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Life in Progress

Bismarck鯖でおバカな日常を繰り返しているタルタルの、音楽と愛と欲望(?)に満ち溢れたFF11&リアル日記。
2024
03,29

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2005
03,09

«MUSIC»

前から楽しみにしてたアルバムが出たので、いそいそと買って参りました。
これだッ!

aicl1605[1].jpg


というわけで、ジャケがいつもながらクールな中島美嘉のアルバム。
でも、中を開けると・・・すごいことになってるんですが、まあそれは買ってからのお楽しみっつーことで。
しかし、濃いメークが似合う人だよなw

以前も書いたんですが、デビュー時はそれほど気にならなかった(うまいと思わなかった)のですが、当時付き合ってた彼女がカラオケで「STARS」を歌ってくれて、めっちゃいい曲やん!って感動してた覚えがありまして^^;
で、改めて先入観なしで聞いてみると、声が独特でなんだか気になっちゃって、ずるずるといくうちにファーストアルバムをレンタルしておりました。
このアルバムが、不安定ながらも非常にいい出来で、特に2曲目の「will」と最後の 「A Miracle For You」が心を打ちました。
彼女の歌唱もちょっと危うく揺れるのが逆にいい感じに作用していて、かつ独特のかげりのある声が伸びるのが心地よかったのをよく覚えています。

と思っていたら、2枚目のアルバムの「LOVE」では、全く歌唱法から曲から違う感じに持ってきて、一気に持っていかれたんスよね。
何より、オリジナルラブの接吻のカバーなど粋なものが入ってて、曲の選曲もコンセプチャルだった覚えがあるんですが、まずすぐ聞いてわかるのが、歌い方の変化。
前は声を張っていて、それが魅力だったのが、裏にふっと軽く抜けるファルセットを持ち味に、本当に聞きやすい歌声に変化してたんです。
曲自体も、1曲目の「Venus in the Dark」などジャズテイストの混じった曲が非常に好みだったこともあって、本当に長い間愛聴していました。
勿論、バラードの「雪の華」などは彼女の真骨頂だと思うんですけど、「LOVE NO CRY」や「Be In Silence」みたいなミドルチューンも艶っぽくてスキだったなあ。
そんなわけで、好きなアルバムだったんですが、同時に1枚目のあの伸びやかな部分が損なわれた感もあって、それだけが少しだけ残念でもありました。

さてさて、待ちわびた3枚目の「MUSIC」ですが。。。
元々好きなシングル曲が入ってることもあって、好きなアルバムになることは予想してたんですが・・・もう何度ローテしたか分からないくらいヘビーに回転させてるよな気がします。
思った以上にいいアルバムで、ひょっとしたら一番スキなアルバムかもしれません。
つーわけで、いつも通り1曲ずつレビューしてみたりしてw

■1 桜色舞うころ
実は、出た当初はそれほどスキじゃなかったんだけど、こうして流れの中で聞いてみるとこの曲のおかげでアルバムが締まってるような気がするんスよね。
そして、何回も聴くうちに癖になってしまうという。メロディー、詩ともに切ない曲。
この曲を聴いたときから予感していたことなんですが、2枚目でのファルセットの使い方と、1枚目での地声のパワーが安定さを増して融合してる感じで、聞いてて本当に心地よくって。
自分が2枚目で感じていた懸念がこうやってちゃんと解決された形で出てくると、それだけでうれしくなっちゃうんですよね^^;
この曲のPVは、桜の木を中心とした人形によるストーリーが描かれていて、それがまた少しほろっと来ます。

■2 朧月夜〜祈り〜
このミニアルバム、CCCDだったおかげで買わなかった経緯があったんで、これが収録されてたのはうれしかったなあ。
まあ、編曲はそれほど好みじゃなかったんスけどね^^;ヴァイオリンが素晴らしいのはわかるけど、ちと力入りすぎてるよなってw
でも、彼女の力の抜けた歌い方が本当に癒されるんだよね。夜中に聞いてるとほっとします。

■3 火の鳥
この曲、通して聞いたのは実ははじめてのことでした。
なので、最初こんなドラマティックなイントロだと思わなくてすげーびっくり。
この曲のストリングスアレンジやってる富田さんの音ってすごい特徴的で、実は結構スキかもしれません。
リリックがイマイチ心に響かない部分はあるけれど、曲、アレンジ共に大きくてかつ優しくて、聞いていて落ち着きますねぃ。

■4 蜘蛛の糸
芥川のアレを意識してるのかと思いきや、ご本人はどうやら未読とのことでしたがw
アンビバエントな香りだけでなくて、そこに押し引きみたいなものがうまく作用してて、さすがは五島さん作曲の曲だなとニンマリしてしまいました。
CMでもおなじみの曲ですが、Bメロの部分で影に入る部分がすごく好みかもしれません。(特にサビ直前2つ前のコードとか)
けだるさだけじゃなく、どこか意思みたいなのが感じられるのが、前作の「aroma」などとは違う部分。
彼女の歌詞も、本人が手がけているものながら、なかなかの描写力だと思うんスよね。

■5 Rocking Horse
多分、これが一番びっくりする曲じゃないでしょうか^^;
最初の笑い声でぶっとび、途中のOK!とかの掛け声でさらに失神しそうになるファンが多分全国にいると思われwww
歌声もすごい抜けてて、結構気に入ってる曲かもしれません。
歌詞もなにげに面白かったりして。

■6 Carrot & Whip
この曲、シングルのカップリングに入ってたときから大好きなんですよ。
柔らかいレゲエ(といってもラヴァーズロック寄り)の音と、いやみのないアレンジ、あとサビの部分の柔らかい歌声がすごくスキ。
他の曲と違って張り詰めてないミドルテンポの歌声ってやっぱりいいなあ。

■7 Shadows of you
なんか鬼束ちひろっぽいなあと思ったら、アレンジャーさんのせいか^^;
イマイチピンと来なかったんスよね、これ。
嫌いじゃないんだけど、毒もない感じで。
ただ、聞いてるうちに妙にしっくり来るようになってしまいました。
この曲に限らずだけど、曲順がすごくよく考えられてて、LEGENDをつなぐという意味でもすごく端休めとして有効なんですよね、この揺らぎ具合が。

■8 LEGEND
浮遊感タップリのトラックは、聞くほどに味が出てくる気がします。
レクイエムをイメージしたという歌詞も現実味のなさにほのかに血の気が混じるところがすごくはかなくて。

■9 ヘムロック
現在、イチオシっつうーか、アルバムの中で一番スキかもしれない、これ。
元々毒薬の意だと思うんですが、歌詞も男の子の目線から書いたちょっぴりセンチメンタルな歌詞。
「何時か読んだグリム童話みたいに
君を守るため 知恵を練る
奥深い闇に足を捕られても
手を放さずにいるよ」
という部分とか、すごくいいなあ。
あと、歌いまわしとかの技術ははるかにうまくなっている中で、久しぶりに1stアルバムのような張った声の歌が聞けたのがすごくうれしくって。
つーか、田中義人さんのアレンジがきっとそういう雰囲気をうまく作り出してるんだろうけど。
ストリングスが引き締めるアレンジとか、一時期のグラムロックなんかをふと思い返してしまった。
(ユニセックスな部分とか、ちょいと劇場チックな雰囲気が喚起させられるアレンジとか)

■10 SEVEN
元々好きな曲だったので、あまりコメントはしませんが、テンポそれほど速くないのに、不思議と疾走感タップリのトラック。
PVもめっちゃカッコイイッスよね。これのためにPV集ほしくなってるくらいにw
9thのコードが余韻を残しながら刻みを入れていくのがモロ好みで、これくらいのさじ加減のアシッドジャズならいいよなあ、と一人ごちてしまいました。

■11 FAKE
こちらは、よりブルージーなジャズ。
まだ年齢的に早いかなという部分もあるだろうけど、ためと引きの具合が絶妙で、うっとりとなっちまいます。
#9とかもそうだけど、最初の頃の伸びやかな声の部分と、2枚目のアルバムのあたりの絶妙なかすれ具合がうまく融合してきたなあと。

■12 Fed Up
おそらく話題になるであろうもう1曲。まさかこういうロックで来るとはなあw
QUEENなんかがやってそうなイメージの、最初静かに、途中でぐっと来るパターン。
正直、あまりぐっとは来なかったんですけどね、個人的には^^;
でも、音楽性の幅としては、すごく面白い試みだと思う。

■13 ひとり
雪の華でうっとりとなった経験のある方は、これで泣いてください。
といわんばかりの、内容からしてモロ続編。
この歌でも、初期の頃の伸びやかな声もうまく盛り上がりに一役買っていて、でも大勢を占めているのが少しかすれたあの歌声。
説得力が全然違うもんだなあと、改めて雪の華から1年という時間の狭間に想いをはせてしまったのでした。
まあ、いうまでもなく、すごく好きな曲ですw


というわけで、長くなりましたが、まとめますと・・・。
何度も書いているように、最初と2枚目のアルバムのそれぞれのいいところが、進化を遂げて融合してる歌いまわしの曲が数曲みられ、それだけで個人的には満足でした^^
まあ、若干2枚目のアルバムに比べると雑多なイメージもあるけれど、うまく曲順とかを練っているせいか、不思議と嫌味には聞こえなかったり。
今回は、ミドルチューン、バラード共にいい曲入ってるなあ。

というわけで、皆様、よかったら売り上げに是非一枚貢献してやってくださいませw
べつにまわしもんじゃないスけどね^^;
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(*´ー`*)うふふ
中島さんの桜舞う頃が、頭の中のFM局で雪の華以来の
ヘビィローテーションばりに流れまくってます。
今までCDも買ったことないのに。(ノ∀`)
彼女、前にもましていい感じになってきてますね。
あの細い体のどこからあの歌が出てくるんだろう。
(*´ω`*)
ぽー: URL 2005.03/18(Fri) 02:26 Edit
細いッスよねぇ・・・。
>ぽーさん
あったかくなりましたもんね、だいぶ。
春になると、こういう歌が聞きたくなるんだよな、やっぱり。

中島さんも雑誌とかで見ると細いですよねー。
前にもましていい感じにっての、すごくわかります。
同性の目から見てもそう見えるもんなんスねぇ。

周りの友達は、あまりナカシー好きっていないのが切ないのですけど(ノ∀`)
しかし、細いのに声出るっての、オレもこの前カラオケ行ったとき言われたのはナイショですw
まあ、腹筋パワーなのかな、実際のところ^^;
タレ: 2005.03/18(Fri) 13:22 Edit

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プロフィール
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タレ
性別:
男性
職業:
ホストと言われるけど違います(´・ω・`)
趣味:
音楽だいすっき!
自己紹介:
Bismarck鯖でぼんやりと生きています。
音楽大好き(聞くのも弾くのも作るのも)、それなりに拘るけどがむしゃらは好きじゃない、PTは会話がないとつまんない・・・そんなヤツの日常ですが、よかったら見てやってくださいませっ。

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