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Life in Progress

Bismarck鯖でおバカな日常を繰り返しているタルタルの、音楽と愛と欲望(?)に満ち溢れたFF11&リアル日記。
2024
04,24

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2004
03,05

«約束»

モンクのレベルがまだ50くらいの頃のお話。
僕は2003年1月からFFをはじめたんですが、これはちょうど4月くらいのお話です。

Lv40代はずっとLSのメンバーと固定でやっていたんですが、それがちょっとずつ崩れてきて、一人でパーティーを探すことが多くなりました。
ところが、最初の頃はなかなか自分でリーダーをやってパーティーを作ることもできず、どうしたらいいんだろ、ってずっと立ち往生することが多かったんです。
今のように、サーチコメントなんかもない時代で、種族とジョブだけで「コイツイラネ」なんて思われちゃう、そんなときでした。

いつものようにジュノにいたら、突然詩人さんから声がかかりました。
「あれ?席はずしてるかな?」
サーチしてみると、僕よりひとつレベルの高い詩人さん。
でも、特にその前にメッセージは入ってなくて、
「えっと、人違いです?」と僕が彼に返したら、
「いや、たれっとさんに聞いたのさwレベル上げいけるかな?」

人気のあるジョブである詩人さんから誘われたのがびっくりなら、ひとつ上のレベルから誘われるのもびっくり。
でも、藁にもすがる想いで、「はい、いけますー」とお返事。
すると、「確か戦士できたよね?サポ戦で来てくれる?」とのこと。
ちょうどそのとき、僕はモンク/白という組み合わせで、サポートジョブが白だったんですが、できたよね?ってことはオレのこと知ってる?ってふと疑問に思ったわけでした。

ともあれ、要塞に狩りに行ったんですけど、そのパーティーが彼のあったかい空気に包まれたすごい楽しいパーティーで。
しゃべりながらもきっちり仕事をこなし、ちゃんと人を立てるところは立てる。
なかなかできないことだと思うんスよね。
どうしたって、タルモンクで狩りをしていると、最近はそうでもないものの、当時は特に引け目を感じたりしました。
でも、彼はちゃんと自分の居場所、役割を用意してくれてて、それがすごくうれしかったのを覚えてます。

さて、狩りが終わって、解散した後、tellで「おかげで楽しかったよ。また組んでねー^^」とtellが。
こちらこそお礼を言うべきなのにな、まったく。。。
どうやら、前に何かの時に一緒になったことがあるらしく、そこで一回誘ってみようと思ってくれてたみたいなんスよね。
ただ、それからはレベル差もあって、なかなか一緒に組むことはなかったです。
おそらく、彼はしっかりとはしてたものの、まだ高校生くらいだったのか−早い時間からいつもログインしてまして。
でも、見かけるたびに手を振り返す中になって、しばらくが経ちました。
たまに会ったときに、話し掛けてくれて、「モンクは60になったら空鳴拳という技覚えて強くなるよー」とか「だまし討ちが使えるようになったらサポシーフもいいぞ」とか。
一人で模索しながらあれこれやってた時期だっただけに、そういうアドバイスをくれる人って本当に皆無だったんです。
だから、その言葉を励みに毎日モンク業に励んでたんですよね。
彼はもともと戦士も60以上あって、初期の頃からずっとプレイしてる大先輩だったんです。

やがてリーダーをすることにも慣れたし、意外にもどこにいても誘われることが多くなり、すんなりとレベルも上がっていきました。
そしてちょうど60になったその日。
僕はボヤーダで狩りをしていました。
すると、奥の方で僕に手をふる人が。−彼でした。
彼は詩人レベル59で、「くそー、先抜かれたーw」と言った後、「でも、60おめでとうー、やったね^^」と祝ってくれました。

そして、解散し、ジュノに帰った後、「そういえば、そろそろ闇王とか行ける頃だけど、どうなん?」と言われまして。
行きたいんだけど機会がないなあって言ってたら、「とりあえず行く気になったら呼んでちょー」とのこと。
当分機会がないだろうと思った1時間後、、、。
突然赤魔道士レベル60のフレンドから「一緒に闇王いこっか?」とのお誘いが。
ということで、急遽彼に連絡をして、次の日の朝早くからお手伝いしてもらったんわけなんです。
それが、ちょうど6月だったと記憶しています。

それからしばらくして、彼は詩人をストップしてるようでした。
理由は60以降の詩人に当時は歌が追加されなかったこと。
それにプラスして、信長の野望オンラインをはじめたらしく、だんだんと顔を見ることが減ってきました。
そして、やっているジョブもナイトをやっている姿を見かけることが多く、ちょっとさみしく思っていたんですが。
やがて、姿もふっつりと消えて、少し時間が流れました。

ある日、ジュノをぶらぶらしていると、突然「ういっす、ひさしぶりw」と。。。その詩人のフレンドからでした。
「俺、しばらく信長に専念することにしたから、タレちゃんにはしばらく会えなくなるかもしんない」
とのこと。ちょっと切なくなって、僕は駄々をこねました。
「えー、オレ一緒にPT組めるのすごい楽しみにしてたのに。いなくなるのはイヤだよ;」
でも、彼の中では決意が固い模様で、
「詩人も歌追加されないしさ。それまでのんびりしてくるよ」と言った後、
「タレちゃんの顔見にまた帰ってくるからさ。あと、それより、俺がちゃんと帰ってくるときまでに、双竜脚覚えとけよ?」。

−うん、絶対強くなって、技も見せてやるから。
 だから、必ず帰って来いよ。

それから、確かに2,3回、彼は顔を見せてくれてたんだけど、本当に僕と話してすぐログアウトするような感じでした。
「今特に話したい相手他にいないし、タレちゃんと会うだけでログインしてるw」って言葉がうれしくもあり、さみしくもあり。
しかし、やがて姿を見ることもなくなり。。。
僕もいつしか、モンクのレベルが65を超えて、双竜脚を覚え、それでも彼は帰ってきませんでした。
歌もレベル65どころか、70まで追加されたというのに。

今日、ふとそんなことをラバオにいるときに思い出しました。
モンクのレベルはもう最高の75。
夢想阿修羅拳という最強の技だって使えるようになって、それでも帰ってこない友達。
そして、ずっと怖くて試してなかったことを試すことにしたんです。
彼の名前を宅配の宛先のところに打ち込みます。
エラー音がでて、アイテムの欄にカーソルが動きませんでした。
そう、彼が1年間に渡って育てたキャラクターはもう消えてしまっていたんです。

 本当はずっと前からなんとなくわかってた。
 もう消えてるんだろうな、って。
 それでも、それを確かめるのが怖くて。
 本当に怖くて・・・。

技の一覧の双竜脚の文字を見て、僕はちょっぴり泣きました。
それから、アルテパ砂漠へと行き、そこのクモへと一発。
いつでもお帰りって、約束してた技見せてやる、って自分の中で準備してた言葉は、もう使えないんだってやっと認識できたんです。
それでも、お互いの想う心さえあれば、きっといつか合まみえるはずだから。
そう信じてるから、僕は想ってるんだ。
果たされない約束、なんかじゃない。
これは、これから果たす約束だと。

 
 
 

と、ここまでは、実は去年の12月に以前持っていたサイトの日記に書いた部分なんです(この時点では、本当はモンク72でした)が、今日その人から奇跡的にメッセがきたんです。
「約束果たせなくてごめんね。もうキャラ消えちゃってるしFFはやることないかもだけど、別のネットゲーで会いましょう」といった感じでしたけどねw
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プロフィール
HN:
タレ
性別:
男性
職業:
ホストと言われるけど違います(´・ω・`)
趣味:
音楽だいすっき!
自己紹介:
Bismarck鯖でぼんやりと生きています。
音楽大好き(聞くのも弾くのも作るのも)、それなりに拘るけどがむしゃらは好きじゃない、PTは会話がないとつまんない・・・そんなヤツの日常ですが、よかったら見てやってくださいませっ。

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