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Life in Progress

Bismarck鯖でおバカな日常を繰り返しているタルタルの、音楽と愛と欲望(?)に満ち溢れたFF11&リアル日記。
2024
04,25

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2004
06,11
強くなるってのはどういうことなんだろ。
ふとそんなことを考えてしまう今日この頃。

まあ、きっかけになったのは、ちょうどこの日記の掲示板の書き込みだったんですけどね^^;
わかりにくいようですが、一番上のところにある[HOME]のボタンから書き込めるようになってるので、ご利用くださいませ。
↑宣伝ですw

きっかけは、Lv60の黒タルさんのこんな書き込みからでした。
「最近フレにレベル上げをせかされてやる気がないのだけど、それはフレアを覚えてからレベルを上げたいから。
なのに、フレアを取ってきてあげる、といわれてすごく幻滅した。このフレは大事なモノをどこかでなくしてきたんじゃないか」
とまあ、要約すればこんな感じだったかと思います。

僕は、これを見て、すごく客観的な意見と主観的な意見が見事に自分の中で分かれてしまって、少しリアクションに困ってしまったんですよね。
結局、最初は言い方の問題なのかな、という気がしたんです。
ちょうど、そのときの僕の書き込みを引用しますと、、、

ただ、、、なんていうんだろ、言い方の問題なのかなという気もするんですよね^^;
「とってあげる」「手伝ってやる」という言い方をすれば、当然「何様のつもりだ」という気持ちになるよね、誰だって。
そのフレが仮に、「一緒にズヴァにフレア取りに行かない?」と言っていたら、果たしてどう想うのかな、というのがちょっと知りたいところ。
おいらなら、そんな風に多分誘います。
それが、本心から出ているのか、たまたまそういう言い方しかできないだけの話なのか、それによっても違うんで、ひょっとしたら、そのフレも単に困ってる黒さんを放っておけなかっただけなのかもしれません。

でも、、、そもそも手伝うって言葉ってどこか違和感あるのも事実。
僕は、極力手伝うとは想わずに、むしろそれをネタに自分も楽しむ、くらいの感覚でいます。
手伝う側、手伝ってもらう側ってのが生まれると、どうしても頼む方も頼まれる方も負担になるような気がするし。
実際、僕も力を貸してもらっちゃったりしてるんですけど、たまに息苦しくなるときもあります。
してあげる、ってニュアンスを感じれば感じるほどに。

だから、自分が手伝うってニュアンスが生まれることは絶対にやらないぞ、と決めてます。
具体的には、レベル不相応のことへの力添えとかね^^;
随分前に、某フレンドさんに、彼がLv50以下のときに召喚戦一緒にやってくれといわれた時、レベル上げてからじゃなきゃイヤだときっぱり言いましたw
それは何でかって、手伝うのがイヤだったから。
自分の力だけで勝ってしまったら、いや、勝てるんだろうけど、それははっきり言って、自分が手伝ってるだけに過ぎない。
やっぱり冒険者なんだから、互いに楽しめる状況じゃなきゃイヤだなあって。
フレ同士なのに、同じ目線で話したり、遊んだりできないのはイヤだから、やっぱり一緒に楽しみたいなってのが僕のスタンスです。
ただ、人によってスタンスも違うから。。。互いのペースが交わることを祈るしかないのかなあ、やっぱり。


こう書いた部分自体はすごく主観も客観も一致してはいたんです。
ただ、フレアツアー限定になっちゃうかもしれないんですけど、これって、Lv60以降がみんなで楽しめる、数少ないものだと思うんです。
フレアは、ちょうどズヴァール城の一角で敵が落とすわけなんだけど、ここの周りのデーモンって、ちょっとしたお金稼ぎにすごくいいんですよね。
ヤグードフリーザなど、店売りでも少し高額のものをいくつか落としてくれるので、高レベルの人がお金稼ぎによく使う部分でもあります。
かといって、楽勝なわけじゃなくて、当然リンクしやすいし、アーリマンみたいに危険なやつもウロウロしてるしw
ということで、互いのメリットが一致してれば、そうやってLv60の黒さんが上のレベルの人と一緒に遊びに行ってもいいんじゃないかなって。
別に単なる手伝いじゃなく、一緒に行く側にはお金稼ぎの楽しみがあって、黒さんのフレア取りをダシに、くらいの感覚でいけるんじゃないかと思うんです。

なんでこんなこと思うかというと、冒頭に書いた、強くなる理由にあるのかもしれません。
僕がLv60以下のとき、やっぱりAFをはじめ、本当に色々な人に助けてもらいました。
そのとき、涙が出そうなくらいにうれしかったんですが、そういう時、必ず言われたのが、「自分が強くなったら、色々な人にお返ししてあげてね」ということ。
だからこそ、自分がレベルが上がる目的ってのは、まだレベルが低い人に対して、自分が力になりたいってことが何より大きかったんじゃないかと思うんです。
もちろん、強くなってうれしいってのはあれど。

強くなるってのは、他の人を守れる、他の人の力になれるってことなんだと僕の中ではインプリメントされてきちゃったからなんだけど、そうやってレベルが上がって、下のレベルの人の力になりつつ、ともに楽しめるって意味では、フレア取りとかすごく楽しいと思うんスよね。
だから、取ってきてあげるよ、ってのの良し悪しはさておき、少なくとも「一緒にとりにいこう」という誘いなら、僕は結構コミュニケーションの形としては、すごく+方向のベクトルを持ってると思うんです。。。
だから、逆に、その黒さんが「他が高レベルの手伝いの場合、参加しません」と後にレスを返してくれたとき、ちょっと淋しくなってしまったんですよね(つд⊂)
なんというか、手伝うという言葉に問題があるのかもしれないけど、少なくとも、こういうツアーとかで高レベルでも、僕はそれなりに心のメリットをもらってるんじゃないかなと思うんです。
自分の大事なフレンドの力になりたい、レベルは違えど共通の目的の元に一緒に遊びたい。。。
やっぱり、自分のフレのために力になれるってのは、そこに大きな喜びの根源があるような気がしてならないんですよね。
確かに、寄生という形になるのは、僕自身好きじゃないです。
上にも書いたとおり、レベル不相応のことで、冒険じゃなくなっちゃうことは基本的にはスキじゃないし。
でも、、、せっかく人の力になれるだけのLvになったからには、それを他の誰でもない、大事なフレに使うことができたらって思いもあるんです。
すごく利己的な考えなんだけど^^;

だから、フレンドに頼ってもらえないってのは、それはそれで少し淋しいもんだなって気がしちゃって。
まあ、その黒さんが、基本的にあまり人に甘えることが不得手or嫌いなのかもしれないけれど、やっぱりもう少し寄りかかってほしいかな、って思う自分も否定できなかったんです。
というのも、、、ぶっちゃけ、僕も人に甘えるの苦手だからなんですけどね!
こんなえらそうに書いておきながらw
うまく甘えることができなくて、逆に甘えすぎちゃったり、まったく甘えることができなかったり。。。で、結局心あまり開けなかったりってこともしばしば。
最近は、いろんな友達がそういう自分に気付いてくれて、色々と気を使ってくれるので本当に助かってるんですが^^;

あくまで互いに楽しみながら冒険できる程度に、という注釈を入れつつ、そんな楽しみ方ができることをもっと探していければなって思います。
自分が色々お手伝いしてもらったことを、少しずついろいろな形で返すことができるように。
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2004
05,26
僕がFFをやめられない理由の最たるものの一つが、フレンドの存在です。
ここで出会った多くの友達に会えるのが、遊べるのが楽しみだから、ちょっとの時間でもログインしてみる。
プレステを一人でやっていたときには思いもしなかった感情の在処がここにあります。

2003年の1月からはじめて、フレンドリストには75人ほどの名前があります。
初期の頃を除くと、基本的にリストに載せようと思うくらいに相手のことを信頼できないとこちらからはお誘いしないというスタンスで来たので、その割には多いほうなのかもしれません。
フレンドリストにある方というのは、基本的に特別な人ばかりなんですが、そんな一人のフレのお話を。

といっても、最近の日記でよく出てくる、赤魔道士のフレの話なんですけどねw
今日も召喚士上げということで、そのフレには竜騎士Lv10で付き合ってもらい、早速シグネットをかけて出発。
今日はウィンダスにいたので、シグは領事館でかけるんですが、そんな当たり前のことが妙に新鮮でw
ずっとバスにいたからなあ。。。もともとウィンダス国民だったので、出口でかけられないのがなんとももどかしいや^^;

フレにもいろんなフレがいて、仲はいいけど丁寧語で話す相手もいれば、ほぼ悪口を言い合って笑いあうフレ、普段お互い気にかけてるけど特別に声はかけない相手など、本当にたくさんの形があります。
この赤フレは、その中でも自分が一番素の部分を出せるフレの一人で、それだけについ我儘を言ってしまったり、オレが意地っ張りになっちゃったりすることもしばしば;
今日はそれをふと思う出来事がありました。

タロンギでは、アカバカという名前の鳥を相手にやってました。
槍が飛行系の敵に強いこともあって、つよでもお構いなしにバリバリやれちゃいますw
僕はというと、たまにフェンリルを召喚してみたりもしたんだけど、出して引っ込めてヒールして、だと結構効率が悪いんですよね。
ただ、強い相手なんかにはやっぱりフェンリルの攻撃力って馬鹿にならないわけでして。
PTだとMP自動回復がつくまでは、どうしてもケアルケアルになっちゃうのかなあ。
あと、夜になると骨が出てくるんですが、こいつはさすがに危険なので、僕がタイタンを召喚して戦ってみました。
最初に覚えている施行であるクローが結構強いんで、意外といけるもんだなーと実感。
幸い、お化けなどにも絡まれることなく、無事に経験値を稼ぐことができました^^
こうMP効率と、敵の強さによって出す召喚獣を変えたり、はたまたケアルに特化したりと立ち回り方を変えるのがすごく楽しかった。

昨日に比べると全然順調にレベル上げでき、あっという間にLv12が近づいてきました。
ところが、ここでフレが「Lv12になったら、レベル上げはやめようかー。一度ウィンに帰ってみんなと合流して遊ぼう」と言い出したんですよね。
で、上の話に戻るんですが。。。僕はつい(オレと一緒にまったりじゃ退屈なのかなあ。。。)と思っちゃって、ふと悲しくなっちゃったんです;;
でも、フレの話を反対する理由もなくて。。。でも意地っ張りな僕は、ついそっけない態度をしちゃって。
レベルが上がるのはうれしい。でも、レベルが上がったら、こんなに楽しい時間が終わるんだと思うと切なくなっちゃったんだよなあ。。。

あれだけ途中ではいろいろ話してたのに、帰りは無言の2人。
もともと、この赤フレ、BuneというNMを狩りに行きたかったらしく、それに行きたかったってのもあるみたいなんですけど、なんだかそうやってやりたいことがあるのに、無理に付き合ってくれちゃったりするのかな、と思ったりして、余計に頭はぐるぐると。
で、無愛想に、「それじゃ、デムへよろしくですー」というと、「行けないよ。。。バカ;NMなんて本当はどうでもいいの」とそのフレ。
ずっと召喚ばかりで、退屈してるといけないから、一緒に気分転換できることを考えただけなんだよ、というフレの言葉に僕は思わず言葉が詰まりました。
まったりやってるのがつまらないんじゃないか、って思ったのは自分だけじゃなくて、実は相手も同じように思ってたなんて思いもよらなかった。
結局、互いが互いのために言った言葉が、逆にそれを思いやるがために言葉足らずになって、相手に誤解を与えてしまう。
そして、特に僕が意地っ張りなので、こうやって本音を聞かないと全然事態が動かない感じで。。。あとになっていつも反省するんですけどね^^;

そんなわけで、このフレとは本当に小さなケンカもいっぱいするんだけど、それだけ自分が気付かないことってすごくあるんだなって当たり前のことを気付かせてくれる大事なフレの一人。
上でも述べたとおり、何も言わなくてもわかるフレもいれば、お互いに考えすぎちゃって、言葉に出さないと失敗しちゃうフレもいるけれど、互いに何らかの信頼があるからこそ、フレンドとしてわざわざ登録してるわけなんだよね。
真理なんて言葉、所詮絶対的なものではありえないと僕は思っちゃってるところはあるけれど、それでも、逆に自分の中で相対的に形作られたそんな、ちょっぴり照れくさい真理を抱きしめて、今日もフレとバカやって遊んでいこうと思ってます。
−いつもケンカばっかりでごめん。こんなヤツだけど、今後とも仲良くしてやってください( ̄ー ̄)
2004
03,05

«約束»

モンクのレベルがまだ50くらいの頃のお話。
僕は2003年1月からFFをはじめたんですが、これはちょうど4月くらいのお話です。

Lv40代はずっとLSのメンバーと固定でやっていたんですが、それがちょっとずつ崩れてきて、一人でパーティーを探すことが多くなりました。
ところが、最初の頃はなかなか自分でリーダーをやってパーティーを作ることもできず、どうしたらいいんだろ、ってずっと立ち往生することが多かったんです。
今のように、サーチコメントなんかもない時代で、種族とジョブだけで「コイツイラネ」なんて思われちゃう、そんなときでした。

いつものようにジュノにいたら、突然詩人さんから声がかかりました。
「あれ?席はずしてるかな?」
サーチしてみると、僕よりひとつレベルの高い詩人さん。
でも、特にその前にメッセージは入ってなくて、
「えっと、人違いです?」と僕が彼に返したら、
「いや、たれっとさんに聞いたのさwレベル上げいけるかな?」

人気のあるジョブである詩人さんから誘われたのがびっくりなら、ひとつ上のレベルから誘われるのもびっくり。
でも、藁にもすがる想いで、「はい、いけますー」とお返事。
すると、「確か戦士できたよね?サポ戦で来てくれる?」とのこと。
ちょうどそのとき、僕はモンク/白という組み合わせで、サポートジョブが白だったんですが、できたよね?ってことはオレのこと知ってる?ってふと疑問に思ったわけでした。

ともあれ、要塞に狩りに行ったんですけど、そのパーティーが彼のあったかい空気に包まれたすごい楽しいパーティーで。
しゃべりながらもきっちり仕事をこなし、ちゃんと人を立てるところは立てる。
なかなかできないことだと思うんスよね。
どうしたって、タルモンクで狩りをしていると、最近はそうでもないものの、当時は特に引け目を感じたりしました。
でも、彼はちゃんと自分の居場所、役割を用意してくれてて、それがすごくうれしかったのを覚えてます。

さて、狩りが終わって、解散した後、tellで「おかげで楽しかったよ。また組んでねー^^」とtellが。
こちらこそお礼を言うべきなのにな、まったく。。。
どうやら、前に何かの時に一緒になったことがあるらしく、そこで一回誘ってみようと思ってくれてたみたいなんスよね。
ただ、それからはレベル差もあって、なかなか一緒に組むことはなかったです。
おそらく、彼はしっかりとはしてたものの、まだ高校生くらいだったのか−早い時間からいつもログインしてまして。
でも、見かけるたびに手を振り返す中になって、しばらくが経ちました。
たまに会ったときに、話し掛けてくれて、「モンクは60になったら空鳴拳という技覚えて強くなるよー」とか「だまし討ちが使えるようになったらサポシーフもいいぞ」とか。
一人で模索しながらあれこれやってた時期だっただけに、そういうアドバイスをくれる人って本当に皆無だったんです。
だから、その言葉を励みに毎日モンク業に励んでたんですよね。
彼はもともと戦士も60以上あって、初期の頃からずっとプレイしてる大先輩だったんです。

やがてリーダーをすることにも慣れたし、意外にもどこにいても誘われることが多くなり、すんなりとレベルも上がっていきました。
そしてちょうど60になったその日。
僕はボヤーダで狩りをしていました。
すると、奥の方で僕に手をふる人が。−彼でした。
彼は詩人レベル59で、「くそー、先抜かれたーw」と言った後、「でも、60おめでとうー、やったね^^」と祝ってくれました。

そして、解散し、ジュノに帰った後、「そういえば、そろそろ闇王とか行ける頃だけど、どうなん?」と言われまして。
行きたいんだけど機会がないなあって言ってたら、「とりあえず行く気になったら呼んでちょー」とのこと。
当分機会がないだろうと思った1時間後、、、。
突然赤魔道士レベル60のフレンドから「一緒に闇王いこっか?」とのお誘いが。
ということで、急遽彼に連絡をして、次の日の朝早くからお手伝いしてもらったんわけなんです。
それが、ちょうど6月だったと記憶しています。

それからしばらくして、彼は詩人をストップしてるようでした。
理由は60以降の詩人に当時は歌が追加されなかったこと。
それにプラスして、信長の野望オンラインをはじめたらしく、だんだんと顔を見ることが減ってきました。
そして、やっているジョブもナイトをやっている姿を見かけることが多く、ちょっとさみしく思っていたんですが。
やがて、姿もふっつりと消えて、少し時間が流れました。

ある日、ジュノをぶらぶらしていると、突然「ういっす、ひさしぶりw」と。。。その詩人のフレンドからでした。
「俺、しばらく信長に専念することにしたから、タレちゃんにはしばらく会えなくなるかもしんない」
とのこと。ちょっと切なくなって、僕は駄々をこねました。
「えー、オレ一緒にPT組めるのすごい楽しみにしてたのに。いなくなるのはイヤだよ;」
でも、彼の中では決意が固い模様で、
「詩人も歌追加されないしさ。それまでのんびりしてくるよ」と言った後、
「タレちゃんの顔見にまた帰ってくるからさ。あと、それより、俺がちゃんと帰ってくるときまでに、双竜脚覚えとけよ?」。

−うん、絶対強くなって、技も見せてやるから。
 だから、必ず帰って来いよ。

それから、確かに2,3回、彼は顔を見せてくれてたんだけど、本当に僕と話してすぐログアウトするような感じでした。
「今特に話したい相手他にいないし、タレちゃんと会うだけでログインしてるw」って言葉がうれしくもあり、さみしくもあり。
しかし、やがて姿を見ることもなくなり。。。
僕もいつしか、モンクのレベルが65を超えて、双竜脚を覚え、それでも彼は帰ってきませんでした。
歌もレベル65どころか、70まで追加されたというのに。

今日、ふとそんなことをラバオにいるときに思い出しました。
モンクのレベルはもう最高の75。
夢想阿修羅拳という最強の技だって使えるようになって、それでも帰ってこない友達。
そして、ずっと怖くて試してなかったことを試すことにしたんです。
彼の名前を宅配の宛先のところに打ち込みます。
エラー音がでて、アイテムの欄にカーソルが動きませんでした。
そう、彼が1年間に渡って育てたキャラクターはもう消えてしまっていたんです。

 本当はずっと前からなんとなくわかってた。
 もう消えてるんだろうな、って。
 それでも、それを確かめるのが怖くて。
 本当に怖くて・・・。

技の一覧の双竜脚の文字を見て、僕はちょっぴり泣きました。
それから、アルテパ砂漠へと行き、そこのクモへと一発。
いつでもお帰りって、約束してた技見せてやる、って自分の中で準備してた言葉は、もう使えないんだってやっと認識できたんです。
それでも、お互いの想う心さえあれば、きっといつか合まみえるはずだから。
そう信じてるから、僕は想ってるんだ。
果たされない約束、なんかじゃない。
これは、これから果たす約束だと。

 
 
 

と、ここまでは、実は去年の12月に以前持っていたサイトの日記に書いた部分なんです(この時点では、本当はモンク72でした)が、今日その人から奇跡的にメッセがきたんです。
「約束果たせなくてごめんね。もうキャラ消えちゃってるしFFはやることないかもだけど、別のネットゲーで会いましょう」といった感じでしたけどねw
2004
03,01
先にも書いたとおり、タルモンクをやってます。
最初は試しに、と思ってやっていたのに、月日が経ち、あっという間に75になってしまいました(^^;。

僕が始めた頃というのは、まだサポートジョブの選択の自由って大きくて、僕もモ/白という組み合わせで50近くまで(!)やってました。
30~40あたりって、結構ケアルガ需要って大きくて、意外と役に立ってたんですよね、これでも(笑)。
50あたりは、かなりきつくて、誘われそうな時間帯を見つけては上げて、なんとか60までたどり着きました。
それ以降、白に浮気したりもしたんですが、骨が出てくる66辺りからは、ログインしてすぐに誘われたりすることがあったりで、苦労せず75まで上げることができたっけ。。。骨マンセーw
でも、ここまでモンクを続けてこれたのは、実は一人のタルタルさんのおかげなんです。

初日、操作方法も半分わからず、サルタバルタで僕はマンドラとタイマンしていました。
「うお、めっちゃキレイやなー」
「つーか街広すぎやん;;」
と、リアルで愚痴をこぼしつつ、サルタバルタに出た瞬間に差し込んだ朝日に思わず声が出なくなったのを今でもよく覚えてます。

さて、とりあえず戦闘!ってなわけで、早速マンドラに殴りかかると、、、
「Tiny Mandoragoraは光合成の構え!」
殴るダメージより回復するダメージのがでかいし(汗)。
そんなわけで、潔く死のうとしたところ、突然ケアルをくれた人が。
−その人こそ、僕が今後師匠と呼ぶようになったタルモンクさんだったんです。

はじめたばかりで、武器もなかったので、普通に僕は武器なしで殴ってました。
そんな僕を見て、「ムチャしてるなあw明日またログインしてくれれば、武器余ってるのあげるよ」と。
そして、トレードを申し込みながら、「これ食べてみて。きっと別人みたいに強くなるから」と、美味しそうな串焼きを手渡してくれたんです。
初めてのフレンド、初めての会話、初めてのパーティー。
この世界ではじめてと名前がつくものは、すべて彼と一緒でした。

そして、それからも、初めてのジュノやミッション、ドラゴン戦など、節目節目で彼は僕を助けてくれました。
ただし、決して過保護にはしない、というのがポリシーで、決してPLとかではなく、あくまで合うジョブで一緒に参加という彼は、僕に冒険することの歓びを常に訴えつづけてくれたような気がします。
「なんでこんなオレにいろいろしてくれるんですか?お礼も何もできないのに;;」
ふと疑問に思って聞いた僕に、彼は/grinしながら、一言だけつぶやいたんです。
−裸で殴ってるタルタル見てるとほっとけないんだよ。まるで何ヶ月か前の自分みたいで、と。

しかし、いつしかレベルが上がり、僕と彼のレベルの差は10になり、20になりました。レベル上げに夢中になってた僕は、もう師匠のレベルよりもずっと上のレベル帯へときていたんです。
そんなとき、僕のいるBismarck鯖も、初めての移籍の対象になりました。初めてということで、何人ものフレンドとお別れをしたんですが、ある日、一通のメッセージが僕の元に届いていました。
「ごめん、ワールド移動するんだ」
師匠でした。

薄々そうじゃないかって思ってたんですよね、実は(--;。
冒険を何より大事にする彼は、Bismarckも確か3つめのワールドといっていた記憶があります。
新しい場所、新しい出会い、そんなワクワクを前に、彼は飛び出していくんだろうなあって。
しかし、それ以降ログインの時間があわず、師匠と移転の前に会うことは叶いませんでした。

落胆しつつ、モグハウスのポストをのぞくと、そこには師匠から、串焼き1ダースが。
そこに残った彼の名前が消せずに、僕のポストは今でも1ダースの串焼きが眠ったままです。
早く食えよ、って怒られそうな気もするんだけど(苦笑)、それを見るたび、僕はふと感傷的な想いにとらわれて、またサルタバルタの朝日を背に、そっと辺りを見渡します。
同じようにまごまごしてる人に、一筋のケアルの光を投げ入れるために。

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プロフィール
HN:
タレ
性別:
男性
職業:
ホストと言われるけど違います(´・ω・`)
趣味:
音楽だいすっき!
自己紹介:
Bismarck鯖でぼんやりと生きています。
音楽大好き(聞くのも弾くのも作るのも)、それなりに拘るけどがむしゃらは好きじゃない、PTは会話がないとつまんない・・・そんなヤツの日常ですが、よかったら見てやってくださいませっ。

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