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Life in Progress

Bismarck鯖でおバカな日常を繰り返しているタルタルの、音楽と愛と欲望(?)に満ち溢れたFF11&リアル日記。
2024
04,24

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2004
06,17
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きっかけは些細なことだった。

恋だの愛だの、まじめな顔をして語るのもしゃらくせぇ、という感じなオレにとっても、好きだと言われる心地よさはある。
一昔前なら慣れっこだったそんな心地よさも、しばらく一人で過ごすうち、ふとその意外性に惹かれて、ちょっと気になったあいつ。
好きだって言われて、最初は本当に興味本位だったのに、いつしか遊びじゃなく、自分が本気になってた。

最初は、自分が都合がいいときだけ好きだって言ってもらえればよかったんだ。
それでも、だんだん好きになれば欲が出る。
自分がさほど本気でもなかった恋愛じゃ考えられないことだけど、四六時中、相手が何してるのか、すごく気になって仕方ない、そんな年甲斐もない自分に、ちょっと照れてみたりするんだ。
いつしか、相手を縛ることが大嫌いな自分が、そんな相手をなんとか捕まえようと思ってることに驚くばかりで。

でも、互いに求めてるからって、ふとしたタイミングでそれをつかみ損ねることがある。
小さなことで大事なものを失うってそういうことなんだってはじめて知った。
小さな我儘がちょっとずつ降り積もっていくけれど、それでも君を引き止めたくなるんだよ。
オレはいつだってずるいと思う。
ふとそれでも、オレのことを好きかどうか、試してみたくて、意地悪したくなって。。。またため息を増やしていく。

この前、ケンカをした。
本当に何でもないことでケンカをした。
言ってみれば、オレの単なる我儘だったのかなって思う。
君が皆から頼りにされてて、また周りの人に自分が何をできるか、常に考えてる君のことはよくわかってるつもりなんだ。
でも、たまに我儘を言ってみたくなる。
それで言ってみた我儘をスルーされて、少し悲しくなって、毎日交わしてた挨拶も一つずつ減っていった。

それで君と話さなくなってからどれくらいの日が経ったんだろ。
もう、君はオレを引き止めてはくれないのかな。
そう思えば思うほど、逆につのっていく想いに、オレはいつまで耐えられるんだろうか。

何かを失うことなくして、何かを得ることはできない。
その喪失の過程こそが、新たなる脱皮の可能性だというのは理性ではわかってるつもり。
でも、やっぱり結局はすべてを失ってる気がするのは、自分の気のせいばかりとは思えない。
だけど、それでもオレは選んだんだ。
他の何よりも君のそばにいたいって。

ちょっとしんみりしながら、ふと宇多田ヒカルのこの曲を思い出す。

 みんなに必要とされる君を癒せるたった一人に
 なりたくて少し我慢し過ぎたな

たった一人、なんておこがましいと思っていたのに、いつしかそんなオンリーワンになりたかった自分。
そして、なれなかった自分。

 あなたの幸せ願うほど わがままが増えてくよ
 それでもあなたを引き止めたい いつだってそう

−もうこの我儘の行方がどこに行くかはわからない。
でも、もう好きになっちまったんだから、しょうがないや。

だから、もう振り向かずに歩いていくよ。
いつか、涙を落として乾かない地面に、光があたるその日まで。
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2004
03,31
Utada Hikaru S。ト


今日3/31に、彼女のベストアルバムが発売となりました。
これを書いている時点ではまだ入手していないんですが、どれもこれも見知った曲ばかり。
せっかくなので、いくつかの曲のレビュー、というよりは個人的な思い入れをちょっとばかり語ってみようかなと想います。

2.Automatic
この曲をラジオで聞いた時、ふと色が変わるような感覚にとらわれたのを今でもよく覚えてます。
それまでの「歌がうまい」という感覚では計り知れないその歌声に、確かに新しい時代の到来を感じたような気がしたんですよね。
当時15歳だっけ?それもまたびっくり。
フェイクとかにも無理がなく、バックコーラスなんかの声の重ね方もごく自然で、今でもその鮮やかさに驚いてしまう、そんな曲でした。
ま、歌詞に関しては、今見ると少し幼さがほほえましい感じもしますけどねw
当時、これを聞いていた僕もまだ成人するかしないかの時期で、その時の自分にしては、その幼さがゆえに妙にしっくりくる曲でした。

3.Movin’ on without you
今見るとなんとも微笑ましい歌詞ですけれど、それはさておきw
一曲目のバウンシーなリズムに比べると、ハウス系の早いもので来るのは随分意外だったような覚えがあります。
ただ、Automaticからこの曲に至る流れで、彼女の作品は変な先入観を逆に与えてしまったような気もしますねー。
個人的には、それのおかげで、そうした先入観が壊されていく楽しみが増えたわけなんですけど。
この曲は、サビもスキなんだけど、むしろA〜Bメロの掠れたアルト声が、年相応の部分を残しながらも大人びた感じで好みだったりします。

4.First Love
やっぱりコレ、ですね(*´Д`*)
今でもカラオケで、キーを5つほど下げてCのコードにしてよく歌う曲だったりします。
もち、男の声だけどw
素直なメロディーラインと、ピアノから徐々にオーケストレーションが加味されていくアレンジとがうまくマッチして、今でも心のひだに触れるんスよね。
僕はタバコ嫌いなんですけど、この曲で出てくるタバコのイメージってすごいいい感じなんだよな。吸わないから逆にそう思われるのは悔しいんだけどw

6.Wait & See - リスク -
この曲だけは、今回のアルバムの中でも実はイマイチスキになれなかった曲です^^;
なんというか、最初のイントロの疾走感とか嫌いじゃないんだけど、サビがどうしてもチープに聞こえるんですよね。。。
ドラマチックな曲の展開とかは全然スキなんだけど、このサビの印象がどうしてもこの曲にはまらせてくれないというか;;
ただ、このシングルのカップリングの2曲がものすごく好きでした。
「はやとちり」とかは、すごく新しい宇多田ヒカルの詩の世界に触れた気がしてね。
「Fly Me To the Moon」は、元々好きな曲だったんですが、彼女の訳詞といい、アレンジといい、かなりお気に入りになりました^^

7.For You
もし宇多田ヒカルの曲で好きな曲をあげろといわれたら、この曲をまず上げていた、という時期があります。
今でもベスト3くらいには入れちゃいたい位すごい好きな曲です。
独りじゃ孤独を感じられない、という歌詞、個々人が抱えているふとした曖昧な形での闇をうまく表現してるような気がして。
自分の音が消えた時、ふと自分のその存在している証がわからなくなる−情報が錯綜する今という時代において、人がふと消えてしまう瞬間って、意外とそのようなものなのかもしれないなって感覚、自分ではなんとなく想っていても、こうして形にしてくれた歌詞になかなか出会えよなあ。。。

8.タイム・リミット
「For You」がスキだと言った矢先になんですが、実は、最初このシングルが出た時、僕はこちらのタイムリミットの方が好きでしたw
いや、この英語のサビの部分のコーラスの重ね方とか、Aメロのちょっとした引っ掛けのリズムの使い方とかすごく好みで。
特にコーラスのオクターブ下から上に、という感じで、メロディーと逆の進行をするコーラスのつけ方って、音楽的に見ても結構面白い試みだと想います。
彼女の曲で、あえて順位付けをして自分の好みを決める時って、どうしてもその思い入れだとかってのに最終的にはゆだねられちゃう気がするんだけど、この曲は歌詞、メロディー、歌声共に軽く聞けるので、そうした順位とは全く別次元での「スキ」な曲です。
”仮に今しか言えない言葉があるとしたら それを聞かせるのが私かもよ”なんてめっちゃステキなメッセージだよねぇ。。。

10.FINAL DISTANCE
実は、これの原曲の「DISTANCE」が僕の中ではすごくツボでした。
あのさわやかで軽めのメロに乗せて歌われるメッセージ性の深さ。
よく「価値観が違うから一緒にいられない」なんて事を聞くんだけど、それに対して僕はすごく懐疑的な立場でした。
そもそも、価値観が同じなんてことがありえるのか?と。
どうやっても人と人との間には歴然とした距離が大なり小なりで存在しているわけで、問題はその距離こそを大事にすることなんですよね。
価値観の違う部分に対してこそ、尊重し、共感するというか。
そんな歌詞をこの年で(失礼w)出してきた彼女には本当に頭が下がるばかり。

11.traveling
最初travelingって曲が出ると聞いた時は、友達と「題名ダサイよねw珍しく」なんて言い合ってたんですよね、実はw
ところが、一度耳にして素直に「ごめんなさい」。
いや、宇多田が歌えば、travelingという言葉もこんなにかっこいいのかとw
関○宏の「トラベルチャーンス」のイメージが強いせいかしら。。。(いつの時代だって突っ込みはなしでw)
この歌詞のBメロの部分に、平家物語の一節(風の前の塵に同じ)なんてもってくる辺り、やっぱりセンスいいなあ、って想います。
つーかこの歌詞、ちょっとエロイよね。。。^^;

12.光
自分的ベスト3に入れたい曲の1つがこの「光」。
ちょうどこれが使われた「キングダムハーツ」をプレイしてたのも、その思い入れのひとつに寄与してるかなと想うんだけど。
突然ばっと始まり、いきなりブレイク、アコギの刻みに「静かに。。。」と入ってくるAメロ、、、この30秒の間にもう脱帽しちゃうよなあ。
今まで彼女が描いてきた人と人との関係に比べると、もっと身近で、でももっと深い関係がこの主人公たちの間に描かれてる気がして、それこそがこの歌が好きな最大の理由かもって想います。

13.Letters
そして、もうひとつ、今でも随分頭をぐるぐる回ってる曲がこの「Letters」。
今日選んだあみだくじの線がどこに続くかはわからない、なんかに代表されるような表現もすごくスキなんですが、言葉を交わすのが苦手な君がいつも海に置き手紙を残していく、というその描写がすごくイイんですよね。
こんな温かい「おかえり」が言えるような人間になりたいなあって想う。

こうして一通り並べてみて思います。
−人は人と互いに交わるために生きてるんだろうな、と。
その傷つきながらも必死に交わろうとする、そのもがく姿を描いた彼女の歌だからこそ、これほど人の想いを呼ぶのかもしれません。
2004
03,27
最近金曜はログインできてない気がします。
というより家に帰ってない気が;;
今日は3時半くらいまでカラオケだったんですけれど。

ちょっとそれだけじゃネタに欠けるので、ちょっとカラオケから派生して、自分の音感に関する話を。
僕は、あまり自慢にもならないことなんですが、絶対音感というやつを一応持っています。
小さい頃からピアノに触ってたせいだと思うんですけど、気が付いたら世の中の音がドレミで聞こえるどころか、「これは443ヘルツくらいのラだよね」なんてことを普通に思ってたりw

この絶対音感、僕の場合、音ではなく音楽が鳴っていた場合は、そのドレミを意識せずとも判別できるんですが、音の場合は、スイッチを頭の中で切り替えないないとドレミでは感じられなかったりするので、世の中の一般的に言われる絶対音感の持ち主とはちょっと傾向が違うのかな、と思ってます。
以前聞いた話では、太鼓の音とかも全部ドレミに聞こえて、夜も眠れなくなるって人がいたんだけど、そうなったらちょっとかわいそうかなあ。。。
ただし、聞こうとすれば、人の話し声でもなんでも、基本的にはドレミに聞こえるので、なんとも言えない所かも。

大学のとき、結構ざっくばらんにあれこれ学んでたんですけど、その中にサウンドスケープというものがあります。
人の会話や街に漂う音を、ひとつの曲にしたらどんな風になるんだろ、って小さい頃ずっと思ってたことを学問にしたらこんな風になるんだというのを見つけて、大人になってからひそかにうれしかったことだったんスよねw
音が日々の環境の中にどう溶け込んでるか、その音風景に関する学問で、音響学なんていわれることもあるんですけど、これ、結構興味深いものがありまして。
先にも上げた音感が、絶対的なものか相対的なものかはさておき、人には何らかの音感があるんですが、例えばこれを使って意識的に仕掛けることができるんです。
例えば、地方によってはわからないかもしれないけど、JRなんかの駅で発車間際に音楽って鳴りますよね?
あれって実は結構違和感を覚える人が多いと思うんですよ。
終わり方がすっきりとしないというか、なんか変なメロディーだなあって。
あれ、実はわざとやってて、人にとって気持ち悪い終止の仕方をすることによって、あえて発車の警告として意識にとどまりやすい音にしている、とのことらしいです。
結構音楽だけでなく、音自体が織り成す光景、音がもたらすモノって、視覚から広がる世界とは全然違うものが見えて面白いかも。
ってなんか取り留めのない日記でスンマソンorz
FFなんかでも、音が臨場感があって、その地方の音がちゃんと表現されてるのがたまらなくスキなんですよ。
以前友達の家で信長オンラインを見せてもらったんだけど、人が歩くときにスリッパでパタパタと歩くような音が鳴っててがっかりして、結局FF以外のオンラインゲームに手を出してないような気が。。。

ちなみに、おまけでカラオケの話なんスけど。
リンク先のさやさんがミスチル好きということを書いてらっしゃいましたけど、僕がカラオケで歌う中で一番熱が入る歌が、多分ミスチルの「終わりなき旅」です。
ミスチル自体はそれほどファンというわけじゃないんだけど、この歌だけは、自分が好きなほかのアーティストの歌よりも何よりもすごく好きな曲でして。
何かいつも壁にぶち当たってる自分が入り込んでしまうせいか、自分がスランプに陥る度にこれを歌ってます。
 閉ざされたドアの向こうに新しい何かが待っていて 
 きっときっとって僕を動かしてる
 いい事ばかりではないさ でも次の扉をノックしたい
 もっと大きな筈の自分を探す終わりなき旅
ま、今日もこれを歌って泣きそうになってましたけどねw
最近涙脆くなったよな、オレ。。。

ちょうどこの歌が出たとき、確か受験前か何かで、ものすごく苦しいときにふと救われた歌だったからってのもあるのかな。
大して勉強してたわけでもないんですがw
受験だからってことで、当時付き合っていた彼女をこっぴどくふったりとかした苦い想い出を思い出したりしつつ(汗)、それでもなんだかふとこの歌に今でも力づけられたりしてて。
やっぱり歌の力って偉大だよなあ(´・ω・`)
2004
03,24
昨日、帰り道にCDを買おうと思ってCDショップに立ち寄ったときの出来事。
Tommy February6(トミフェブ)のニューアルバムを買うのすっかり忘れてて、もう遅いかなと思いつつ棚を検索。
トミフェブは、前のアルバムも珍しく限定版狙って買ってて、DVDのおまけに痛く感動したヤツだったりします^^;
元々あまり邦楽CDは買わないんですけど、前回も買ったし今回も、という感じで。
見てみるとまだ限定版が残ってた!やりぃ★
−と思ってそれを手に取って10秒後、あれだけ欲しいなと思ってた彼女のアルバムを僕はちょっとムカツきながら棚へと戻しました。

普通にCDを手にとってみたつもりだったんだけど、そこに表記されてたのは「コピーコントロールCD(CCCD)」の文字。
今まで、CCCDに関しては、情報としては知ってはいたけど、自分の好きなアーティストがほぼCDで出していたせいもあって、全然自分の問題としては関知していなかったんですよね。
ところが、いざ手にとってみると、これにお金を出そうということ自体がすごく腹正しくなってきてしまって。

CCCDについて、僕の知ってる範囲で情報を。
CCCDというのは、昨今におけるネットでの楽曲無断配布など、アーティストの著作権を守るために導入された代物です。
ここまではいいんですけどね。。。当然、形のないコンテンツを守ること自体はしかるべき行為だと思うし。

CCCDは、トラックの0トラック目に、コピーガード信号を入れる(再生はできない)ことにより、データの複製をできないようにする代物。
ところが、これにはいくつもの問題点があります。
1.再生できない機種がある
少し古めのオーディオやカーステなどでは、このCCCDをプレイヤーが読み込むことができず、当然再生もできない事態があるんです。買っても聞けないってどういうことなんでしょうね;;
2.音質がCDに比べると悪い
CDという規格自体が既に古く、音質自体も誉められたものではないというのは周知のことかと思うけれど、それ以上に基本的には音質はよくないです。
音のヌケ方も全然違う。
3.再生することによりプレイヤーに相当の負荷がかかる
余計なデータが本来あるべきところではない場所に入っているため、再生できないとはいえ、プレイヤーに与える負荷は、通常のCDに比べると恐ろしいほどの負荷がかかります。
結果、すぐ壊れるかどうかはさておき(壊れたという話もチラホラ出てますけど^^;)、プレイヤーの潜在的な寿命を縮めているのは疑いようもないことかと。。。
ちなみに、1〜3のようなことが起こっても、基本的に交換や補償はない旨が明記されちゃってますけれど;;
4.購入した人の権利の剥奪
音楽を購入するということは、当然その人がプライベートの範囲内で音楽を使用する権利と対価なわけです。
ところが、CCCDはこれを単純に奪っている行為に他ならないわけで。
PCで音楽を聴くのも珍しくない時代に、こうした権利を剥奪するというならば、当然その権利分の値段だって利用者に還元すべきではないのかな(つд⊂)

確かに、ネットでのファイル交換などによって失われた潜在的な売上というのは非常に多いのも事実で、当然これを保護する流れも自然なこととは思うんです。
僕自身、学生時代に友達から自分の好きな曲だっていって、CD-Rを渡されたこともありますし。
でも、本来欲しかったものって、普通にみんな買うと思うんですよね。
音楽の売上がぐっと下がってきているのは、他に多種多様なメディアが台頭してきて、単純に音楽のみが娯楽ではなくなってきただけじゃないのか、と思うんだけどなあ。

iTuneなどのサービスなんかを見ていると、興味ある楽曲にリンクして、そこから新しい購買層が広がる流れなんかが出てきてると思います。
時代はそうやって先をいってるのに、リスクを負わせて楽曲を購入させようとする販売元は誰のための権利を守ってるんだろ、とふと疑問に思ってしまったりもして。
今の方式じゃ、単純に買う側にリスクを負わせるのみで終結してしまってるわけだもんな。。。

もし本当に潜在的な売上を上げるというのであれば、そのCDに何らかの付加価値をつける(買わないと何かが得られないと購買層に認知させる)か、もしくは単純に本当に欲しくなる楽曲製作以外に道はないんじゃないないかなと思います。
ビジネス的には前者のが現実的ですけどね^^;
アイドルがよくCDに握手券なんかをつけるのはその典型的な例だけど、それこそCD-EXTRAをつけてもいいわけだし、ブックレット自体になんらかの仕掛けをほどこしてもいいわけだし。
1000円や3000円という値段って、他のメディアと比べて安いのか高いのか。
DVDの値段も下がり、ゲームなどのコンテンツの料金も低下してる中で、次なる手を誰のために行使するのか。。。
そのあたりが見えない限り、こうしたCCCDは買えないな、と思いながら帰宅しました。

ちなみに、変わりにユニバーサルが出してるCDを2枚買いました。
ここはCDなので普通に安心して買いましたけどね、ええ^^
まあ、レコード会社もアーティストも苦しいってのはよくわかるけれど、もうちょっと何とかならないかなあ。。。
2004
03,09
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友達から、「音楽と愛と欲望に溢れてると謳った日記の割に、音楽の記述が少ないぞw」とお叱り(?)を受けたので、一つご紹介を。
ちょっと最近お気に入りの曲がこれです。

KOKIAというと、某FFのFLASHでご存知になった方が多いんじゃないでしょうか。
僕も、恥ずかしながら、今までKOKIAのことって全然知りませんでした。
音楽ニュースとかは結構チェックしてる方だったんスけどねぇ。。。

ピアノと規則正しく刻むビートが妙にクセになる曲なんですが、サビでグァッと世界と色が広がっていくのが何とも気持ちいい曲なんです。
スパっと幕を下ろして色を変えるのではなく、あくまでグラデーションの元に鮮やかに色を塗りなおしていくような感じが僕の中ではあって。
恐らく転調のタイミング、テンポの揺さぶり方にそのヒントがあるような気もするんですけどね。
ベースラインも、最初のサビの部分ではダウン進行していくのに、以下で述べる「言葉では〜」のくだりで、アップ進行へと変わるところがめちゃツボなんですけど。。。マニアックですみません_| ̄|○

そして、やはり注目すべきは歌詞かと。
特に大サビの部分にぎゅっと胸を掴まれる想いでした。

 言葉では伝えきれない だからこそがんばれるよ
 言葉から伝わってきた 優しさが一つぽろり

言葉というのは、どうしてもイメージを固定しがちなものなんですが、どうしたってその言葉を使わないと伝わらないものだってある。
言葉というのを僕がたとえるとき、よく12色しかない色鉛筆の例を出すんです。
どうしたってその12色の色鉛筆の組み合わせで色を表現するんですが、本当のニュアンスを伝えようとしたら、たくさんの色に色を重ねるしかない。
でも、重ねれば重ねるほど何も見えない(=黒)になってしまう。
だから、ある程度わかりやすい色にならざるをえない。
そんな不器用な道具が言葉だと僕は思ってます。

「私」という存在が一つのものに定義づけられるものなのか?
−そうした懐疑はありつつも、僕らは移ろいながらも変わらない「自分」を伝えるために、その不器用な道具を今日も使うのかもしれません。
その伝えることの微妙なニュアンス、温度、そんなものがこの曲からそれとなく感じ取れる気がして、このサビの言葉とメロディーに胸を熱くしてしまう、そんな今日この頃です。

 いつの間にか大人になっても
 独りが平気になるわけじゃない
 いくつになってもかわらないこと
 誰かに見ていてほしいときもある

変わったってことだけをとかく人は伝えたがるけれど、時にはこうして、自分がいた証、自分が変わらずにいられる部分を誰かに見ていてほしい−とかく背伸びしがちだった幼き頃には想像もしなかった気持ち。

変わりつつも変わらないもの。
それを伝えたくて、こうして言葉で綴っているんだろうな、きっと。

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プロフィール
HN:
タレ
性別:
男性
職業:
ホストと言われるけど違います(´・ω・`)
趣味:
音楽だいすっき!
自己紹介:
Bismarck鯖でぼんやりと生きています。
音楽大好き(聞くのも弾くのも作るのも)、それなりに拘るけどがむしゃらは好きじゃない、PTは会話がないとつまんない・・・そんなヤツの日常ですが、よかったら見てやってくださいませっ。

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