすることあるかもw」
すると、意外な答えが。
「お、それなら今からいこうかw暇だし」
えーーーッw
その時は、まだ7人ほどしか集まっていなくて、正直ハクタク戦に行こうなんてこれっぽっちも思ってませんでした。
スタン持ちが2人くらいいれば、10人くらいでもいける、という彼らの言葉を信じていいのかどうか迷いつつ、結局は好意に甘えることにしちゃって^^;
それから、友達2人にも声をかけた他、色々と人が集まってきて、僕一人のハクタクのために11人が怨念洞に集ってくれました。
ひっきりなしに飛んでくるマヒ、そして強烈な魔法の中、僕は祈るような気持ちで殴り続けました。
少しだけピンチになった瞬間。
「タレのオプチ、何が何でも取るからなー!」
「タレちゃん、もう少し。頑張ろー^^」
画面を埋めるかのようにtellが飛んできて。
なんつーか・・・お前ら、いつも笑わせてくれるのに、こういうときだけずるいよ。
そして、ハクタクは見慣れた帽子を一つ残し、消えていきました。
でも、せっかく取れたのに、オレはとても複雑な心境だった。
戦闘中、一人死者も出してしまって、なんだかうれしいよりも申し訳なさがずっと出ていて。
「ごめん・・・オレの勝手なアイテムのために迷惑かけちった;」
そう思わず漏らしたところ、思いもかけない言葉がメンバーから飛んできました。
「タレは全然わかってないよw」
へ?
「俺らがやりたいから、ハクタクやりにきたんじゃねーか。
オレらは仕方なくやりにきたわけじゃない。今一番したいことがタレの手伝いだったんだから」
「それに、いつも手伝ってもらってばかりじゃ、何もお返しできなくてイヤじゃん。
たまにはこうやって何かさせてくれないとw」
ああ、だから皆このトンガリ帽子を大事に持ってるのかもしれない。
単なるアイテムの性能だけじゃない、人の感情の集合体でもあるんだから。
被ってみてよ、という皆の言葉に、僕は恐る恐る取ったばかりの帽子を被りました。
その瞬間、やっと心からうれしいって思えたんスよねw
だって、この帽子が、僕らの感情の交わった先に存在しているんだと、はっきりと感じられたから。
やっぱりあまり好きなデザインでもなかったんだけど、それでも僕は初めてこの帽子のことがちょっとスキになりました。
「オプチ」という名前で親しまれる(?)トンガリハットは、いまや高レベルでちょっと頑張ってる冒険者なら誰もが持っている装備。
他人に売り渡しできないアイテムながら、命中、飛命、回避という重要なステータスが全てアップするその性能は、他の装備では比肩できないほど優秀な装備なんですが・・・。
僕は、このオプチカルハットが嫌いでした。
■見た目が嫌い
だってカッコ悪いんですもん、あれw
実は、オレ、今のキャラの髪の毛がスキで、あれを露出していたいんです。
#露出していたいってなんかヤらしい言い方だよな・・・w
オプチ被っちゃったら、全然見れないんだもんね。
■取るのに他人に迷惑・負担をかける
このオプチカルハット、取るのにそれなりに大変な装備だったりするんですよね。
まず、ハクタクの眼というアイテムを手にいれなくてはいけないんですが、それを作るためには、各地のミリオンアイズ族が落とすハクタクの各属性の眼をゲットしなくてはならず。
これを落とす敵が、75でも楽レベル以上というのが最大のネック。
一人では取りにくいので、まあスキル上げとかを兼ねていくしかないわけなんですが、これを手伝わせるのが僕はすごくイヤでした。
そして、さらに怨念洞でハクタクの眼をトレードしてハクタクと戦うわけですが、とにかく人数が必要で、さらに時間もかかる。
参加者にとってメリットが少ないのは、どうしたものなんだろうって思っちゃって、なかなか手を出せずにいたんです。
そんな中、僕のいるLSでオプチが欲しいという忍者さんがいたので、彼に付き合っているうちに眼がいつしか5種類集まってしまいましてw
とりあえず合成職人さんに依頼して、なんとか眼はゲッツ。
問題はハクタク戦だったんですが、これの機会を僕は見つけられずにいました。
自分のためだけに人を集めるのはなんだか気が引けて、ずっとずっと言い出せなかった。
そんなある日のこと。
とあるLSがフレンドだらけということもあって、そこのLSのイベントにたまーに呼ばれているんですが、その日もウングルというNM狩りのお手伝いにお呼ばれしていました。
「ウングルってそもそも何?w」
「うーん、まあとにかくウングルですよ・w・」
「【えっ?】」
そんな適当なノリでいつも通り進んでいたんですが、どうやら、先着の方々がいらっしゃったようで、結局は集まったものの無駄足に終ってしまいました。
そこで何しようという話になったんですが・・・。
「タレはやりたいことないの?」
突如として、そのLSの暗黒さんからいわれて、はたと困るオレ。
「んーと、んーと。あんまりないなあ・・・」
そこで、冗談めかして付け加えたのが、
「この人数じゃ無理だけど、いつかハクタクは御願いすることあるかもw」
すると、意外な答えが。
「お、それなら今からいこうかw暇だし」
えーーーッw
その時は、まだ7人ほどしか集まっていなくて、正直ハクタク戦に行こうなんてこれっぽっちも思ってませんでした。
スタン持ちが2人くらいいれば、10人くらいでもいける、という彼らの言葉を信じていいのかどうか迷いつつ、結局は好意に甘えることにしちゃって^^;
それから、友達2人にも声をかけた他、色々と人が集まってきて、僕一人のハクタクのために11人が怨念洞に集ってくれました。
ひっきりなしに飛んでくるマヒ、そして強烈な魔法の中、僕は祈るような気持ちで殴り続けました。
少しだけピンチになった瞬間。
「タレのオプチ、何が何でも取るからなー!」
「タレちゃん、もう少し。頑張ろー^^」
画面を埋めるかのようにtellが飛んできて。
なんつーか・・・お前ら、いつも笑わせてくれるのに、こういうときだけずるいよ。
そして、ハクタクは見慣れた帽子を一つ残し、消えていきました。
でも、せっかく取れたのに、オレはとても複雑な心境だった。
戦闘中、一人死者も出してしまって、なんだかうれしいよりも申し訳なさがずっと出ていて。
「ごめん・・・オレの勝手なアイテムのために迷惑かけちった;」
そう思わず漏らしたところ、思いもかけない言葉がメンバーから飛んできました。
「タレは全然わかってないよw」
へ?
「俺らがやりたいから、ハクタクやりにきたんじゃねーか。
オレらは仕方なくやりにきたわけじゃない。今一番したいことがタレの手伝いだったんだから」
「それに、いつも手伝ってもらってばかりじゃ、何もお返しできなくてイヤじゃん。
たまにはこうやって何かさせてくれないとw」
ああ、だから皆このトンガリ帽子を大事に持ってるのかもしれない。
単なるアイテムの性能だけじゃない、人の感情の集合体でもあるんだから。
被ってみてよ、という皆の言葉に、僕は恐る恐る取ったばかりの帽子を被りました。
その瞬間、やっと心からうれしいって思えたんスよねw
だって、この帽子が、僕らの感情の交わった先に存在しているんだと、はっきりと感じられたから。
やっぱりあまり好きなデザインでもなかったんだけど、それでも僕は初めてこの帽子のことがちょっとスキになりました。
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帽子
逆に私は赤のときにシャポーかぶってないと
なんか落ち着かないくらいですlol
普段着のときは他の部分真っ赤だから頭だけ金ってのが浮いてるのかm
赤AF着たくてFF始めたのでAF最後のひとつ
ワーロックシャポーはやはりお気に入りです
てか、ソロ遊びでしか使ってないサポ暗持ちがここにもいましたのに|_ゝ`)
なんか落ち着かないくらいですlol
普段着のときは他の部分真っ赤だから頭だけ金ってのが浮いてるのかm
赤AF着たくてFF始めたのでAF最後のひとつ
ワーロックシャポーはやはりお気に入りです
てか、ソロ遊びでしか使ってないサポ暗持ちがここにもいましたのに|_ゝ`)
帽子のおもひで
オプチおめですw
タレたん、やはり頭意図的に出してたんですね。
私も"見た目が悪い"帽子を泣く泣くかぶり続けたジョブだったので、
なんとなく気持ちはわかります (;´Д`)
でも王冠はやっぱり皆のおかげで取れたので、
あのビジュアルでも思い入れ深いのは同様ですな。
てか、私も手伝いたかったなぁ。
え?インしてなかった?
【ごめんなさい。】(´_ゝ`)
タレたん、やはり頭意図的に出してたんですね。
私も"見た目が悪い"帽子を泣く泣くかぶり続けたジョブだったので、
なんとなく気持ちはわかります (;´Д`)
でも王冠はやっぱり皆のおかげで取れたので、
あのビジュアルでも思い入れ深いのは同様ですな。
てか、私も手伝いたかったなぁ。
え?インしてなかった?
【ごめんなさい。】(´_ゝ`)
ゴブ帽子はちょっとほしかったりw
>ふぃっちゃん
その時間ふぃっちゃんがいなかったんだもーん><
でも、その気持ちだけで十分ッスよw
赤の人は帽子こだわってる人多いですよね。
オレも、実はシーフの帽子だけはすごくスキなんです。
頭がすっぽり隠れてて、ある意味気持ちいいというかw
>Ligaさん
ありがとうでっす^^
詩人さんもキノコっていわれますしね・・・。
オレも白の帽子はイチゴなのでかぶりませんw
帽子も人のを見てると素敵ですし、僕個人としても、タイガーマスクやパンサーマスクはスキなんですけどね。
ただ、結局は自分の髪が露出してる状態が一番好きなのかもしれません^^;
まあ、ゴブ帽子を早く被る日を夢見てw
その時間ふぃっちゃんがいなかったんだもーん><
でも、その気持ちだけで十分ッスよw
赤の人は帽子こだわってる人多いですよね。
オレも、実はシーフの帽子だけはすごくスキなんです。
頭がすっぽり隠れてて、ある意味気持ちいいというかw
>Ligaさん
ありがとうでっす^^
詩人さんもキノコっていわれますしね・・・。
オレも白の帽子はイチゴなのでかぶりませんw
帽子も人のを見てると素敵ですし、僕個人としても、タイガーマスクやパンサーマスクはスキなんですけどね。
ただ、結局は自分の髪が露出してる状態が一番好きなのかもしれません^^;
まあ、ゴブ帽子を早く被る日を夢見てw
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