2005 |
07,20 |
昼下がりの日曜日。
池袋に出かけた僕は、友達と映画を一本見てきました。
そう、アレが公開になってたわけなんです。
スターウォーズエピソード3!!!!!
いやー、もうね、あのアナキンがこうなっちまうのかーと。
もう沢山感想を書きたいんだけど、書けない理由があって。
そう、見てないんです・・・w
で、実際に見た映画はコレ。
うーん、知らない人が見たら恐怖映画っぽいスよね^^;
コレ、まあご存知の方が多いかもですが、京極夏彦原作のミステリーを映画化したものなんです。
彼の作品、僕もそれなりに読み込んでいて、その密度の濃さと薀蓄の多さにいつも魘されてまして。
特に、この姑獲鳥(うぶめ)の夏は、エピソードの美しさが際立った作品で、一番好きな作品かもしれません。
(ちなみにこの次のスキなのは、2作目と5作目だったり)
しかし、その一方で、彼の作品で行われる「憑物落とし」は、莫大な知識の集積から始まるため、映画じゃ無理だろうと思ってました。
それが映画になったということで、すごく楽しみにしてたというわけ。
実際、映画の美術がすごく頑張ってて、この作品の舞台である1950年代の日本の雰囲気がすごく良く出てて、好感が持てました。
と、褒め言葉はこれまでにしてwww
実は・・・個人的にこの作品、非常にダメだったんです。
なぜなら、上にも書いた「憑物落とし」の過程がまるでぐだぐだだったから。
そもそも姑獲鳥とは何か、という部分の薀蓄もかなり削減されていた上、この作品で重要な、脳内世界の再構築だったり、量子力学の分野だったりという背景が、アクセントとして全然生かされていなかったため、肝心のクライマックスシーンが全然カタルシスを感じられなかったんスよね・・・。
そして、これは演出の問題だろうけど、舞台のようにスポットライトがくるくると回ったり変な演出がある一方で、原作にある「怖さ」があまり感じられなくて。
たとえば、京極堂が、覚悟を決めて勝負服(?)で出てくるシーンなどは、小説を読んでいたときぞわっと鳥肌がたったんだけど、映画では何気ないシーンのように描かれていたのが残念。
まあ原作のイメージが濃いからというのもあるんだろうけど、それ以上に原作でのいい部分が凡そ消えてしまっていたように感じられたんスよね。
というわけで・・・個人的には不満足な映画でした。
ただ、「良く出来てる」とは思うんですけど。
説明不足なこの映画を、原作未読の方がどう思うのか、ちょっぴり知りたいところだったり。
・・・しかし、映画が出来てないというよりは、小説の密度が濃すぎるのも原因なのかも^^;
色々な意味で2作目が出るなら、それはそれで気になるところです。
でも、やっぱり演出は変えてくれー><
池袋に出かけた僕は、友達と映画を一本見てきました。
そう、アレが公開になってたわけなんです。
スターウォーズエピソード3!!!!!
いやー、もうね、あのアナキンがこうなっちまうのかーと。
もう沢山感想を書きたいんだけど、書けない理由があって。
そう、見てないんです・・・w
で、実際に見た映画はコレ。
うーん、知らない人が見たら恐怖映画っぽいスよね^^;
コレ、まあご存知の方が多いかもですが、京極夏彦原作のミステリーを映画化したものなんです。
彼の作品、僕もそれなりに読み込んでいて、その密度の濃さと薀蓄の多さにいつも魘されてまして。
特に、この姑獲鳥(うぶめ)の夏は、エピソードの美しさが際立った作品で、一番好きな作品かもしれません。
(ちなみにこの次のスキなのは、2作目と5作目だったり)
しかし、その一方で、彼の作品で行われる「憑物落とし」は、莫大な知識の集積から始まるため、映画じゃ無理だろうと思ってました。
それが映画になったということで、すごく楽しみにしてたというわけ。
実際、映画の美術がすごく頑張ってて、この作品の舞台である1950年代の日本の雰囲気がすごく良く出てて、好感が持てました。
と、褒め言葉はこれまでにしてwww
実は・・・個人的にこの作品、非常にダメだったんです。
なぜなら、上にも書いた「憑物落とし」の過程がまるでぐだぐだだったから。
そもそも姑獲鳥とは何か、という部分の薀蓄もかなり削減されていた上、この作品で重要な、脳内世界の再構築だったり、量子力学の分野だったりという背景が、アクセントとして全然生かされていなかったため、肝心のクライマックスシーンが全然カタルシスを感じられなかったんスよね・・・。
そして、これは演出の問題だろうけど、舞台のようにスポットライトがくるくると回ったり変な演出がある一方で、原作にある「怖さ」があまり感じられなくて。
たとえば、京極堂が、覚悟を決めて勝負服(?)で出てくるシーンなどは、小説を読んでいたときぞわっと鳥肌がたったんだけど、映画では何気ないシーンのように描かれていたのが残念。
まあ原作のイメージが濃いからというのもあるんだろうけど、それ以上に原作でのいい部分が凡そ消えてしまっていたように感じられたんスよね。
というわけで・・・個人的には不満足な映画でした。
ただ、「良く出来てる」とは思うんですけど。
説明不足なこの映画を、原作未読の方がどう思うのか、ちょっぴり知りたいところだったり。
・・・しかし、映画が出来てないというよりは、小説の密度が濃すぎるのも原因なのかも^^;
色々な意味で2作目が出るなら、それはそれで気になるところです。
でも、やっぱり演出は変えてくれー><
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無題
>なつさん
まあ、色々思うところはあると思うけど、一度自分の目で確かめてみてくだされw
原作は読んだことあります?
原作は手放しでオススメなのでぜひぜひ^^
>Dinaさん
ミッチーか!
たしかにあの年齢で美少年キャラ(?)を演じられるのは彼くらいなのかも。
僕の中では、ハーフとかのタレントがやってくれないかな、くらいのイメージしかないんすけどねw
(ミッチーはある意味純和風の顔立ちだからなあ・・・)
とはいえ、あの役どころってそうそうぴったり来る人もいないだろうし、そういう意味では阿部さんってのも一つアリだったかな、とは思います。
2日目に見に行った感じでは、それなりに盛り上がってはいたものの、客層はほぼ原作ファンって感じだったかなあ。
なんかね、サブカル好きーって感じの人が結構いたのが印象的で。
まあ、機会があれば、見にいってみてくだされw
まあ、色々思うところはあると思うけど、一度自分の目で確かめてみてくだされw
原作は読んだことあります?
原作は手放しでオススメなのでぜひぜひ^^
>Dinaさん
ミッチーか!
たしかにあの年齢で美少年キャラ(?)を演じられるのは彼くらいなのかも。
僕の中では、ハーフとかのタレントがやってくれないかな、くらいのイメージしかないんすけどねw
(ミッチーはある意味純和風の顔立ちだからなあ・・・)
とはいえ、あの役どころってそうそうぴったり来る人もいないだろうし、そういう意味では阿部さんってのも一つアリだったかな、とは思います。
2日目に見に行った感じでは、それなりに盛り上がってはいたものの、客層はほぼ原作ファンって感じだったかなあ。
なんかね、サブカル好きーって感じの人が結構いたのが印象的で。
まあ、機会があれば、見にいってみてくだされw
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