2005 |
03,04 |
(先ほど#3をアップしましたので、先に#3からご覧ください)
#4 February 7,2005 Nagoya
数日後、会社を早退し、智也の通夜へと向かった。
新幹線で揺られる2時間ほどの間が、実は何よりも一番怖かった気がする。
それまでは、正直悲しみというよりはパニック状態だったけれど、最初の報せから時間が経ち、自分の中で冷静にそれを受け止められるに従い、どこか懐疑的なその事実を受け止める瞬間のことがイメージされて、思わず逃げ出したくなったんだろうか。
やがてまだ見ぬ駅が近づいてくるに従い、ここであいつが生きていたんだということを改めて感じ取った。
彼の母親に連絡をすると、「迎えを行かせます。バス停で待っててください」と言われ、ブツッと通話が途切れた。
程なくして、智也とそっくりの顔の高校生が姿を見せた。
ウルフベースのはねた髪や、ちょっと垂れた目、少しがっしりとした体つきなどから察すると、まずヤツの弟で間違いないかと思った。
向こうも気が付いたようで、「すみません、遠くから来ていただいて」と頭を下げられた。
俺も慌てて礼を返しながら、「智也の弟さんだよね?よく似てるなあ」と呟くと、ケイと名乗ったその弟は、「似て欲しくなかったんですけど、よく言われます」と言いながら笑った。
白い息を吐きながら歩くこと数分で、大きな葬儀会場に着いた。
もう通夜の時間は終わっていたようで、2階へと案内される。
そこには親類が集まっていて、代わる代わる火の番をしながら、故人との思い出を語り合ってる様子だったが、その割には雰囲気が明るいのが意外だった。
やがて、奥から明るい栗色のショートの女の人が出てきた。
すぐに、彼の母親だと分かったのだが、電話の声よりもすごく若い人だった。
「あら、アイツにイケメンの友達が」
と冗談を叩いて笑う母親に、何言ってるんスか、と軽くいなしながら、名前を告げると、少し驚いた様子で、彼女はこう告げた。
「そう、あなたが・・・。智也からよく話を聞いてたの。銀行員の友達がいるなんて珍しいなって」
「そうだったんですか・・・」
「憧れてるって言ってたよ」と彼女は笑いながら俺の肩をポンポンと叩いた。
−あれだけ憎まれ口を叩いていたのに、逝ってしまってからそういうこと言うなんてずるいよお前は。
そして、場の明るい雰囲気に俺は少し戸惑いを覚えていた。
もうこの場所では、あいつは「存在していない」のだろうか・・・。
複雑そうな俺の顔を見て、智也の母親は俺の手を引き、中へと案内してくれた。
そこには白い棺が置かれていた。
「よかったら手合わせてやってね」という彼女の声に、躓きかけていた勇気が少し舞い戻った。
恐る恐る中を覗き込む。
−やっぱり、中で目を閉じていたのは、俺のよく知っているあいつの姿だった。
そっと頬に触れてみた。
ヒンヤリというよりも、どこか重たくて、虚無感が圧し掛かってくるような、圧倒的な冷気が指の神経から脳へと伝わっていく。
智也の唇は、呼吸困難だったせいか、紫色に変色していて、どこか苦しげな表情が張り付いていた。
それを見た瞬間だった。
俺はこみ上げてくるものをこらえきれなくなった。
「この大バカ野郎・・・」
視界が涙で霞んで、ぬぐってもぬぐっても涙が止まらなかった。
それを見た彼の母親が、「ごめんねごめんね」と言いながら何度も頭をくしゃくしゃと撫でてくれて、それがまたすごく切なかった。
と、扉の辺りが俄かに騒がしくなり、やがて20歳前後と思しき男が3人くらい神妙な顔で入ってきた。
「あら、あんた達も来たの。ちょうどよかった、東京から智ちゃんのお友達がわざわざ来てくれたから紹介するわね」
と、俺のほうに話が飛んできたので、慌てて俺は頭を下げた。
どうやら、地元の幼馴染軍団のようだ。
とりあえずいったん扉の前で彼らの焼香を待って、辞去の挨拶だけしようと思ったところ、
「智と同い年くらいですか?」と彼らの中でも一番背の高い茶髪のサラサラ髪のヤツが声をかけてくる。
「いえ」と首を振り、20代の折り返しをまたいでいることを告げると、彼らは本当に驚いた様子で、しばらくその話でネタにされてしまった。
こういう時って、反応がしづらくて、居心地がよくないはずなのに・・・彼らとは、不思議と近いものを感じた。
互いに知らない智也の思い出を語ることができるからだろうか。
それとも、智也の大事な人たちとこんな形で出会ったから、何らかの痛みを覚えただろうか。
今は、まだその答えを出せそうになかった。
そのままおいとまする予定だったのだが、流れで彼の母親や幼馴染軍団と一緒に食事に行くことになった。
俺が彼ら幼馴染たちに不思議な近さを感じたのと同じく、彼らも俺に対して初対面とは思えないほど温かい接し方をしてくれたのがうれしかった。
もっとも、20前後のヤツらに「カワイイ」と表現されるのは断固抗議したいところだったのだが。
ようやく一息ついたファミレスで、俺は彼らと今回の事件について、互いの情報を交換する機会に恵まれた。
そして、そこで分かったのは、とても悲しい事実のみだった。
そう、俺が止めようにも、止めることが不可能だったことだけ。
智也は、不思議なことに携帯電話のメールや着信履歴をすべて残していた。
彼は、1月の下旬に、とあるメールを送っていた。
「サイトを見て興味を持った。仲間にしてほしい」
そして、そのメールの時刻には、俺は智也と一緒にメシを食っていたはずだった。
次のメールには、「今友達と一緒だから自殺のことバレるとやばい。また明日」というメールが書かれていて、それを裏付けることになる。
そして、その後の出来事を思い返していると、ふと大事なことを失念していることに気が付いた。
その二日後、俺は智也に呼び出され、ご飯を奢ってもらったのだった。
「なんだよ、珍しいな」といぶかしむ俺に対し、「いつも奢ってもらってるからさ、たまには」と笑いながら俺をうながし、好きなとこ連れてってやるよ、と彼なりの軽口にちょっとした違和感を覚えたのだが、結局はそのまま流してしまったような気がする。
ただ、その帰りに彼はiPodを購入していた。
U2のサインが入った限定モデルで、メタリックなデザインにクリムゾンレッドが映えるデザインで、何度も見せびらかしてきたのを思い出す。
そうやって、欲があるということは、言い換えれば希望が、そして夢があるということだ。
そんなヤツが軽々しく自殺するなんて、俺にはまだ信じられなかった。
結局、彼は誰にもそれを継げず、自殺志願者たちと共に、俺たちの手の届かない場所に行ってしまった。
彼の好きだったB'zの曲が流れるたびに、ふと頭を掠めるのは、だんだんとその事実に慣れていく自分が否定できないことなのかもしれない。
そうして「思い出す」ことで、俺はだんだんとその事実を受け入れ始めた。
そして、2週間が経ち−俺は彼の気配のない場所への引越し先を決めたのだった。
#Epilogue March 3,2005 Tokyo
春の気配が近づくはずの3月。
東京には季節外れの雪が降った。
俺は、およそ1ヶ月ぶりに目黒駅に立ち寄った。
特に感傷らしきものもなく、ただそこには智也がいないだけだった。
「どうしたの?キョロキョロしちゃって」
一緒に買い物に来ていた女友達が、俺の顔を覗き込んで不思議そうな目で見やった。
「なんでもない。とりあえずご飯でも食べに行こっか」
俺は笑いながらもう一度駅を振り返った。
智也のいない駅も、いつもの顔で人が行きかい、電車へと吸い込まれていく。
その光景は、俺にとって帰る場所ではなく、単に立ち寄るだけの場所にしか見えなかった。
結局、俺も彼も、「ただいま」と言える場所へと帰っていく、ただそれだけのことなのだろうか。
仕事、友達、趣味、好きな人、家族。
自分を構成するいくつものエレメントは、それぞれ自分を様々な形で高揚させつつも、結局はそれは自分を刺激するだけのもの。
俺がいつか帰るところは、きっと自分で「ただいま」と認められる場所でしかない。
自分にとって大事なものを得たり失ったりという過程の中で、自分が帰る場所の変遷はどう俺の中で息づいていくのだろう。
「何やってんの?早く行こうよ」
交差点の向こうから手を振る友達に手を振り返しながら、俺は白いものがちらつく外へと走り出した。
雪はだんだんと勢いと重さを増しながら、静かに地表へと舞い降りていく。
やがて駅は白い空気の中に静かに溶けて、人の波の中へと消えていった。
数日後、会社を早退し、智也の通夜へと向かった。
新幹線で揺られる2時間ほどの間が、実は何よりも一番怖かった気がする。
それまでは、正直悲しみというよりはパニック状態だったけれど、最初の報せから時間が経ち、自分の中で冷静にそれを受け止められるに従い、どこか懐疑的なその事実を受け止める瞬間のことがイメージされて、思わず逃げ出したくなったんだろうか。
やがてまだ見ぬ駅が近づいてくるに従い、ここであいつが生きていたんだということを改めて感じ取った。
彼の母親に連絡をすると、「迎えを行かせます。バス停で待っててください」と言われ、ブツッと通話が途切れた。
程なくして、智也とそっくりの顔の高校生が姿を見せた。
ウルフベースのはねた髪や、ちょっと垂れた目、少しがっしりとした体つきなどから察すると、まずヤツの弟で間違いないかと思った。
向こうも気が付いたようで、「すみません、遠くから来ていただいて」と頭を下げられた。
俺も慌てて礼を返しながら、「智也の弟さんだよね?よく似てるなあ」と呟くと、ケイと名乗ったその弟は、「似て欲しくなかったんですけど、よく言われます」と言いながら笑った。
白い息を吐きながら歩くこと数分で、大きな葬儀会場に着いた。
もう通夜の時間は終わっていたようで、2階へと案内される。
そこには親類が集まっていて、代わる代わる火の番をしながら、故人との思い出を語り合ってる様子だったが、その割には雰囲気が明るいのが意外だった。
やがて、奥から明るい栗色のショートの女の人が出てきた。
すぐに、彼の母親だと分かったのだが、電話の声よりもすごく若い人だった。
「あら、アイツにイケメンの友達が」
と冗談を叩いて笑う母親に、何言ってるんスか、と軽くいなしながら、名前を告げると、少し驚いた様子で、彼女はこう告げた。
「そう、あなたが・・・。智也からよく話を聞いてたの。銀行員の友達がいるなんて珍しいなって」
「そうだったんですか・・・」
「憧れてるって言ってたよ」と彼女は笑いながら俺の肩をポンポンと叩いた。
−あれだけ憎まれ口を叩いていたのに、逝ってしまってからそういうこと言うなんてずるいよお前は。
そして、場の明るい雰囲気に俺は少し戸惑いを覚えていた。
もうこの場所では、あいつは「存在していない」のだろうか・・・。
複雑そうな俺の顔を見て、智也の母親は俺の手を引き、中へと案内してくれた。
そこには白い棺が置かれていた。
「よかったら手合わせてやってね」という彼女の声に、躓きかけていた勇気が少し舞い戻った。
恐る恐る中を覗き込む。
−やっぱり、中で目を閉じていたのは、俺のよく知っているあいつの姿だった。
そっと頬に触れてみた。
ヒンヤリというよりも、どこか重たくて、虚無感が圧し掛かってくるような、圧倒的な冷気が指の神経から脳へと伝わっていく。
智也の唇は、呼吸困難だったせいか、紫色に変色していて、どこか苦しげな表情が張り付いていた。
それを見た瞬間だった。
俺はこみ上げてくるものをこらえきれなくなった。
「この大バカ野郎・・・」
視界が涙で霞んで、ぬぐってもぬぐっても涙が止まらなかった。
それを見た彼の母親が、「ごめんねごめんね」と言いながら何度も頭をくしゃくしゃと撫でてくれて、それがまたすごく切なかった。
と、扉の辺りが俄かに騒がしくなり、やがて20歳前後と思しき男が3人くらい神妙な顔で入ってきた。
「あら、あんた達も来たの。ちょうどよかった、東京から智ちゃんのお友達がわざわざ来てくれたから紹介するわね」
と、俺のほうに話が飛んできたので、慌てて俺は頭を下げた。
どうやら、地元の幼馴染軍団のようだ。
とりあえずいったん扉の前で彼らの焼香を待って、辞去の挨拶だけしようと思ったところ、
「智と同い年くらいですか?」と彼らの中でも一番背の高い茶髪のサラサラ髪のヤツが声をかけてくる。
「いえ」と首を振り、20代の折り返しをまたいでいることを告げると、彼らは本当に驚いた様子で、しばらくその話でネタにされてしまった。
こういう時って、反応がしづらくて、居心地がよくないはずなのに・・・彼らとは、不思議と近いものを感じた。
互いに知らない智也の思い出を語ることができるからだろうか。
それとも、智也の大事な人たちとこんな形で出会ったから、何らかの痛みを覚えただろうか。
今は、まだその答えを出せそうになかった。
そのままおいとまする予定だったのだが、流れで彼の母親や幼馴染軍団と一緒に食事に行くことになった。
俺が彼ら幼馴染たちに不思議な近さを感じたのと同じく、彼らも俺に対して初対面とは思えないほど温かい接し方をしてくれたのがうれしかった。
もっとも、20前後のヤツらに「カワイイ」と表現されるのは断固抗議したいところだったのだが。
ようやく一息ついたファミレスで、俺は彼らと今回の事件について、互いの情報を交換する機会に恵まれた。
そして、そこで分かったのは、とても悲しい事実のみだった。
そう、俺が止めようにも、止めることが不可能だったことだけ。
智也は、不思議なことに携帯電話のメールや着信履歴をすべて残していた。
彼は、1月の下旬に、とあるメールを送っていた。
「サイトを見て興味を持った。仲間にしてほしい」
そして、そのメールの時刻には、俺は智也と一緒にメシを食っていたはずだった。
次のメールには、「今友達と一緒だから自殺のことバレるとやばい。また明日」というメールが書かれていて、それを裏付けることになる。
そして、その後の出来事を思い返していると、ふと大事なことを失念していることに気が付いた。
その二日後、俺は智也に呼び出され、ご飯を奢ってもらったのだった。
「なんだよ、珍しいな」といぶかしむ俺に対し、「いつも奢ってもらってるからさ、たまには」と笑いながら俺をうながし、好きなとこ連れてってやるよ、と彼なりの軽口にちょっとした違和感を覚えたのだが、結局はそのまま流してしまったような気がする。
ただ、その帰りに彼はiPodを購入していた。
U2のサインが入った限定モデルで、メタリックなデザインにクリムゾンレッドが映えるデザインで、何度も見せびらかしてきたのを思い出す。
そうやって、欲があるということは、言い換えれば希望が、そして夢があるということだ。
そんなヤツが軽々しく自殺するなんて、俺にはまだ信じられなかった。
結局、彼は誰にもそれを継げず、自殺志願者たちと共に、俺たちの手の届かない場所に行ってしまった。
彼の好きだったB'zの曲が流れるたびに、ふと頭を掠めるのは、だんだんとその事実に慣れていく自分が否定できないことなのかもしれない。
そうして「思い出す」ことで、俺はだんだんとその事実を受け入れ始めた。
そして、2週間が経ち−俺は彼の気配のない場所への引越し先を決めたのだった。
春の気配が近づくはずの3月。
東京には季節外れの雪が降った。
俺は、およそ1ヶ月ぶりに目黒駅に立ち寄った。
特に感傷らしきものもなく、ただそこには智也がいないだけだった。
「どうしたの?キョロキョロしちゃって」
一緒に買い物に来ていた女友達が、俺の顔を覗き込んで不思議そうな目で見やった。
「なんでもない。とりあえずご飯でも食べに行こっか」
俺は笑いながらもう一度駅を振り返った。
智也のいない駅も、いつもの顔で人が行きかい、電車へと吸い込まれていく。
その光景は、俺にとって帰る場所ではなく、単に立ち寄るだけの場所にしか見えなかった。
結局、俺も彼も、「ただいま」と言える場所へと帰っていく、ただそれだけのことなのだろうか。
仕事、友達、趣味、好きな人、家族。
自分を構成するいくつものエレメントは、それぞれ自分を様々な形で高揚させつつも、結局はそれは自分を刺激するだけのもの。
俺がいつか帰るところは、きっと自分で「ただいま」と認められる場所でしかない。
自分にとって大事なものを得たり失ったりという過程の中で、自分が帰る場所の変遷はどう俺の中で息づいていくのだろう。
「何やってんの?早く行こうよ」
交差点の向こうから手を振る友達に手を振り返しながら、俺は白いものがちらつく外へと走り出した。
雪はだんだんと勢いと重さを増しながら、静かに地表へと舞い降りていく。
やがて駅は白い空気の中に静かに溶けて、人の波の中へと消えていった。
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2005 |
03,03 |
「冬は、空の色綺麗だな」
駅のホームに佇んでいる俺は、ふと懐かしい声を聞いた気がした。
辺りを見回しても誰もいない。
そして、俄かに一人苦笑した。
なぜなら、その言葉を俺に言った張本人は、同じ世界には存在していないから。
彼の言葉は、もう俺には届かなくなってしまった。
そんな俺が今、それに答えるならば言う言葉は決まっている。
−当たり前だろ。俺が生まれた季節なんだからさ。
「バカタレー。オレが生まれたからに決まってるだろ」
そう笑いながら憎まれ口を叩く彼の姿が目に浮かびそうで、視界がぼやけてきそうになる。
慌てて上を向くと、そこには本当に綺麗なスカイブルーが広がっていた。
青をどこまでも削り取ったようなその色は、彼の心情をどこか象徴してるような気がした。
#3 February 5,2005 Yokohama
2月5日。
そのときの俺は、同じように駅のホームに一人佇んでいた。
家探しのために渋谷の不動産屋と約束をしていたので、重い腰を上げて家から出たばかりだった。
雪が落ちてきそうなほどどんよりとした空だな、とぼんやりと思ったことがなぜか記憶の底に沈んでいる。
♪チャーラーラーラー
コートの中の携帯が大音量で鳴り出し、俺は慌ててポケットを弄った。
画面には、無二の親友の智也の名前が表示されていた。
ちょうど彼にも家探しのことを伝えようと思っていたところだったので、唇の端に笑みを浮かべながら、俺は通話ボタンを押した。
「はい、もしもしー」
「もしもしー。あの・・・」
びっくりしたことに、それは智也の声ではなく、大人びた女性の声だった。
その瞬間は、頭が混乱していて、自分がからかわれているような気がしたのだが、同時に何かがずっと頭の中で警鐘を鳴らしていた。
何かがおかしい。
「私、智也の母親です。息子がいつもお世話になりまして」
それを聞いて、余計に俺は迷宮へと迷い込んだ。
「は、はあ・・・」
そもそも、智也の家族とは一度も面識がなかったから、ただただ戸惑ってその声を聞き続けた。
突然の電話を詫びる彼の母親は、続けてその謎が氷解する言葉をつむいだ。
しかし、それは俺に取って、とても残酷な言葉だったのだ。
「ニュースをご覧になったとは思いますが・・・3日の午前中、亡くなりまして。
生前は、色々よくしていただいたそうで、ありがとうございました」
その言葉の意味が理解できるまで数秒の時間を要した。
「な・・・亡くなった?」
それから先のことはよく覚えていない。
彼の母親の声がひたすら受話器から流れ出していただけだった。
断片的に「自殺した」「メールの履歴から電話した」という言葉だけを耳の奥へと残して。
智也とは、不思議な出会い方をした。
美術系の専門学校に通っていた20歳の彼と、社会人の俺が接点を持つのは普通ならありえないことだ。
まして、親友になるとは全く思っていなかった。
1年以上前になるだろうか・・・彼の存在を知ったのは、オンラインゲーム上のことだ。
一緒にパーティーを組み、経験値を稼ぎに行っただけの仲。
戦闘中は全く無口だった彼が、何故パーティーが解散した後に俺に声をかけてきたのかは、今でも一番の謎だと思う。
というのも、俺がそのパーティーでは一番空回りしていたからだ。
他の人よりも3つほどレベルが低く、しかもアタッカーとしては不向きな種族を操っていて、今思い起こしても何故自分があのパーティーに誘われたのかよくわからない。
ただ、必死に迷惑をかけないようにとコントローラーを握り締めていた記憶だけがずっとこの手に残っている。
「今日は楽しかったよ。よかったらまた遊ぼう」
あいつの言葉が画面に現れたとき、本当に意外で、でもどこかその必死だった自分が救われたような気がして、すごくうれしかったんだ。
なのに、結局智也とそのゲームの中で遊んだ記憶はそれ以降ほとんどなかった。
勿論色々な話はしたのだが、結局ゲームの中での話より、今こんなことをしてる、こんなテレビやってる、なんて下世話な話から、将来の自分についてなんて青臭い話もたくさんした。
やがて、俺の実家が近いこともあって、一度会ってみたところ意気投合してしまい、それ以降は正直なところ、自分の彼女よりも多く時間を割いて彼と遊んでいたような気がする。
友達にもいろいろな友達がいるけれど、気軽に互いに呼びつけあい、軽口を叩いたり時に頭を叩いたりなんてコミュニケーションが取れるのは、本当に貴重だったのだ。
もっとも、その年齢に似合ってよく食べた彼の食事代も殆ど俺の財布から消えていたのだが、家族と離れて過ごす自分には、時に弟みたいな感じで接していたこともあって、あまりそういったことに対する不満は感じなかった。
−仕事であまり息を抜いて素の自分で話す機会が少なかったから。
素の自分で一番いられる瞬間があるのが何より大切だったから。
俺のほうが心のメリットをたくさんもらっていたからだなんて、あいつには結局伝えることができなかった。
1月に異動が出て都内に引っ越す旨を告げたとき、一番喜んだのが智也だった。
「いいから、うちの近くに引っ越してこいって。一緒に家探し付き合っちゃるから」
「ははーん。俺がいないと淋しいんだろ、テメーは」
「だって、近くに越してくれれば飯食いに行けるじゃん」
そう言いながらニタニタ笑うヤツの頭を2,3発叩いたのが昨日のことみたいだった。
2月いっぱい、課題の提出で忙しいという話をしていた彼の邪魔をしないように、とりあえずは彼の住む目黒の近くで、引越し候補先を決めておこうと思ったのが、そもそもの始まりだった。
それ以降も、iPodを買ったりしている姿も見ていたので、正直自殺という単語は彼にもっとも似つかわしくないように思えた。
だから・・・余計にショックだったのかもしれない。
彼が死んだことが、ではなくて。
それを気付いてあげたり、止めることができなかったことこそが、一番悔しくてならなかった。
ともあれ、不動産屋との約束の時間がそのときは迫っていた。
延期することも考えたのだが、何にせよ他にいけそうな日もなかったので、動揺しっぱなしの自分を留めて現地へと向かった。
結局、当初ネットで見かけた物件は、1月から女性専用になってたり、いいなと思った物件が宗教がらみだったりと、思った以上に物件探しは難航することになる。
「やっぱり目黒がいいですか?」
そう聞いてくる業者さんの顔に頷きかけた俺は、しばらくして首を横に振った。
「いや、やっぱりいいです。目黒の近くでいいんで、目黒を通らない場所にしてください」
事前に目黒周辺で、と伝えてたヤツが突然逆の希望を出したことに、少し不思議そうな顔をした業者さんは、
「・・・確かに、目黒周辺はいい物件すぐ出ちゃうからねぇ。ただ、もうちょっと待ってもらえればいい物件出せると思いますよ」
と俺に笑いかけた。その顔を直視できなかった俺は、目を伏せながら、こう呟いた。
「いや、もういいんです。ここに来るまでは拘ってたんだけど、その理由が無くなっちまったから」
その後、業者さんがどんな顔をしたのかは分からない。
結局、俺はそのまま席を立ったからだ。
7年ぶりの引越し。
それは、味わったのことのないほろ苦さを伴って始まったのだった。
駅のホームに佇んでいる俺は、ふと懐かしい声を聞いた気がした。
辺りを見回しても誰もいない。
そして、俄かに一人苦笑した。
なぜなら、その言葉を俺に言った張本人は、同じ世界には存在していないから。
彼の言葉は、もう俺には届かなくなってしまった。
そんな俺が今、それに答えるならば言う言葉は決まっている。
−当たり前だろ。俺が生まれた季節なんだからさ。
「バカタレー。オレが生まれたからに決まってるだろ」
そう笑いながら憎まれ口を叩く彼の姿が目に浮かびそうで、視界がぼやけてきそうになる。
慌てて上を向くと、そこには本当に綺麗なスカイブルーが広がっていた。
青をどこまでも削り取ったようなその色は、彼の心情をどこか象徴してるような気がした。
2月5日。
そのときの俺は、同じように駅のホームに一人佇んでいた。
家探しのために渋谷の不動産屋と約束をしていたので、重い腰を上げて家から出たばかりだった。
雪が落ちてきそうなほどどんよりとした空だな、とぼんやりと思ったことがなぜか記憶の底に沈んでいる。
♪チャーラーラーラー
コートの中の携帯が大音量で鳴り出し、俺は慌ててポケットを弄った。
画面には、無二の親友の智也の名前が表示されていた。
ちょうど彼にも家探しのことを伝えようと思っていたところだったので、唇の端に笑みを浮かべながら、俺は通話ボタンを押した。
「はい、もしもしー」
「もしもしー。あの・・・」
びっくりしたことに、それは智也の声ではなく、大人びた女性の声だった。
その瞬間は、頭が混乱していて、自分がからかわれているような気がしたのだが、同時に何かがずっと頭の中で警鐘を鳴らしていた。
何かがおかしい。
「私、智也の母親です。息子がいつもお世話になりまして」
それを聞いて、余計に俺は迷宮へと迷い込んだ。
「は、はあ・・・」
そもそも、智也の家族とは一度も面識がなかったから、ただただ戸惑ってその声を聞き続けた。
突然の電話を詫びる彼の母親は、続けてその謎が氷解する言葉をつむいだ。
しかし、それは俺に取って、とても残酷な言葉だったのだ。
「ニュースをご覧になったとは思いますが・・・3日の午前中、亡くなりまして。
生前は、色々よくしていただいたそうで、ありがとうございました」
その言葉の意味が理解できるまで数秒の時間を要した。
「な・・・亡くなった?」
それから先のことはよく覚えていない。
彼の母親の声がひたすら受話器から流れ出していただけだった。
断片的に「自殺した」「メールの履歴から電話した」という言葉だけを耳の奥へと残して。
智也とは、不思議な出会い方をした。
美術系の専門学校に通っていた20歳の彼と、社会人の俺が接点を持つのは普通ならありえないことだ。
まして、親友になるとは全く思っていなかった。
1年以上前になるだろうか・・・彼の存在を知ったのは、オンラインゲーム上のことだ。
一緒にパーティーを組み、経験値を稼ぎに行っただけの仲。
戦闘中は全く無口だった彼が、何故パーティーが解散した後に俺に声をかけてきたのかは、今でも一番の謎だと思う。
というのも、俺がそのパーティーでは一番空回りしていたからだ。
他の人よりも3つほどレベルが低く、しかもアタッカーとしては不向きな種族を操っていて、今思い起こしても何故自分があのパーティーに誘われたのかよくわからない。
ただ、必死に迷惑をかけないようにとコントローラーを握り締めていた記憶だけがずっとこの手に残っている。
「今日は楽しかったよ。よかったらまた遊ぼう」
あいつの言葉が画面に現れたとき、本当に意外で、でもどこかその必死だった自分が救われたような気がして、すごくうれしかったんだ。
なのに、結局智也とそのゲームの中で遊んだ記憶はそれ以降ほとんどなかった。
勿論色々な話はしたのだが、結局ゲームの中での話より、今こんなことをしてる、こんなテレビやってる、なんて下世話な話から、将来の自分についてなんて青臭い話もたくさんした。
やがて、俺の実家が近いこともあって、一度会ってみたところ意気投合してしまい、それ以降は正直なところ、自分の彼女よりも多く時間を割いて彼と遊んでいたような気がする。
友達にもいろいろな友達がいるけれど、気軽に互いに呼びつけあい、軽口を叩いたり時に頭を叩いたりなんてコミュニケーションが取れるのは、本当に貴重だったのだ。
もっとも、その年齢に似合ってよく食べた彼の食事代も殆ど俺の財布から消えていたのだが、家族と離れて過ごす自分には、時に弟みたいな感じで接していたこともあって、あまりそういったことに対する不満は感じなかった。
−仕事であまり息を抜いて素の自分で話す機会が少なかったから。
素の自分で一番いられる瞬間があるのが何より大切だったから。
俺のほうが心のメリットをたくさんもらっていたからだなんて、あいつには結局伝えることができなかった。
1月に異動が出て都内に引っ越す旨を告げたとき、一番喜んだのが智也だった。
「いいから、うちの近くに引っ越してこいって。一緒に家探し付き合っちゃるから」
「ははーん。俺がいないと淋しいんだろ、テメーは」
「だって、近くに越してくれれば飯食いに行けるじゃん」
そう言いながらニタニタ笑うヤツの頭を2,3発叩いたのが昨日のことみたいだった。
2月いっぱい、課題の提出で忙しいという話をしていた彼の邪魔をしないように、とりあえずは彼の住む目黒の近くで、引越し候補先を決めておこうと思ったのが、そもそもの始まりだった。
それ以降も、iPodを買ったりしている姿も見ていたので、正直自殺という単語は彼にもっとも似つかわしくないように思えた。
だから・・・余計にショックだったのかもしれない。
彼が死んだことが、ではなくて。
それを気付いてあげたり、止めることができなかったことこそが、一番悔しくてならなかった。
ともあれ、不動産屋との約束の時間がそのときは迫っていた。
延期することも考えたのだが、何にせよ他にいけそうな日もなかったので、動揺しっぱなしの自分を留めて現地へと向かった。
結局、当初ネットで見かけた物件は、1月から女性専用になってたり、いいなと思った物件が宗教がらみだったりと、思った以上に物件探しは難航することになる。
「やっぱり目黒がいいですか?」
そう聞いてくる業者さんの顔に頷きかけた俺は、しばらくして首を横に振った。
「いや、やっぱりいいです。目黒の近くでいいんで、目黒を通らない場所にしてください」
事前に目黒周辺で、と伝えてたヤツが突然逆の希望を出したことに、少し不思議そうな顔をした業者さんは、
「・・・確かに、目黒周辺はいい物件すぐ出ちゃうからねぇ。ただ、もうちょっと待ってもらえればいい物件出せると思いますよ」
と俺に笑いかけた。その顔を直視できなかった俺は、目を伏せながら、こう呟いた。
「いや、もういいんです。ここに来るまでは拘ってたんだけど、その理由が無くなっちまったから」
その後、業者さんがどんな顔をしたのかは分からない。
結局、俺はそのまま席を立ったからだ。
7年ぶりの引越し。
それは、味わったのことのないほろ苦さを伴って始まったのだった。
2005 |
03,01 |
«blog一周年»
こうしてblogを書き始めてから1年になりました。
とはいえ、移転してから間もないので、なんだかそんな感じも薄いのですがw
それまで身内のみに公開して書いていたHTML形式の日記から脱却し、blogにするのにはちょっぴり勇気が必要でした。
おまけに、まだblogがなんたるかもわかっていなくて、適当に開始したところは、普通にあるblogとはちょっぴり違うところで。
画像が載せられず、コメントもつけられないというところにぶつくさいいつつ、逆にテキストの力を信じて書き続けてきました。
最後、移転関係でバタバタしてアクセスがやや落ちちゃいましたけど、5万弱の人に1年で来てもらえたというのは、ホントに励みになることだったんスよね。
#とはいえ、それほど数字を見てるわけでもないのですが^^;
元々はWEBサイトを持ってて、そこでは結構いろんなコンテンツが載ってたんですが、それゆえに更新しにくくなったというのもあって。
あと、大学のアカウントが抹消されたからというのもあるんだけどね^^;
blogという言葉だけ知ってて、元々よく読んでたFFのblogがあったDiarynoteで書き出したものの、色々制約も多く、結果的にはこのFC2へと移ってきました。
それでも、Diarynoteという場所は、書いてる側にはすごく楽しいことが多い場所だったんスけどね。
他の日記書かれてる方との交流があったりとか・・・。
ここFC2に移る前から仕事内容がグレードアップし、なかなかblogも変な更新具合になっちまってますけど、出来るだけ読んでる人が少しの間日常から離れて何らかの感情の源泉に触れてもらえる場所をつくりたいなという思いは変わりません。
とはいえ、もうちょいFF関係含め、面白いネタを書かなきゃ申し訳ないなという想いはめっちゃあります。
その一方で、だんだんと素の自分に回帰してる感じもあるし。
その間で鬩ぎあってはいるものの、何らかの形で感情が引き出されるような文章を生み出していきたいなあ。
そんなわけで、とりあえずは1年。
また次の1年に向けて頑張っていく所存でっす。
今後ともよろしくお付き合いくださるとうれしいです^^
とはいえ、移転してから間もないので、なんだかそんな感じも薄いのですがw
それまで身内のみに公開して書いていたHTML形式の日記から脱却し、blogにするのにはちょっぴり勇気が必要でした。
おまけに、まだblogがなんたるかもわかっていなくて、適当に開始したところは、普通にあるblogとはちょっぴり違うところで。
画像が載せられず、コメントもつけられないというところにぶつくさいいつつ、逆にテキストの力を信じて書き続けてきました。
最後、移転関係でバタバタしてアクセスがやや落ちちゃいましたけど、5万弱の人に1年で来てもらえたというのは、ホントに励みになることだったんスよね。
#とはいえ、それほど数字を見てるわけでもないのですが^^;
元々はWEBサイトを持ってて、そこでは結構いろんなコンテンツが載ってたんですが、それゆえに更新しにくくなったというのもあって。
あと、大学のアカウントが抹消されたからというのもあるんだけどね^^;
blogという言葉だけ知ってて、元々よく読んでたFFのblogがあったDiarynoteで書き出したものの、色々制約も多く、結果的にはこのFC2へと移ってきました。
それでも、Diarynoteという場所は、書いてる側にはすごく楽しいことが多い場所だったんスけどね。
他の日記書かれてる方との交流があったりとか・・・。
ここFC2に移る前から仕事内容がグレードアップし、なかなかblogも変な更新具合になっちまってますけど、出来るだけ読んでる人が少しの間日常から離れて何らかの感情の源泉に触れてもらえる場所をつくりたいなという思いは変わりません。
とはいえ、もうちょいFF関係含め、面白いネタを書かなきゃ申し訳ないなという想いはめっちゃあります。
その一方で、だんだんと素の自分に回帰してる感じもあるし。
その間で鬩ぎあってはいるものの、何らかの形で感情が引き出されるような文章を生み出していきたいなあ。
そんなわけで、とりあえずは1年。
また次の1年に向けて頑張っていく所存でっす。
今後ともよろしくお付き合いくださるとうれしいです^^
2005 |
02,28 |
最近アナログな生活を送ってるせいか、逆にいろんなアンテナが研ぎ覚まされてきたような気がします。
なんていうのかな、ネットって、基本的には偶発的な情報収集には不向きな場所だと思うんスよね。
勿論、ヤフーみたいな大手サイトでの表題から入ることはあれど。
その点、アナログな生活を送っていると、ぼーっと日常のあれこれがしみこんできたり、ふとその所在無さから、何かを求めてみたり。
正直、ネットに繋がってるとき、いろんな意味での淋しさを感じないっていうメリットも大きいとは思うんだけどね^^;
そんなわけで、最近のアナログアンテナに引っかかってるモノあれこれ。
■明日
って何かと言うと・・・実は平原綾香の「明日」なんです。
本当は随分前からあの声が気に入ってて、特に3枚目のシングルのカップリングだった「歌う風」という曲が めっちゃスキだったんスよね。
(NHKのスタジオパークからこんにちは、とかって番組のテーマ曲だったと思う)
味のある、あの低音〜中音域がすごく力強くて好きだったわけなんですが、この明日はどちらかというと、そういった力強さではなく、すごく柔らかなアプローチで前から気にはなってました。
最近ドラマの主題歌に使われてるということで、改めて聞くと本当にこの寒い季節に心の襞に入っていくような・・・。
高校のときとかは、高い声の曲ばかり聞いてたけど、最近はこういうアルト声にすっごく惹かれるのはなぜなんだろうな。
■MUSIC
こちらも、漠然と音楽ではなく、中島美嘉の「MUSIC」。
3月9日発売ってことで、今からすげーわくわくしてますw
彼女の声も、デビュー当時は高い声で張る部分も多かったけど、最近は中音域をすごく大事にし、高い声の部分を柔らかいファルセットで出していく感じに変化してるんですよね。
あのふわっとファルセットで抜ける部分が、なんともいえない色気があって、めっちゃいい感じなんだよな。
それでいて、最新シングルの「桜色舞うころ」なんかだと、要所のみ地声で張る部分も混ぜてきて、うまく融合してきてるなという印象。
本人のバックグラウンドにない部分が逆にうまくこなせちゃってるのがこの人のすごいところ。ジャズブルースとかね。
■大後悔オンライン
実は、先日引越し前にベンチマークをPCに入れてみたんです。
FFではさっぱり数値に届かなくて(動いたけどw)、ちょっぴりがっかりだったんだけど、こちらのベンチは通常動く数字が出てよかったーv
しかし、海のシーンだけはポリゴンが変な具合になっちゃったけれど・・・。
グラフィックがすごいわけではないんですが、妙にFF初期のワクワクが感じられて、他のオンラインゲームの中では唯一惹かれてるんですよ、実は。
そういった意味では、□eから出るフロントミッションオンラインにそっと期待してたりもするんですがw
本当は無料の期間にやりたかったのに、ちょっとそれはかないそうにないのが残念だなあ・・・。
もしやってらっしゃる方いたら、同じサーバーに呼んでやってくださいませー。
■数年ぶりにスキーしたいッ
スキー好きのくせに(注:下手でっす)、なかなか行く機会がないまま数年。
多分最後に行ったのは4年くらい前かも^^;
スノボは実は未体験でして・・・というのも、せっかく雪山行くならスキーしたくなっちゃうんだよねw
もうバスツアーとかで行く元気はなさそうなんで、出来れば新幹線でビューッと行ってしまいたいなと思いつつ。
でも、一番の問題は予定が誰とも合わなさそうということか・・・(;´д`)
■アナザーコード
任天堂DSって、個人的には全く惹かれなかったんですが、今唯一欲しいソフトがこれ。
アドベンチャーゲームで、どこかSFC時代の匂いがするんです。
タッチペンもうまく謎解きに利用してて、最近RPGなどやる気が起こらない自分にはすごく渇望してたジャンルのものだなあと。
とはいえ、最近久々に神宮寺シリーズを再プレイしてると、やっぱり面白くてw
Innocent Blackなんかも、今改めてプレイするとよく出来てるなと思うし。
(場面が途切れるところの処理はもう少しうまくやってほしかったなというのが贅沢な願いですが)
■エスニックファッション
なかなか春モノの服は、いいものが見つからずにいてスルーしてるんですが、今年流行りそうなエスニックものは一つほしいなあーと。
とはいえ、実は服であまり冒険できないっつーか、下品に見えちゃうと思って、斬新なデザインのものはパスしちゃう傾向にあるのが我ながらもったいない・・・。
まあ、似合う似合わないはあるわけですが^^;
他、春だし、パーカー類とかヘンリーネック系の色合いがよさげな感じのものを求めてふらふらしております。
■BSCSライフ
新居には、BSおよびCSアンテナがくっついてるらしい。
ってか全然アンテナらしきものが見えないんですけど、おそらくテレビのアンテナつなぐところでもう取れるようになってるのかな。
CSテレビなんかは情報ありすぎて逆に困っちゃうんだけど、ああいうメディアだからこそ見れるものって多いしね。
銀河英雄伝説全話放送とかあったら契約しちまいそうな勢いです^^;
■久々に海外脱出キボンヌ
というわけで、もう5年くらい実は海外とご無沙汰だったりするのですw
職場にはいっぱい外国の方がいらっしゃるので、ある意味が仕事が海外気分ではあるけど・・・うれしくねー><
最近建築に興味がわきつつもあるので、トルコとかスペインとかに行ってみたかったり。
でも、どっちも言葉わかんにゃい・・・英語圏にするか・・・。
と、英語で思い出したけど、英会話学校も久々に通いたいなと思いつつ。
英語話すときって、思考が英語にならないとうまく話せないんだけど、日常生活だとなかなかスイッチが切り替わらないんですよね。
いつもどおり、脈絡のないつながりでスミマセンw
ちょっぴり引越しで散在して懐が痛いところですが、なんとかやりくりして欲しいもの買うZeeee!と思ってるんだけど、はてさて・・・。
なんていうのかな、ネットって、基本的には偶発的な情報収集には不向きな場所だと思うんスよね。
勿論、ヤフーみたいな大手サイトでの表題から入ることはあれど。
その点、アナログな生活を送っていると、ぼーっと日常のあれこれがしみこんできたり、ふとその所在無さから、何かを求めてみたり。
正直、ネットに繋がってるとき、いろんな意味での淋しさを感じないっていうメリットも大きいとは思うんだけどね^^;
そんなわけで、最近のアナログアンテナに引っかかってるモノあれこれ。
■明日
って何かと言うと・・・実は平原綾香の「明日」なんです。
本当は随分前からあの声が気に入ってて、特に3枚目のシングルのカップリングだった「歌う風」という曲が めっちゃスキだったんスよね。
(NHKのスタジオパークからこんにちは、とかって番組のテーマ曲だったと思う)
味のある、あの低音〜中音域がすごく力強くて好きだったわけなんですが、この明日はどちらかというと、そういった力強さではなく、すごく柔らかなアプローチで前から気にはなってました。
最近ドラマの主題歌に使われてるということで、改めて聞くと本当にこの寒い季節に心の襞に入っていくような・・・。
高校のときとかは、高い声の曲ばかり聞いてたけど、最近はこういうアルト声にすっごく惹かれるのはなぜなんだろうな。
■MUSIC
こちらも、漠然と音楽ではなく、中島美嘉の「MUSIC」。
3月9日発売ってことで、今からすげーわくわくしてますw
彼女の声も、デビュー当時は高い声で張る部分も多かったけど、最近は中音域をすごく大事にし、高い声の部分を柔らかいファルセットで出していく感じに変化してるんですよね。
あのふわっとファルセットで抜ける部分が、なんともいえない色気があって、めっちゃいい感じなんだよな。
それでいて、最新シングルの「桜色舞うころ」なんかだと、要所のみ地声で張る部分も混ぜてきて、うまく融合してきてるなという印象。
本人のバックグラウンドにない部分が逆にうまくこなせちゃってるのがこの人のすごいところ。ジャズブルースとかね。
■大
実は、先日引越し前にベンチマークをPCに入れてみたんです。
FFではさっぱり数値に届かなくて(動いたけどw)、ちょっぴりがっかりだったんだけど、こちらのベンチは通常動く数字が出てよかったーv
しかし、海のシーンだけはポリゴンが変な具合になっちゃったけれど・・・。
グラフィックがすごいわけではないんですが、妙にFF初期のワクワクが感じられて、他のオンラインゲームの中では唯一惹かれてるんですよ、実は。
そういった意味では、□eから出るフロントミッションオンラインにそっと期待してたりもするんですがw
本当は無料の期間にやりたかったのに、ちょっとそれはかないそうにないのが残念だなあ・・・。
もしやってらっしゃる方いたら、同じサーバーに呼んでやってくださいませー。
■数年ぶりにスキーしたいッ
スキー好きのくせに(注:下手でっす)、なかなか行く機会がないまま数年。
多分最後に行ったのは4年くらい前かも^^;
スノボは実は未体験でして・・・というのも、せっかく雪山行くならスキーしたくなっちゃうんだよねw
もうバスツアーとかで行く元気はなさそうなんで、出来れば新幹線でビューッと行ってしまいたいなと思いつつ。
でも、一番の問題は予定が誰とも合わなさそうということか・・・(;´д`)
■アナザーコード
任天堂DSって、個人的には全く惹かれなかったんですが、今唯一欲しいソフトがこれ。
アドベンチャーゲームで、どこかSFC時代の匂いがするんです。
タッチペンもうまく謎解きに利用してて、最近RPGなどやる気が起こらない自分にはすごく渇望してたジャンルのものだなあと。
とはいえ、最近久々に神宮寺シリーズを再プレイしてると、やっぱり面白くてw
Innocent Blackなんかも、今改めてプレイするとよく出来てるなと思うし。
(場面が途切れるところの処理はもう少しうまくやってほしかったなというのが贅沢な願いですが)
■エスニックファッション
なかなか春モノの服は、いいものが見つからずにいてスルーしてるんですが、今年流行りそうなエスニックものは一つほしいなあーと。
とはいえ、実は服であまり冒険できないっつーか、下品に見えちゃうと思って、斬新なデザインのものはパスしちゃう傾向にあるのが我ながらもったいない・・・。
まあ、似合う似合わないはあるわけですが^^;
他、春だし、パーカー類とかヘンリーネック系の色合いがよさげな感じのものを求めてふらふらしております。
■BSCSライフ
新居には、BSおよびCSアンテナがくっついてるらしい。
ってか全然アンテナらしきものが見えないんですけど、おそらくテレビのアンテナつなぐところでもう取れるようになってるのかな。
CSテレビなんかは情報ありすぎて逆に困っちゃうんだけど、ああいうメディアだからこそ見れるものって多いしね。
銀河英雄伝説全話放送とかあったら契約しちまいそうな勢いです^^;
■久々に海外脱出キボンヌ
というわけで、もう5年くらい実は海外とご無沙汰だったりするのですw
職場にはいっぱい外国の方がいらっしゃるので、ある意味が仕事が海外気分ではあるけど・・・うれしくねー><
最近建築に興味がわきつつもあるので、トルコとかスペインとかに行ってみたかったり。
でも、どっちも言葉わかんにゃい・・・英語圏にするか・・・。
と、英語で思い出したけど、英会話学校も久々に通いたいなと思いつつ。
英語話すときって、思考が英語にならないとうまく話せないんだけど、日常生活だとなかなかスイッチが切り替わらないんですよね。
いつもどおり、脈絡のないつながりでスミマセンw
ちょっぴり引越しで散在して懐が痛いところですが、なんとかやりくりして欲しいもの買うZeeee!と思ってるんだけど、はてさて・・・。
2005 |
02,26 |
Right〜を書くのに少し疲れてきたので、ちとFFのことでも。
バレンタイン以降全くログインできてないのですが、実はバージョンアップだけは引越し前に終わらせておりますw
あ、でもWEBマネー払ってねーや・・・。
まだ全然自分ではバージョンアップ効果を体感してはいないのですが、遅ればせながら色々思うことを。
●アル・タユー!
とりあえず、ようやくプロマシアミッションを進めてるという方も多くいらっしゃるみたいですよね。
で、肝心のアル・タユなんですが、僕は今第5章の終盤だったりします。
具体的にいっちゃうと、アットワ地溝でのBC戦を控えてる状況。
このBCが結構キツイって言われてる上に、一番の難関である第6章のアレが待ち構えているんだよね・・・。
歴代FFをやってた者としては、あのBCはメチャメチャ熱いと思われるんですけどね^^;
さて、それはさておき、今回追加されたミッションもネタバレながら少しサイトで情報を見てしまいました。
もはや誰が味方で誰が敵かわからないな、というのが正直な感想。
しかし、今回の話、ここまで進めてるとわかることですが、ジラートや従来のミッションとも深く繋がっているだけじゃなく、そこでの謎解きにも一部なってるんですよね。
複雑すぎて混乱してしまう部分もあるので(複線はりまくりなんスよ)、一度映像だけプレイバックできないかなーと思いつつ。
オリジナルDVDとかでリリースしてくれないかなw
●流離のフィッシャー
釣りが仕様が大きく変わったということですねぃ。
それに加え、太公望ゲットの難易度が格段に上がったらしいとのこと。
全然クエストやってないからいいんだけど、、やる気しないなあ・・・こういう修正は。
ただし、今のスキルだと特に太公望がいる仕様ではなくなったのかな、という印象もあります。
まったり釣り派としては残念な部分もあるんだけど、まあ楽しめるのはいいことなのかも。
●ENMクエスト
オーブがいらなくて、しかもデスペナルティのないBCNM戦、しかも経験値入るということで、護衛クエストのパワーアップ版のような感じで思っております。
これ、実はものごっつ期待してるんですけど。
仲間内で週に1回でも冒険しに行く感覚でいけるのは、すごく素敵。
まあ、場所によっては、たどり着くのが大変だったりするわけですが^^;
道中はともあれ、ペナルティーが全然ないBCNMみたいなものだと思うので、本当に楽しみッス。
●マナクリッパー
正直、20分待ちとかは勘弁してほしいです・・・。
せめて10分間隔くらいで航行してほしいなあ。
リアルなのはいいけど、余計に足が遠のくのは勿体無いよね。
●メリポ
方向性としてはすごく面白いと思うんですけど、結局こういう面白そうな要素もすべて、レベルにおける強さの縛りが足を引っ張っちゃってるような気がします。
それこそが、そもそもレベル上げばかりみんなが没頭する理由にもなると思うし。
モンクでも、一撃が重たいモンク、とにかく手数が多いモンク、砲台としての能力だけずば抜けたモンクとか、色々いると楽しいと思うのは事実だけどさw
あと、FF10なんかをやってると、バ系の効果の大きさに実はびっくりしてみたりするんですよ。
バファイラを唱えておけば、回数分はファイア系を無効化できるとか。
このバの効果を100%に引き上げるようにポイントが振れたら面白いのに。。。
●バリスタ
実は一度もやったことのないバリスタ。
いつの間にかかなり色々なことが起こってるんだな、という印象があります。
移籍しちゃったら、バリスタの資格なくなるって知らなかったんだよね・・・。
ジョブごとの特性も、PvPだとより映える気がするんで、一度は絶対やってみたいなあ。
いくならコッソリと隠密活動したいんで、シーフでいってみるべ。
●盾age
シーフ、白と盾スキルが在るジョブを持っているのですが、残念ながらあまり盾スキル高くないんです。
今回のver.upで、とりあえずこいつを上げてみたいなと思ってます。白の生存率アップにもなるかなあって。
まあ、その前に弓と射撃を上げないといかんのですが^^;
●料理うまそーv
ブリームスシなるものが出ているようで、これがDEX+6なんていう効果らすぃ。
ううむ、シーフとしては激しく惹かれるな・・・。
トラドスシってのもDEXアップ系のおスシ。
あと、前衛向けには、クアールサンドってのが出てましたね。
STR+5などの他に攻+20%もつくという。
んー、某MMOでピザが注文できるコマンドがあったけれど、あんなサービスあると面白いのにな。
(すげー引きこもり増えそうな気がするけど・・・w)
バレンタイン以降全くログインできてないのですが、実はバージョンアップだけは引越し前に終わらせておりますw
あ、でもWEBマネー払ってねーや・・・。
まだ全然自分ではバージョンアップ効果を体感してはいないのですが、遅ればせながら色々思うことを。
●アル・タユー!
とりあえず、ようやくプロマシアミッションを進めてるという方も多くいらっしゃるみたいですよね。
で、肝心のアル・タユなんですが、僕は今第5章の終盤だったりします。
具体的にいっちゃうと、アットワ地溝でのBC戦を控えてる状況。
このBCが結構キツイって言われてる上に、一番の難関である第6章のアレが待ち構えているんだよね・・・。
歴代FFをやってた者としては、あのBCはメチャメチャ熱いと思われるんですけどね^^;
さて、それはさておき、今回追加されたミッションもネタバレながら少しサイトで情報を見てしまいました。
もはや誰が味方で誰が敵かわからないな、というのが正直な感想。
しかし、今回の話、ここまで進めてるとわかることですが、ジラートや従来のミッションとも深く繋がっているだけじゃなく、そこでの謎解きにも一部なってるんですよね。
複雑すぎて混乱してしまう部分もあるので(複線はりまくりなんスよ)、一度映像だけプレイバックできないかなーと思いつつ。
オリジナルDVDとかでリリースしてくれないかなw
●流離のフィッシャー
釣りが仕様が大きく変わったということですねぃ。
それに加え、太公望ゲットの難易度が格段に上がったらしいとのこと。
全然クエストやってないからいいんだけど、、やる気しないなあ・・・こういう修正は。
ただし、今のスキルだと特に太公望がいる仕様ではなくなったのかな、という印象もあります。
まったり釣り派としては残念な部分もあるんだけど、まあ楽しめるのはいいことなのかも。
●ENMクエスト
オーブがいらなくて、しかもデスペナルティのないBCNM戦、しかも経験値入るということで、護衛クエストのパワーアップ版のような感じで思っております。
これ、実はものごっつ期待してるんですけど。
仲間内で週に1回でも冒険しに行く感覚でいけるのは、すごく素敵。
まあ、場所によっては、たどり着くのが大変だったりするわけですが^^;
道中はともあれ、ペナルティーが全然ないBCNMみたいなものだと思うので、本当に楽しみッス。
●マナクリッパー
正直、20分待ちとかは勘弁してほしいです・・・。
せめて10分間隔くらいで航行してほしいなあ。
リアルなのはいいけど、余計に足が遠のくのは勿体無いよね。
●メリポ
方向性としてはすごく面白いと思うんですけど、結局こういう面白そうな要素もすべて、レベルにおける強さの縛りが足を引っ張っちゃってるような気がします。
それこそが、そもそもレベル上げばかりみんなが没頭する理由にもなると思うし。
モンクでも、一撃が重たいモンク、とにかく手数が多いモンク、砲台としての能力だけずば抜けたモンクとか、色々いると楽しいと思うのは事実だけどさw
あと、FF10なんかをやってると、バ系の効果の大きさに実はびっくりしてみたりするんですよ。
バファイラを唱えておけば、回数分はファイア系を無効化できるとか。
このバの効果を100%に引き上げるようにポイントが振れたら面白いのに。。。
●バリスタ
実は一度もやったことのないバリスタ。
いつの間にかかなり色々なことが起こってるんだな、という印象があります。
移籍しちゃったら、バリスタの資格なくなるって知らなかったんだよね・・・。
ジョブごとの特性も、PvPだとより映える気がするんで、一度は絶対やってみたいなあ。
いくならコッソリと隠密活動したいんで、シーフでいってみるべ。
●盾age
シーフ、白と盾スキルが在るジョブを持っているのですが、残念ながらあまり盾スキル高くないんです。
今回のver.upで、とりあえずこいつを上げてみたいなと思ってます。白の生存率アップにもなるかなあって。
まあ、その前に弓と射撃を上げないといかんのですが^^;
●料理うまそーv
ブリームスシなるものが出ているようで、これがDEX+6なんていう効果らすぃ。
ううむ、シーフとしては激しく惹かれるな・・・。
トラドスシってのもDEXアップ系のおスシ。
あと、前衛向けには、クアールサンドってのが出てましたね。
STR+5などの他に攻+20%もつくという。
んー、某MMOでピザが注文できるコマンドがあったけれど、あんなサービスあると面白いのにな。
(すげー引きこもり増えそうな気がするけど・・・w)
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