2004 |
08,16 |
«めぐり逢う世界»
2003年4月17日。
FF11の追加ディスク、ジラートの幻影の発売日。
最初の追加ディスクということもあってか、当時は異様な盛り上がりがあったような気がする。
ジョブが追加されることもあって、4月15日のバージョンアップは、もうお祭り状態だった。
セブンイレブンでジラートの幻影を手に入れた僕は、ダッシュで家に帰って早速インストール。
まだ当時はモンクのレベルが50ちょっと超えたあたりだったけれど、何もかもが楽しみだった。
ログインして、早速LSメンバーと合流して、新エリアに行ってみようということになった。
カザムパスを手に入れるためにはカギが3つ必要とのことで、同じ目的のライバル達と獣人を挑発釣りして競争したり、新しいジョブの入手方法を巡っていろんな人とtellを交わした、あの熱気は今でも心の奥に眠っている。
そして、新エリア探検。
レベル的にはまだまだ十分ではなかったけれど、あちこち行くのがすごく楽しかった。
前に日記に書いた、ノーグへ初めて行った時に、先輩モンクさんに連れて行ってもらって、茶帯ゲットへの喝を入れられたこと。
そして、もう一つ思い出に残っているのが、初めてのアルテパ砂漠探検だ。
うちのLSの唯一の竜騎士のDくん。
当時は赤魔道士で、確かLv50弱くらいだった。
僕が、「アルテパ砂漠めざすぞーw」と呼びかけたところ、ついてきてくれたのが、このDくんだった。
二人でコロロカをさまよい、ボギーをぶちのめしたり、初めてのクモにびっくりしたししているうちに、なんとかアルテパ砂漠へと辿り着いた。
てっきり、バルクルム砂丘みたいなところだろうと思ってたからか、あのアラビアンな音楽を聞いたとき、すごく不思議な気持ちになった。
そして、はじめてみるアンティカにちょっと興奮したり、戦闘音楽にいつになくドキドキしてみたり。
とりあえずラバオを目指そうぜ、と言ったものの、方向音痴な二人(特にオレw)。
ラバオっぽい景色だと思いきや、ゴブリンがうじゃうじゃいるところだったり。
もちろん地図もなければ、方向の目処もない。
同じような砂の景色が続く中、蜃気楼の向こうに人影が見えた。
だんだんと近づいてきたその人は、鋼鉄鎧を装着したナイトさんだった。
「すみません、ラバオってどっちにあるかわかりませんか?」
と、ナイトさんが声をかけてきた。
「実はオレらもラバオ探しまわってるところなんですよ」と答えると、しばらく間があって、
「もし邪魔じゃなければ、ご一緒させていただけませんか?」とナイトさん。
喜んで、ということで、早速ナモ赤の即席3人パーティーが完成。
はじめてみる景色と、立ち上る砂煙。
ゆらりと揺れる幻影に僕たちは酔った。
ガスっと音をたてて、突然僕のHPが減った。
−サボテンダーだ。
過去のFFの記憶が蘇る。
「タレっち、こいつってさ、やっぱり針千本使うのかな?」とDくん。
そしたら全員死亡じゃん、と笑っていると、本当に針千本がやってきた!
どうやら、パーティーの人数分でダメージを割るらしく、一人300強のダメージだったけれど、Lv50の3人にはそれが重くのしかかる。
そして、黄色くなったHPに反応して、新たなる敵が襲い掛かった。
スケルトンが砂丘にいつのまにかわらわらと姿を現していることに、僕は全然気がつかなかったんだ。
ナイトさんはサポ黒だったので、慌ててデジョン。
僕はDくんに、「オレにかまわずデジョンしろ!ヤバイよ、これ」と言ったものの、全く逃げる気のなさそうなDくん。
そして、当然のように、二人とも死体のまま月明かりが照らす夜の砂漠へと浮かび上がった。
なんだかおかしくなって、僕たちはしばらく笑い転げたんだ。
まだまだ見ぬ敵と、辿り着けない場所がある。
こんなに楽しいことはねーよな、って。
そんなジラートの発売から1年以上が過ぎ、再び新しい追加ディスクの発売が迫ってきた。
あと1ヶ月に迫った、プロマシアの呪縛。
今回の追加ディスクで、広がる世界を探検する楽しみはまだまだ残ってる。
でも、あの頃みたいにもうワクワクしないのはなぜなんだろう。
むしろ、コレで楽しめなかったら、もうだめかもねーって話ばっかり友達としてる気がして、少し切なくなってしまうんだ。
激しい日差しに 手をかざせば
光と影を なぜか感じる
瞳にうつるもののすべては 今
滅びゆくはかなさ抱えて
通りすぎてく
(MY LITTLE LOVER「めぐり逢う世界」)
それでも、再びめぐり逢う世界と泣き笑いしていたいから。
1年前に新しい世界に興奮したあの熱は、拡散し、色を失ってきているけれど、今もまだ僕の体の奥で燻っている。
FF11の追加ディスク、ジラートの幻影の発売日。
最初の追加ディスクということもあってか、当時は異様な盛り上がりがあったような気がする。
ジョブが追加されることもあって、4月15日のバージョンアップは、もうお祭り状態だった。
セブンイレブンでジラートの幻影を手に入れた僕は、ダッシュで家に帰って早速インストール。
まだ当時はモンクのレベルが50ちょっと超えたあたりだったけれど、何もかもが楽しみだった。
ログインして、早速LSメンバーと合流して、新エリアに行ってみようということになった。
カザムパスを手に入れるためにはカギが3つ必要とのことで、同じ目的のライバル達と獣人を挑発釣りして競争したり、新しいジョブの入手方法を巡っていろんな人とtellを交わした、あの熱気は今でも心の奥に眠っている。
そして、新エリア探検。
レベル的にはまだまだ十分ではなかったけれど、あちこち行くのがすごく楽しかった。
前に日記に書いた、ノーグへ初めて行った時に、先輩モンクさんに連れて行ってもらって、茶帯ゲットへの喝を入れられたこと。
そして、もう一つ思い出に残っているのが、初めてのアルテパ砂漠探検だ。
うちのLSの唯一の竜騎士のDくん。
当時は赤魔道士で、確かLv50弱くらいだった。
僕が、「アルテパ砂漠めざすぞーw」と呼びかけたところ、ついてきてくれたのが、このDくんだった。
二人でコロロカをさまよい、ボギーをぶちのめしたり、初めてのクモにびっくりしたししているうちに、なんとかアルテパ砂漠へと辿り着いた。
てっきり、バルクルム砂丘みたいなところだろうと思ってたからか、あのアラビアンな音楽を聞いたとき、すごく不思議な気持ちになった。
そして、はじめてみるアンティカにちょっと興奮したり、戦闘音楽にいつになくドキドキしてみたり。
とりあえずラバオを目指そうぜ、と言ったものの、方向音痴な二人(特にオレw)。
ラバオっぽい景色だと思いきや、ゴブリンがうじゃうじゃいるところだったり。
もちろん地図もなければ、方向の目処もない。
同じような砂の景色が続く中、蜃気楼の向こうに人影が見えた。
だんだんと近づいてきたその人は、鋼鉄鎧を装着したナイトさんだった。
「すみません、ラバオってどっちにあるかわかりませんか?」
と、ナイトさんが声をかけてきた。
「実はオレらもラバオ探しまわってるところなんですよ」と答えると、しばらく間があって、
「もし邪魔じゃなければ、ご一緒させていただけませんか?」とナイトさん。
喜んで、ということで、早速ナモ赤の即席3人パーティーが完成。
はじめてみる景色と、立ち上る砂煙。
ゆらりと揺れる幻影に僕たちは酔った。
ガスっと音をたてて、突然僕のHPが減った。
−サボテンダーだ。
過去のFFの記憶が蘇る。
「タレっち、こいつってさ、やっぱり針千本使うのかな?」とDくん。
そしたら全員死亡じゃん、と笑っていると、本当に針千本がやってきた!
どうやら、パーティーの人数分でダメージを割るらしく、一人300強のダメージだったけれど、Lv50の3人にはそれが重くのしかかる。
そして、黄色くなったHPに反応して、新たなる敵が襲い掛かった。
スケルトンが砂丘にいつのまにかわらわらと姿を現していることに、僕は全然気がつかなかったんだ。
ナイトさんはサポ黒だったので、慌ててデジョン。
僕はDくんに、「オレにかまわずデジョンしろ!ヤバイよ、これ」と言ったものの、全く逃げる気のなさそうなDくん。
そして、当然のように、二人とも死体のまま月明かりが照らす夜の砂漠へと浮かび上がった。
なんだかおかしくなって、僕たちはしばらく笑い転げたんだ。
まだまだ見ぬ敵と、辿り着けない場所がある。
こんなに楽しいことはねーよな、って。
そんなジラートの発売から1年以上が過ぎ、再び新しい追加ディスクの発売が迫ってきた。
あと1ヶ月に迫った、プロマシアの呪縛。
今回の追加ディスクで、広がる世界を探検する楽しみはまだまだ残ってる。
でも、あの頃みたいにもうワクワクしないのはなぜなんだろう。
むしろ、コレで楽しめなかったら、もうだめかもねーって話ばっかり友達としてる気がして、少し切なくなってしまうんだ。
激しい日差しに 手をかざせば
光と影を なぜか感じる
瞳にうつるもののすべては 今
滅びゆくはかなさ抱えて
通りすぎてく
(MY LITTLE LOVER「めぐり逢う世界」)
それでも、再びめぐり逢う世界と泣き笑いしていたいから。
1年前に新しい世界に興奮したあの熱は、拡散し、色を失ってきているけれど、今もまだ僕の体の奥で燻っている。
PR
Post your Comment
カレンダー
プロフィール
カテゴリー
最新記事
(04/18)
(03/17)
(02/15)
(12/15)
(11/15)
最新TB
ブログ内検索